二十四節気『小雪』のアクション!

オラクルカードメッセージ

今日は2023年11月26日、小雨の日曜日です。22日から二十四節気で『小雪』に入りました。前回のカードリーディングで読み取れるのは、今は何らかの節目であり、視野を広げて発想を転換することが大切でした。ただ、本人にとっては困難な状況がずっと続くように感じられ、身動きができないと思い込んでしまう可能性がありました。

そこで今回は、今期「何をするべきか」を明確に教えてくれるカードスプレッド(カード展開法)を使うことにしました。

まず、あなたが認識しているけれど、どこかで避けたい、逃げたいと思っていることについては『20 審判』が逆位置で出ました。(画像一番上のカード)

このカードには審判のトランペットを吹きならす天使と、十字の旗が描かれています。十字が象徴するのは、クロスロード(岐路)です。

このカードが出た時点でわかるのは、人生において、何らかの大きな変化を起こすかどうかを決める岐路に立っているということです。

特に今年後半、今までの考え方や物事に対する対処の仕方が、自分でも気付かぬうちに死(終わり)を迎えてしまいました。人生の進路を変えるときです。それはあなた自身も薄々気付いているはずです。

これまでの状況は死を迎えてしまった今、必要な変化やチャンスを受け入れることが大切ですが、あなたは変化そのものを恐れているため、それに抵抗しているようです。でもこのまま心の底から聴こえてくる呼びかけ(Calling)を聞こえないふりを続けると、良くない状況は続き、停滞や閉塞感を味わいそうです。

今回のカードで唯一上下が逆になっていないカードは、カップの4です。(画像一番下)

このカードは「あなたが認識していないけれども学ぶべきこと」を表します。それは「ふさわしい時期が来るのを待つ態度」です。

目に見える結果を早く出そうとするのではなく、自然界のリズムを信頼して委ねるような態度です。といっても、その期間にやることはたくさんあります。決まりきった毎日から抜け出し、前に進む原動力を手に入れるには発想を転換する必要があります。発想の転換なくして行動しても、良い結果は得られません。自分が授かった能力や、回りに転がっているチャンスに気付けるよう、時間をとって内省するときです。

今期用心すべきこととして『ワンドの9』が逆位置で出ました。(画像真ん中、一番左側)

今は無理やり動くときではありません。弱さを隠すために自己防衛的態度を取り続けても、ただ消耗するばかりで良い結果に結びつきません。

何に対して戦い続けるかというと、それ自体は過去の事に端を発しており、依然体験したことです。「戦う」と書きましたが、軽率さや臆病さも含みます。他に解決策があります。他人の視点やニーズに対してオープンになる時です。

あるいは、もしかしたら「自分の手には負えないものを引き受けてしまった」と気づくかもしれません。その場合は、自分は適任ではなかったことを認めて、新しいことに移るのが最善の行動です。そして過去の問題が再び出てこないように注意深くなることが大切です。

今の状況から引き出すことができる有益でパワフルなことを表すカードには『13 死』が逆位置で出ました。(画像真ん中一番右側)

これは先ほど書いた『審判』と重なります。必要な変化と変容を避けるのはやめて、未知のものに向き合う勇気が必要です。身動きがとれない状況にあるのなら、それが変化のチャンスになります。なぜなら、あなた自身が変わることで状況は変化し、障害は消え去ることが暗示されています。目に見える結果が出るにはまだ時間がかかりそうですが、意識を転換することで新しいアイデアが生まれます。

最後に一番大切なカード、「何をするべきか」について見てみます。(画像真ん中の列の中心)ソードの8が逆位置で出ました。自分自身の目隠しを外すことが、今やるべきことです。

自由のはじまりは、自分自分の目隠しを取り去ったとき、言い換えるなら、自分がどんな状況に置かれているのであれ、どのようにしてそうなってしまったのか、自分が何をしてきたか、 他人が何をしてきたか(特に自分を縛った人々だけでなく、同じような状況にいる他の人々も)、 そして状況に対して自分が今できることは何かを、私たちがはっきりと理解する時にやってきます。

多くの場合 、「ソードの8」の逆位置は、抑圧された状況からの解放、少なくとも解放の最初の一歩、つまり物事を可能な限り明瞭に見つめていくことを意味するでしょう。

これは明晰さを持って状況の全体像を見て、自分が考えているよりずっと多くの可能性を持っていることを発見しなさいという意味です。

レイチェル・ポラック『タロットの書』

タロットでは目隠しをされた女性の絵が描かれていますが、今あなたが取るべき行動として、まず「その目隠しを外しなさい!」とカードは伝えています。

前回のリーディングでは大アルカナ『8 力』が逆位置で出ました。そしてこの女性は、目隠しにより動けなくなっています。これが意味するのは精神的混乱です。「あなたは無力です」という考えを受け入れてしまっています。

なぜならあなたは状況について考えすぎてしまう傾向があるため、窮屈な思い込みにとらわれて、自分は無力だと感じてしまったようです。過剰な自己批判の結果、自分を抑圧しています。

つまり、今取るべきアクションは、自分は無力だという「思い込みを外すこと」

思い込みを外さないまま行動しても、良い結果は得られません。

『小雪』期間中やるべきことは、自分の行動を見直すことです。普段のやり方や何気ない判断は無意識の選択によりますが、すべての選択には自分が何を信じているかが現れます。

今期は自分がどのような信念を持っているのか内省することです。誰でも本来、どんな変化にも対応できる「力」を持っています。

その「力」は世間体や物質的達成にこだわることとは関係なく、Calling「呼びかけ」に応えることで得られそうです。

「呼びかけ」とは、神から与えられたその人独自の役割のことです。というと大げさに感じますが、「これをやってみたいな」や「これはしたくない」というあなたの中の小さな声です。

今回引いた『審判』の逆位置のカードは、トランペットは鳴っているのに、それを信じようとしないこと。呼びかけがなされているのに、応じていない状況です。

映画『バグダットカフェ』の主題歌 Calling youは、独特のメロディーでコーリングユーと歌い続けるのが印象的ですが、この天使のトランペットの音が現すのも「呼びかけ」Calling です。『Calling you』の歌詞には、

I am calling you. 私はあなたを呼んでいる

Can't you hear me. 聞こえないの?

I am calling you.私はあなたを呼んでいる

というのが繰り返されます。その「呼びかけ」は世間から聞こえてくることはなく、ネットの中にもありません。静かな時間で自分とゆっくり向き合うことで聴こえてくると思います。

I can feel a change is coming. 変化が訪れているのを感じる
Coming closer sweet release. 近づいてくる甘美な解放
I am calling you. 私はあなたを呼んでいる
I know you hear me. 聞こえているのはわかっている
I am calling you.私はあなたを呼んでいる

派手な「アクション!」ではありませんでしたが、12月6日までは、これから起こる変化を怖れないことが求められています。

考え方が変わることで多少の居心地の悪さを感じるかもしれませんが、『発想の転換をし、新しいチャンスを受け入れて、自分の力を信じること』というのがカードから読み取れます。あるいは、信じられる自分になれるように日常を送ることも大切になりそうです。今期は地味ですが、大事な期間になりそうです。

次回のカードリーディングは12月7日『大雪』になります。

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