今日は2月25日(日曜日)、二十四節気の「雨水」に入って一週間経ちました。
前回のカードリーディングでは、先月から「境界線」がキーワードとしてよく出てくることから「境界線が破られる約束や人間関係に注意するように!」というのが大切なことでした。
自分の領域を守ったり、他人の領域に侵入しないために重要なのが『力』についての自身の考え方です。「力がある」、「力がない」という概念に関係しているのは、チャクラでは第三チャクラです。場所は胸郭のすぐ下のみぞおちあたりになります。このチャクラのキーワードは、パワー、バイタリティー、自尊心、自信で、クレアセンシェンス(超感覚。虫の知らせのような感覚を受け取るところ)に関係しています。
なぜこのチャクラと『パワー、力、自信』が関係するかというと、虫の知らせを受け取っても、自分に自信がないと「受け取ったものを信じられない」ために、行動に移せないからだと思います。
今は春のはじめで、春たけなわに向かっている時期です。春のはじめに咲く花は黄色が目立ちますが、黄色の花は「優雅さや美しさよりも強さが宿っており、エネルギーが強い」そうです。(『地球人のための超植物入門』板野肯三著)
第三チャクラは別名「太陽神経叢のチャクラ」と言うように、このチャクラを代表する色は太陽の色、光の色である黄色です。このエネルギーの強さを適切に使うことが今期のテーマです。
今回追加で引いたカードには『5 Challenging Times 困難なとき』が出ました。(画像右側)
エゴは、自分自身のことや自分の価値観、人生の目的を理解する際に役立つこともあります 。しかし、他者の犠牲の上にエゴを大きくしようとすると、問題を引き起こすことがあります。
今、怒りのエネルギーが漂っているかもしれません。あなたは論争を煽っているか、誰かの論争に引き込まれているかもしれません 。
一歩引いて、この争いの背後にある本当の問題を検証しましょう。
もしかすると、何が正しいのかというよりも、より正しくあろうとすることが問題かもしれません。
そして表面上は穏やかに見えても、水面下で対立している力関係を感じ、いつもより立ち振る舞いが難しいと思うかもしれません。
あなたの直感と知性を使い、実際には何が起こっているのか突き止めましょう。
競争は刺激になる一方で、人間関係にとっては破壊的なものになります。これを避けるには、言葉にしたり行動する前に考え、正直さと愛情から発言し、行動することです。
ジョン・ホランド『サイキックタロット・ハートオラクルカード』
このカードが出てくるということは、春の中心に向かう芽吹きのエネルギーを適切に使えない可能性があります。
使えないというより、使おうとし過ぎて空回りしている、という方が適切かもしれません。人間も自然界の一員なので、芽吹きのエネルギーを感じて気合いが入り過ぎているようです。やる気に満ち溢れて競争心に火がついたり、自分のやり方が人より正しいことを認めさせたがっている状況が思い浮かびます。
今年は辰年なので、虚気になりやすいと以前書きました。それは上昇するときはどこまでも高く上がれるように感じ、実際に上がっていきます。でも落ちるときは、間髪なく真っ逆さまに落ちていくという状況になりやすいということでもあります。あまり自分に酔いしれず、他人にも入れあげないことが大切です。
もう一枚引いたカード(画像左側)は『4 クイーン』です。
クイーンは、自尊心、自信、堂々と振る舞うことの大切さをあなたに教えるために現れます。今こそ、静かな威厳を保ちながら他者との間に一線を引く時です。
このカードも境界線について注意しているので、具体的な何かから離れようとしているタイミングなのかもしれません。
前回も書きましたが、今は思いつかなくても、「今、これしかないと思い込んでいること」以外に選択肢があるようです。今までとは違う新しいスタイルがあなたを待っているようです。それが前回引いたカードにも出ています。
このカードは『冒険に乗り出す』という題がついていて、副題には「私は、この世界にある美しいものを満喫します」とあります。これが意味するのは、思い切って安全ゾーンを抜け出すと人生の素晴らしさに気づくということです。
今までのカードと関連させて解釈すると、あなたがいつもやっていることを違うやり方でやってみることや、あなたの境界線を越えて普段の振る舞いの殻を破ることが、ここで言う「冒険」の内容です。
それは頭で考えて思いつくやり方ではなく、第三チャクラで受け取る直感に従うやり方なようです。
これも前回引いたカードです。「自分の存在の深いところからコミュニケーションを取る」というカードで、今回引いた『クイーン』のカードとも共通します。そして前回タロットではカップのナイトも出ました。
カップのナイトは、白馬に乗った王子様のイメージもありますが、今回の流れで見ると、具体的な人物というより、心を浮わつかせる幻想を暗示しています。このカードは、タロットの「死」のカードとよく似ていて、変容を促します。
もし「カップのナイト」が義務や欲望に引きずられることがなかったら、 また、もし彼が外の世界との関わりから逃避することなく、本物のビジョンに従ったとしたら、彼のエネルギーは自分の内なる世界の探求へと向けられることになり、彼は自分の中の奥深くへと進んでいくことができるでしょう。
レイチェル・ポラック『タロットの書
今期はパワフルな流れがありますが、一歩間違えると、パワフルが行き過ぎて「怒り」に変化してしまう危うさもあります。
自然のリズムを信頼して、なるべく静かな時間を持つ方が、あなたに用意されているものが「適切な時期に」開花するようです。
次回のカードリーディングは3月5日『啓蟄』になります。
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