【2025年6月12日〜20日 二十四節気『芒種』後半 オラクルカードリーディング】

オラクルカードメッセージ

6月5日(木曜日)から二十四節気9番目の節気『芒種(ぼうしゅ)』に入りました。

芒とは、稲や麦など穂先にある突起のことで、種をまく季節をあらわします。
田植えが終われば梅雨入り。

梅雨どきは「清算のパワー」が働くときとも言われ、
見ないふりをしてきた感情や関係性が浮かび上がりやすくなります。

そしてこれからは、陽の気が満ちる夏至へ向かう流れの中。
普段はなかなか手放せない執着や、心の奥で見直したほうがいいものに気づけたなら、
この時期こそが、その“整え直し”のチャンスです。


今回は、芒種の**後半(6月12日〜20日)**に向けたオラクルカードリーディング。
カードは、コレット・バロン=リードの『エンチャンテッド・マップ オラクルカード』から3枚を引きました。

芒種前半に行ったタロットリーディングでは、
「戦車」や「力」のカードが出ていたことから、意志の強さや前進への決意が見えていました。

後半では、それを実際の行動にどう移していくか、
どんな姿勢で“心の種まき”を行えばよいかを、より具体的に見ていきます。


❇️ 今回引いた3枚のカード

1. 黄金の宮殿(逆位置)/Golden Palace(Reversed)

「安全とはこうあるべき」と、あなたが固く握っているものをそろそろ手放す時期です。

「もっと安定を」「もっと足りなさを埋めなければ」という思いは、
本来の豊かさの流れをせき止めてしまうかもしれません。

潮の干満のように、豊かさにも流れがあります。
引き潮のときに怖れから動かず、信頼して待てるか。

いま問われているのは、「何を守るために手放せずにいるのか?」
そして、「それは本当に、今のあなたに必要な安心なのか?」

あなたが手放したとき、その空いた場所に、
“見えなかった宝物”が姿を現しはじめるかもしれません。


2. 深い凍結(正位置)/Deep Freeze

このカードは、一時停止と内的再生の時期を示します。

すぐに行動することではなく、静かに“動かない”ことが、
次のサイクルに向けての大きな準備になるのです。

あなたが今取り組んでいることが、
一見、進んでいないように見えたとしても大丈夫。

それは“まだ花開く準備ができていない”というだけ。

まるで、冬の土の中でゆっくり根を張っている球根のように、
目には見えなくても、必要な変化はちゃんと進行しています。

今は休息を大切に。争いを避け、感情を立て直す時間を持ちましょう。


3. スパーク(正位置)/Spark

この3枚目のカードは、美しい火花のようなエネルギーを象徴します。

あなたの中に眠っていた創造性が、今まさに灯ろうとしています。

「本当はこうしたかった」
「私のなかにも、輝きがあるんだ」

そんな気づきに、静かにオープンになることが求められています。

この火花を打ち消さないように。
人と比べず、評価を気にせず、
“楽しい”という感覚のままに、その感性を表現してみてください。

スパークのカードは、共同創造のエネルギーも司っています。
他者と力を合わせることで、あなたの火はより大きな光となっていくでしょう。


🌾 芒種の後半に寄せて

今回の3枚は、まるで一つの流れの物語のようです。

  • 「恐れや不足感からくる執着(黄金の宮殿・逆)」
  • 「今は静かに“凍らせておく”ものがあること(深い凍結)」
  • 「その内側で育っている創造の火(スパーク)」

何かを急いで“形”にしなくてもいい。
むしろ、“かたちにならない何か”のなかに、
本当の種が宿っているのかもしれません。


芒種は、「清算」と「種まき」が同時に起きる節目。

終わらせることで、始まる。
失うことで、新しい光が宿る。

この時期のあなたが手放そうとしているものは、
もしかしたら「もう守らなくていい何か」なのかもしれません。

そしてそれは、新しい創造性が芽を出すために必要な空白。

この芒種の終盤が、
あなたの内側の“静かな芽吹き”と再会する時間となりますように。

そして、6月30日の夏越の大祓。
あなたの中にたまった“半年分の荷物”を、そっとおろしていけますように。

次回のカードリーディングは6月21日『夏至』になります。

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