大寒後半(2024年1月26日~2月3日)のメッセージ

オラクルカードメッセージ

今は冬の土用、二十四節気だと『大寒』、旧暦だと2023年の年末(卯年の最後)です。

前回書いたことは、今は冬から春という季節の変わり目であり、卯年から辰年、癸水から甲木という干支の変わり目であり、「今までの10年間」という船から「新しい10年間」という船に乗り換えるタイミングであるということでした。

新しい流れがくる前の予兆を無意識に感じるために「何かはじめよう!」と新しい予定、約束や契約を結びたくなるときですが、まだその時期ではないということが大切でした。

むしろ今は過去を振り返り、終わったことは「墓にいれる」時期でした。「停滞を解消するには、まずは過去を完了させること」それは今回引いたカードにも表れています。(画像右側忘れな草のカード)

Past-life healing 過去世の癒し

今の状況は過去での記憶や体験によって引き起こされたものです。過去を癒せば、現在も癒されます。

あなたが置かれている現状は、過去世の問題が原因となっています。エネルギーを浄化し、学びを得なければ、同じサイクルから逃れることはできないでしょう。

「忘れな草」 は人生のバランスを整え、トラウマを癒します。忘れな草の写真を持ち歩いたり、枕の下に入れたりしましょう。

このカードは、あなたが過去に傷つき、騙され、感謝されず、利用され、虐待された事実を示しています。あなたは強くなり、健やかとは言えない状況から抜け出しました。でも意識だけはまだ過去に執着している傾向が否めません。

過去の体験から学び、負の感情とエネルギーは、元からあった場所に置き去りましょう。

あなたの将来の人間関係はバランスが保たれ、与える機会と受け取る機会が親しくなります 。あなたは自ら愛を与えることと同じく、愛されて当然なのです。

Flower Therapy Oracle Cards

過去世とありますが、過去世を知るためにサイキックに会いに行く必要はありません。多分過去に完了できなかったことを完了させるために今生があるので、今の自分を見れば充分です。

ただ、前回は第3チャクラのバランスが崩れやすく、「境界線」がキーワードになるとのカードが出ていました。

これはゴブリンのカード(画像左側)が出ている今、大切なことです。ただ日本で普通に成長すると、「境界線」は理解が難しく、実践するのはもっと難しかったりします。以下を読むと「境界線」について、わかりやすいと思います。

境界線を引くことで支配されなくなる

本当の自分を生きるために大切なのは 境界線を持つことです

自分に関係のあることと、ないこと。必要なことと、必要ないこと。

その間に、目には見えない境界線をはっきりと引いてください。あなたが自分の可能性を最大限に引き出しながら生きるために、ぜひ必要なことです。

まず、自分の人生に必要ないもの、招き入れたくないものを明確にするために、紙にリストアップしてみてください。たとえば退屈な付き合い。自分への不当な扱い。心ない言葉や嘘。利用されること。余計な干渉……。

どれも「私はいらない」と決めてください。「ここからは絶対に人に入らせない」という基準を設けましょう。

自分を愛し、尊んで生きはじめると、人が土足で侵入できない境界線ができていきます。

「私は自分の境界線を持ちます。 何も私を支配できません」と アファメーションを言うのも効果があります。1日に何度でも言うといいでしょう。

この境界線はあなたの意識に植え付けるものですが、不思議なもので周りの人もその存在を感じ取ります。あなたの生き方や言動にそれが現れるからです。すると彼らは、あなたを支配したり、操作したりしなくなります。

誰に対しても同じ境界線を引いてください。「この人は特別」という例外を設けてはいけません。境界線を引くのは、人との交流を断つこととは違います。むしろ逆で、お互いの境界線を尊重し合える、より良い関係を人との間に築けるようになるのです。そういうポジティブな関係こそ本物の絆となります。

新しく出会った人と付き合い始める時は、自分の境界線をはじめに正直に伝えておくといいでしょう。

境界線を引いているつもりでも、時には誰かがあなたを支配しようとしたり、あなた自身が誰かに感情移入してしまうことがあるかもしれません。その時あなたの境界線は守られていません。

境界線を超えてくる存在がいたら 「私は不快に感じています」「私は誰の指図も受けません」 と冷静に、正直に伝えましょう。それが通じない相手なら、さようならを言うべきかもしれません。

また自分の境界線を守り抜きたいと言いながら、あなた自身が他人の境界線を超えるべきでないことは、言うまでもありません。

『幸運体質になれる浄化ブック』ウィリアム・レーネン 伊藤仁彦訳

「境界線」については、「誰に対しても同じ境界線をひく、例外を作ってはいけない。そして自分も相手の境界線を大切にする」というのは、大事なポイントだと思います。そうしないとすぐに境界線は破られ、自立できません。

この本の著者のレーネンさんが言っていたことで、もうひとつ感銘を受けたことがあります。それは「私は自分が機嫌が良くないとき、そんな自分を許します。でも身近な人には『私は今日は機嫌が悪いので話しかけないでください』といいます」と書いていたことでした。

機嫌の悪さを隠しながら他人と接するより、公園や森に出かけて樹木にネガティブな感情を吐き出す方が良いそうです。なぜなら、樹木はネガティブなエネルギーを宇宙に解放してくるからだそうです。つまり、木に話を聴いてもらうそうです。私はこういう話が好きなので、最近も『地球人のための超植物入門ー森の精が語る知られざる生命エネルギーの世界』板野肯三著という本を読みました。これを読むと、樹木に話しかけるというのは、人と話すときとは少々やり方が違うことがわかります。

植物の魂は、普通はナイーブで直感的である。 だから人間が頭の中で考えていることをそのまま投げかけても、理解できない。

でも、今日は花がきれいに咲いているね、と思えば、その思いは相手に伝わる。その時それにこたえて嬉しそうにしているのだが、私たちがわからないだけなのである。

なぜわからないのかというと、私たちが、その花にも魂があり心があって、思うこともできるということを考えてもみないからだ。その花が喜んでいる姿を想像できず、そんなおとぎ話みたいなことがあるはずないと思い込んでいるからなのである。この世で生きてきた経験や知識が、否定するのだ。

ないと思っているものは見えない。

これは 哲学的な認識論でもある。

だから、やはり一番大事なことは、植物にも心があるということを知ることだろう。植物にも魂があるし、意識もある。植物の方は、自分のことをどういう風に見ている人なのかということは、よくわかっている。自分がモノだと思われているのか、あるいはひとつの魂を持つ存在として認められているのかでは違うのである。魂を持つ存在として認められているということ自体が、愛を感じることであるし、モノと思われるということは、無視されるということだからだ。それだけで、変わってくる。

といっても、植物の思いはかすかなことで、あまり普通に人と話をするように、何か声が聞こえてくるとか、そういう風には思わないでほしい。ただ、相手にも魂があり、心があるのだと思っていると、なんとなく伝わってくるものがある。そういうことを大事にしていくということである。(中略)

心の中に 悩みがあったり、疲れていたり、生きる意欲がなくなっていた時は 、一輪の花を活けて、その花に自分の心を開いてみてほしいのだ。その花はあなたのことを思ってくれている。きっとあなたのことを助けてくれるはずだ。 その思いを受け取るかどうかは、あなた次第である。そういうことなのだ。

花のエネルギーには、癒しがあるし、美しさには、汚れを断ち切っていくような強さもある。あなたがそれに気がつけば、そういう力が働き出す。 それが植物たちの力でもあるからだ。

『地球人のための超植物入門ー森の精が語る知られざる生命エネルギーの世界』板野肯三著

この考え方は、日本の神道や、ハワイのホ・オポノポノにも通じます。植物に話しかけるというのは、一方的に話すというより、こちらがどこまで心を開けるかが大切なようです。

とはいえ、カードを見ると、今期はゴブリンのカードに代表されるような問題が表れやすいです。でも多分、悩んだりイライラするときほど、「どれだけ植物に心を開けるかを近くの公園で試してみる」ことにエネルギーを注ぐ方が問題を大きくしないと思います。

ゴブリンに出会う時、あなたがしていることをやめ、動機を確認する必要があるでしょう。

あなたは身勝手な行動をしていませんか?

未解決の過去の問題を引きずり、まだ癒す必要がありますか?

今度こそ、自分の姿をじっくりと眺めて 自己評価を下し、次の一歩を踏み出すチャンスなのです。

ゴブリンは傷ついたプライドとその影響を象徴します。あなたの中に押し込められた心の闇が疼いているか、あなたと他者との力関係について 警告を発しているのです

というのがゴブリンのカードの意味するところですが、土用の時期にほぼ毎回出てくるメッセージです。これから2月3日までは、ネガティブなエネルギーに巻き込まれないように境界線をひくこと、タイミングを待つことが大切なようです。孤独を感じるときこそ、樹木や花に話しかけるという右脳を使ったコミュニケーションを積極的にとることも良さそうです。

次回のカードリーディングは旧暦の新年、2月4日立春になります。

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