十五夜のカードリーディング

オラクルカードメッセージ

今日は9月29日、十五夜になります。前回の『秋分』のリーディングでは今期は方向づけされていない無秩序なエネルギーが覆う結果、何かと戦う気持ちになって誰かや何かと競争したり、心のなかで葛藤したり、情緒不安定になりやすいようでした。

23日秋分の日から1週間近く経ちましたが、いかがでしょうか?

今日は十五夜、中秋の名月になります。中秋は旧暦8月15日の名称でもあります。

昨夜月を眺めたら、すでに見た目は満月になっていて、月の輪郭が青く光っているのが印象的でした。今日の月は『月々に月見る月は多けれど、月見る月はこの月の月』といって愛でられてきたお月様です。現時点でお疲れ気味の方はこのタイミングで仕切り直しをすると、よい結果を生むと思います。

今回引いたカードは、画像左側が「29 風の精」のカード、右側が「ともだち」のカードです。

前回のカードの結果と合わせて解釈すると、今は本当に進むべき方向に焦点を絞ることが大切です。古くなって役に立たないものを切り捨てて新しいやり方を取り入れることがテーマです。

「古くなって役立たなくなったもの」といっても、それはまだちゃんと機能していてあなた自身が「捨てるには惜しい」と感じるようなものです。

たとえるなら、若い頃と全く体型が変わってない人が、若い頃に買ってよく似合った服(それも高価だった)がどうしても捨てられないような気分です。でも、自分を見て思うのは、体型が同じでも似合うものは変化するので、昔のものはやっぱりどこか変というか、今の自分に似合いません。曇っていない目で自分をみれば、洋服でも、生活スタイルでも、多少アップデートしながら生きていったほうが無理がないと思います。

昔、アメリカのテレビ番組で、「今のあなたに一番似合う服、髪型に有名スタイリストが大変身させる」という企画がありました。そこで覚えているのが「もっと素敵に変身したい!」と元気に申し込んできたはずなのに、若い頃に買った服をスタイリストが「これはもう駄目ね」といってクローゼットから処分しようとすると、「絶対捨てたくない!」と泣き叫んで怒りをあらわにした人でした。最後には、にこにこ笑顔で素敵に変身を遂げていましたが、気に入っていた過去を手放すときは、周囲に当たり散らしたくなるくらい葛藤が激しいものなんだなと記憶に残っています。

何かを終わらせるときは葛藤が襲ってきやすいので、特に注意が必要なことを「風の精」のカードは伝えています。このカードは知性、分析力を使って衝動的な行動を慎むことを勧めています。

前回タロットではカップの1が逆位置で出ていました。カップというスートは、水を表します。水は生きていくときに欠かせないものですが、過剰になれば洪水を起こし、すべてを壊します。今回はある種の「過剰さ」があります。過剰な心配や不安、不満が集中力を邪魔し、望みを達成することに遅延や困難さをもたらしそうです。

改善したい状況がある場合、あなたには変える力があるので安心してリラックスする時間を持つほうが結果的に良さそうです

「Friendship ともだち」のカードは、たとえたくさんすることがあって忙しくても、友達と楽しく過ごしたり、遊ぶ時間を持つことを勧めています。

ビジネス絡みではなく、無条件で見返りを求めない「ともだち」と遊ぶ時間を持つことで、あなたのクリエイティブな部分が刺激されます。

すると、あなたが果たすべき責任を違った角度で見ることができるようになり、あなたの「力」が強化されます。「責任」として具体的にカードから読み取れるのは、家族の問題、そこに経済が絡んでいます。もし相続が絡んでいるなら、戦いに突入する前に充分な資力が備わっているか確認したほうが良さそうです。

今日の満月のタイミングで葛藤を手放すと「雨降って地固まる」ことになりそうです。

次回のカードリーディングは10月8日『寒露』になります。

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