『寒露』後半(2023年10月15日~23日)のカードリーディング

オラクルカードメッセージ

今日は10月15日、雨の日曜日です。今は二十四節気だと『寒露』です。また、21日から『立冬』の前日である11月7日までは土用になります。土用とは季節の終わりです。今回は秋の土用なので、今は秋の終わりで、冬を迎える前の時期になりました。今回追加でひいたカードにも『Death 死』が出ています。(画像左側)これは物事の終わりを意味します。といっても別に恐ろしいことが起きるわけではなく、樹木が冬に入る前に葉を全て落とすようなものです。もし今、新しい葉を芽生えさせてしまっても、冬に入れば寒さですぐやられてしまいます。だから終わっていくものは終わらせるのが流れに沿っていることになります。

前回のカードリーディングでは、原因となる場所にワンド(棒)の7が逆位置で出ていました。

ワンド(棒)が象徴しているのは、火です。「理想に燃える」「火が消えたようだ」などが現すように、火は生命力の本質であり、活性化させるエネルギーの象徴でもあります。一方で方向づけされていない火のエネルギーは世界を燃やし尽くし、破壊します。

今回ワンドの7が正位置で現れたら、生きている実感や、戦いそのものが持つ活力を与えられて積極的に闘争している状況、それもアドレナリンに満たされた『陶酔に似た闘争』を表します。

でも今回は逆位置です。そもそもタロットで7という数は「あるサイクルの終わり」を意味します。また、今の季節も「秋の終わり」です。

すべて組み合わせて解釈すると、今まで感じていた「生きている実感」や、火のエネルギーを「勝つこと」「勝者であり続けるために防衛し、闘う」ことに注ごうとしても、「気分が乗らない」ということなのではないかと思います。

今までなら楽しかったことが、「楽しく感じない」のが本音だけれど、それでは憂鬱に沈みそうだ。それに今まで築き上げたものもあるし、今まで頑張ってきたのだから、また「戦わなければ!」と思うけど、そこまでの気力がない…というような「矛盾した気持ち」で気分が沈みがちなのが今期なようです。

それに対する追加のカードのメッセージは、「情熱を感じないことは、終わらせなさい」ということだと思います。

『46 Death 終焉』

このカードは変革の時、あるいは態度をすっかり改める時であることを告げ、古いものが消滅する前触れとなります。

それがどのような形で訪れようとも、万物に死はつきものです。

自らの灰の中から生気に満ちて復活し、風に乗って飛翔する不死鳥の姿をいつも胸に刻んでおきましょう。死とは物事の終わりを告げるライフサイクルの一部なのです。

このカードを引き寄せたあなたは、何事にも時があることを告げられています。

元気を出しましょう。

死を迎えると、あなたはやがて予想外の新しい人生に恵まれるでしょう。

喜ばしいことに、死にゆくものは肥料になり、新しいものを丈夫に育てます。

終焉は常に新たな始まりを暗示します。

The Wisdom Of Avalon Oracle Cards

前回OSHOの本を引用したので、また久しぶりに本を読んでいたら、「 私は自分が自分自身に飽きていることを発見しました。何の活力も感じません。私たちが何者であっても、自分自身を受け入れなさいとあなたは言いました。内なる喜びを自分が見失っているのを知っているので、私は人生を受け入れることができません。 どうすれば良いのでしょうか」という質問がありました。この質問が今期カードの状況と似ています。それに対するOSHOの答えは長いので、箇条書きにすると以下になります。

・自分が退屈しているのを知るのは、素晴らしい始まりだ。退屈するとは、あなたの生き方が間違っていることを意味している。だから「私は退屈しているので、何かしなければならない、何らかの変容が必要だ」と理解するのは素晴らしい。しかしそこで止まってはならない。

・退屈を感じるのは、その人が他人によって与えられた死んだ行動様式で生きてきたからだ。これはお金、権力、特権の問題ではない。それは本質的にあなたが何をしたいかという問題である。

あなたが自分に退屈するのは、あなたが自分に誠実ではなく、自分に正直ではなく、自分という存在を尊敬していなかったからだ。

・私が「あなた自身を受け入れなさい」という時、私はあなたの行動様式を受け入れなさいと言っているのではない。あなたに押し付けられたすべての事柄を拒否し、あなた自身、あなたの一番深いところにあるものを受け入れなさいと言っている。

他人があなたに期待しているあらゆる種類の責務を果たすことによって、あなたは無責任な人生を生きてきた。そのためあなたは活気を失っている。今まで生きてきた牢獄から抜け出すためには少しの勇気が必要なだけだ。まず飛び出しなさい。それから思う存分考えなさい。

と、ありました。(『Courage 勇気』OSHO KADOKAWA出版)

今回引いたカードでも『Standing Firm しっかり立つ』というカードが出ています。これは、人生で本当に重要なことを覚えておいて、その他のものを手放すことを勧めるカードです。

ただ、「手放す」というのは渦中にいるときには自分ではなんのことかわからないものです。

そういう場合、役に立つのは前回出たカードである「カップのペイジ」です。

このカードは、深刻さとは無縁な感じがします。後ろに描かれている波はシンプルで静かに流れています。このカードのメッセージは、まずは心を静め、流れる水面を眺めるように自身の想像力から沸き起こるものを楽しむというものです。(カードでは、カップから出た魚を若い男性が面白がって見返しています)

季節が巡るように終わるものは終わっていくので、あなた自身は身体をゆっくりさせ、いらないものは捨て、希望を捨てない態度が良さそうです。

次回は二十四節気『霜降』10月24日になります。

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