今日は7月1日(土曜日)です。基本的に土日にブログを更新することにしていますが、次回の7月7日からはじまる二十四節気『小暑』まではまだ早すぎるように感じますので、明日7月2日からはじまる半夏生についてカードをひくことにしました。
半夏生(はんげしょう)とは雑節のひとつです。「雑節」とは、二十四節気の他に、一年間の季節の移り変わりをより的確につかむために特別に作られたものです。半夏生の他に、彼岸、八十八夜、土用などもあります。
半夏生とは、太陽が黄経100度を通過した日で、夏至から11日目にあたります。
半夏生は梅雨の終期にあたり、農家の人たちはこの日までには 田植えを済ませ、どんな気候不順な年でも、この後は 田植えをしないという習慣があった。八十八夜とともに 江戸時代の農民にとって重要な雑節の一つであった。
「半夏生前なら半作とれる」という言い伝えは 、田植えが遅れても、半夏生の前であったら平年作の半分までは収穫できるという教えである。
半夏とは、もともと 仏教で、90日にわたる夏安吾(げあんご)の中間、45日目の称である。
半夏は、畑地に生える「からすびしゃく」という サトイモ科の多年性の毒草のことで、 6月頃、緑色を帯びた鞘ができる。半夏生とは 、それが 生える時期ということになる。その球茎は生薬として用いられ、その茎は「ほそぐみ」と言って、漢方薬として ツワリなどに用いられる。
半夏生の頃には、天から毒気が降るとか、地が陰毒を含んで毒草を生じるなどという言い伝えがあり、たけのこ 、わらび、野菜を食べること、竹林に入ること、種をまくことを忌む風習があった。
『現代こよみ読み解き事典』
今が自然界でどういう時期かわかると、どういう生活をした方が良いか、アウトラインを把握することができます。
夏至で陰陽の陽気が最大になったので、陰気が強力に働きかける時期なのだと思います。食べてはいけないとされる竹の子も山菜も、食べ物を陰陽にわけたとき陰性が強いものです。陰陽が切り替わるときなので、体調にも注意が必要な時期なのだと思います。
夏至の期間は「今後の見通しを立てるのに良い時期=未来への種まきのような時期」でしたが、最後の5日間つまり半夏生の期間は、一旦「休み」を入れた方が良さそうです。この5日で願望について(結果について)いろいろ考えたり、焦って行動を起こすことは、せっかく植えた種が芽を出したか確認するためシャベルで掘り起こすようなことになりそうです。
また「太陽黄経100度」という100という数や、夏至から11日目というような「ゾロ目」の数が出るときは、大切な区切りになるように感じます。
そこでカードをひいたところ、画像左側に『52 ミステリー』The Wisdom Of Avalon Oracle Card 右側に『15 Revelation 』Path of the Soul oracle card が出ました。
Revelationはいろいろな意味がある言葉です。カードの解説では「開示」と訳していましたが、真実が明らかになること、私の持っている辞書では「暴露、すっぱぬき」とあります。意外な新事実、新発見、ひらめきを伴うような嬉しい驚きの感情も指すようです。また、「啓示」という意味もあり、特に聖書の黙示録を指す言葉でもあるようです。
もうひとつのカードでは「ミステリー」が出ました。
このカードの道しるべは、あなたを予知不能な「ミステリー」の旅へと向かわせます。
そこは万物が創造され、まだ姿をなさない聖域なのです。ミステリーは真のパワーと可能性への道を示し、立ちどころに目的を叶えます。運命や宿命という予知不能な力があなたの人生に働いていることを教えているのです。
実際にあなたが完全に理解できない力、あるいは コントロールできない力があなたの周りで魔法を紡ぎ、あなたの真の目的を叶えさせるのです。
ただし、次のように 戒めています。
ミステリーはあなたの都合などお構いなしに、定められた時にだけ明かされるのです。
ここでは人間の影響や 知性を超え、時空を超えて宇宙の法則が働いているのです。そのパターンは後に明らかになるでしょう。
あなたの道に ミステリーが「聖なる旅の道しるべ」として現れる時、あなたの味方になれるのは、 完全な信頼と最大の自信だけです。
ともすれば あなたは後退しているように感じる時もあるでしょう。しかし実際に螺旋形を見れば、それは回転しながら上昇しているのです。とはいえ しばらくの間は上昇しているように感じられないかもしれません。
しかし あなたは実際に上昇し、成長しています 。ミステリーを信じ、前進あるのみです。
今あなたの人生の糸が、美しさ、 品性 、強さ 、目的と共に ミステリーの模様に織り込まれています 。この道しるべはあなたが正しい道を歩んでいることを告げる、深淵で幸先の良 前触れです。
以上が解説書そのままです。
以上の解説とRevelationのカードと、今の時期の自然の流れをすべて合わせて解釈すると、今はすべてがあなたの目の前にさらけだされる(開示される)時期なので、あなたの意識は流れについていけないかもしれません。多分今まで無意識に見ないことに決めていた「不愉快なこと」も開示されるかもしれません。そのため、出来事だけみると停滞しているように感じることも多そうです。これは「あなたがこれまで真実と思っていたことは、全体のほんの一部に過ぎなかった」ことに気付くエネルギーが注がれているからで、良い方向に向かっています。
まだ現実化してない領域ではすでに新しいことが創造されているので、ここで「それは違う!」などと抵抗しない方が良さそうです。
大切なのは「新しい見解のもとに生きること」それは今期見つけたはずです。半夏生を終えたら、引っ越しや転職など新しい環境、新しい何かがはじまる方もいそうです。今は「見えない力」に絶対の信頼を持つことができるかが今後の鍵になるでしょう。
「見えない力」といえば、先日雑誌『ムー』7月号を読んだら、「共時性シンクロニシシティの量子力学」について特集されていました。これについて書くとまた長くなるので省略しますが、これを読むと、シンクロニシティという現象は、心理学の世界だけの話ではなく、物理的な量子の相互作用について発生する現象らしいです。また、時間を巻き戻す、あるいは未来が過去に影響を及ぼす「逆因果律」は量子の世界では実際に起きているなど、今までとは新しい見方が「開示」されていました。
また同じ雑誌に「AIが描いたイエス・キリストの顔」もありましたが、私はなんとなく「こんな顔だったろうな」と納得しました。優しげな顔でした。その記事のなかに「クロノバイザー」という装置についての話がありましたがそれも面白かったです。
公開予定の映画『インディ・ジョーンズ 運命のダイヤル』のテーマはクロノバイザーらしいです。
クロノバイザーとは、バチカンが隠し持っているとされる「過去を見る」装置で、ペレグリーノ・エルネッティという神父率いるタスクチームによって第二次世界大戦勃発直前のタイミングで発明されたという装置です。「そんなこと嘘に決まっている!」というのが普通でしょうが、量子の世界について読んだあとなので、この装置の実在はあり得ると思いました。
多分霊視する人はこういう感じで過去の画像を見ているのでしょう。というか、過去も「今」起きているから画像として映し出されていると思うので、すべて「いま」というのは真実かもしれないです。そうなると、カードで占うというのも意味があるなあ、など興奮しましたが、人に説明できるほどわかっていないので、ここでやめます。
何を書きたいかわからなくなってきましたが、7月7日までの数日間は、安心してゆったり過ごすのが良い未来を現実化させるコツのようです。
良い日々をお過ごしください。
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