『立夏』後半(5月12日~19日)のリーディング

オラクルカードメッセージ

今日は5月12日(日曜日)です。暦の上では季節は夏になりました。

個人的に気になるのは、最大クラスの太陽フレア(太陽表面で起きる爆発現象)が8日から繰り返し大規模に発生していることです。地球の地場が大きく乱れる「磁気嵐」が発生したため、世界各地でオーロラが観測されたとか。また、茨城県石岡市の気象庁地磁気観測所では11日午前2時頃から532ナノテスラという乱れの大きさを観測したらしいのですが、500ナノクラス以上の変動は1991年(平成3年)3月以来約33年ぶりだそうです。こうした現象は、思った以上に人間に影響を与えます。ちなみに最大の磁気嵐が吹き荒れた11日午前2時くらいに私が飼っている猫(死期が近かった)が旅立ったので、余計に太陽フレアが気になりました。と言っても怖がっているわけではなく、「すべては良きことのため」で、転換期なんだろうと思います。

この場合の転換期というのは、地球(ガイア)が決めたことらしいです。

ガイア自体が宇宙意識で大きな変換を目指して動いていて、そのように決定されている。あとは神々とガイアの共鳴しているビッグウェーブに乗るだけだということ。

と聴いたことがありますが、前回のカードリーディングでは何もかもあなたが計画し、決定する必要はなく、物事が自然に流れていくのに任せるというメッセージがありました。

また、あなたの「今までのやり方」より、もっと素晴らしいものが待っていますが、この変化のプロセスに対し、あなたは不愉快になったり、試練が襲ってきたように感じるかもしれない。

そこで現在の状況と向き合うよりも過去の楽しい記憶に逃れたいという思いにかられますが、今までのやり方に執着するのをやめて、新しいやり方に心をオープンにすることが大切でした。

今回引いたカードのメッセージも、古いものを焼き、新しいものを生み出す炎を表すカードが出ています。

この浄化の炎は、今回は強く引き合う力で結ばれた近い人間関係で起きる可能性が高いです。

火のかぐつちの神のカード(画像下段)は、時空を超えた人と人との解決するべきカルマを燃やしてくれます。

顕在意識では意識していなくても、私たちは過去から未解決の問題を持ち越しています。

それはよく、家族や夫婦といったごく近い人々との間に存在します。

火のカグツチの神はその冷たい炎で私たちを過去に結びつけるエネルギーの縄を燃やしてくれます。

罪悪感や非難を燃やしてしまいましょう。

相手と自分自身を許して、新しい関係性を創造してください。

このカードは家族や自分のルーツを大切にするように伝えています。

故郷に帰って安らぎましょう。懐かしい風景はあなたを元気にしてくれます。

それから家族との時間を増やしましょう。この宇宙でお互いに出会うことができた奇跡に感謝をしながら。

日本の神様カード

注意したいのが、前回のカードリーディングでワンドの8が逆位置で出ていることです。

これは上下が正しい位置で出れば「愛の矢」、愛の表現を表しますが、逆になると「嫉妬の矢」になり、口論の可能性となります。自分と相手の双方の心の中にある疑いと混乱が原因になっているかもしれません。一時的には不愉快でも、過去のカルマを完了させる良い機会のようですので、しっかり意識の光を当てて、終わらせることを薦めます。

あなたが充分に目覚め、充分に敏感で、自分の人間関係をきちんと観察することができれば、相手によって微妙に変化する自分の言葉や姿勢や振る舞いを察知できるだろう。

最初は他人の変化の方が目につくかもしれない。だがそのうち自分自身の変化にも気づくはずだ。

企業の会長を相手にする時と守衛相手の時では微妙に話し方が違うだろう。

子供に話す時と大人に話す時でも違うはずだ。

どうしてか?

役割を演じているからだ。

会長に対しても守衛に対しても子供に対しても、あなたはあなた自身ではない。(中略)

あなたには相手だけでなく 自分自身についても(特に相手との関係で)何者であるかという観念的なイメージがある。

あなた自身が相手と付き合っているのではなく、あなたが考えるあなたという人物が、あなたが考える相手という人物と付き合っている。

相手の方も同じことだ。自分自身についてどんな観念的なイメージが出来上がっているかは、相手についてどんな観念的なイメージを作り上げるかに影響する。相手の方でも同じことをしているだろうから、2人の人間のエゴが向き合う関係では、実際には4つの関連的なアイデンティティが絡み合うことになるが、そのアイデンティティは要するに虚構だ。だから人間関係に多くの葛藤がつきまとうのも全然意外ではない。真の関係など、そこにはないからだ。

エックハルト・トール『ニューアース』

「同じやり方に執着すると、同じ失敗を繰り返す可能性が高い」というのは、「過去の役割」意識を捨てずに目の前の人と付き合おうとしているからのようです。ひとまず「何者でもない自分」として目の前の人間との関係を観察してみることも「愛の矢」を「嫉妬の矢」に変化させないために役立ちそうです。

でも一番大切なことは前回ひいた以下のカードと思います。

これは「輝きを現す」というタイトルのカードです。あなたの中には真珠のように輝く光があるので、それを輝かすことを薦めるカードです。

このカードが出るとき、大抵の場合、日常をつまらなく感じているか、なんとなく元気が出ないことが多いです。そんなときに「もっと明るく輝く」などという解説を読むと、どうしたら良いかわからなくなったものでした。

また、近い人間関係で「嫉妬の矢」に注意!と聴くと、何か構えてしまうものです。

しかし猫を見ていると、「あなたの中の光を輝かす」というのは、そんなに大変なことではなく「命そのものの性質」なのだとわかります。

昨日亡くなった猫は、最後はガリガリに痩せてましたが、最後まで「何か美味しいものが食べたい!」と言っていましたし、実際食べていました。また、もう一匹の猫を可愛がっていると「私の方を可愛がって!」と怒り、人間の年齢だと70代でしたが、老境に達することなく、素直に感情表現をしていました。そして自分に関心が向いて「愛されてる」と感じているときがとても幸せそうでした。

最後まで生きる気満々で、死ぬつもりもないけど心臓が止まったからさようならした感じです。猫は死ぬときに姿を隠すというのを今までは「死に場所を探して出ていく」かと思っていましたが、何匹か看取ってわかったのは、「それは違う」ということでした。「生きているから行動したけど、力尽きてぶっ倒れる」のであり、死ぬことなど考えていません。それを見て、「それでいいんだな」「生きるってたくさんやりたいことがあり、素敵なことなんだな」と学びました。やりたいことと言っても、何か食べたいとか、風を感じたいとか、ささやかなことで良いようです。

「立夏」のカードリーディングは、全体を通して「過去を手放す」ことがテーマです。それは難しいと考えていたけれど、猫を見る限り、そもそも生命は常に「いまにいる」ものなので、そのとき感じる「やってみたいこと」に素直に従い、結果に執着しないことが「過去を手放す」ことになるのかなと思いました。

次回のカードリーディングは5月20日『小満』になります。

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