大寒(2023年1月20日~2月3日)の感想

オラクルカードメッセージ

あと一週間で立春です。前回の大寒のカードリーディングでは『変容』がテーマでした。カードを引いてから一週間くらいたつと、カードのメッセージの内容が具体的にわかってきます。あなたにとってどんな一週間でしたか?

私がこの一週間で感じたこととしては、『変容』や『脱皮』は、「自然な流れの中にある」ということでした。たとえば蛇が脱皮するとき、蛇自身は流れに身を任せているだけで、「これから自分は古い殻を捨てるんだ。そのためにはこの辺りに切り込みをいれておけば楽に剥けるはず」など考えて準備していることはないはずです。ただ流れに身を任せたら「今までの自分」が「過去の自分」になっただけで、変容には自分の意志はあまり関係ないのかも?と思いました。

今回追加で引いたカードは、左側がアークエンジェルオラクルカードで右側がフラワーセラピーオラクルカードです。それぞれのメッセージの内容は以下になります。

『You are Safe』あなたは守られています(画像左側)

私はあなたやあなたの愛する人、家、身の回りのものをとても強い愛の光で守っています。ですから不安を手放してください。この愛の光は低級なエネルギーを跳ね返し、愛に満ち溢れた物事を引き寄せます。不安や恐れではなく、この光と愛に意識を向けてください。そうすることで、愛や光はあなたのもとへと引き寄せられてきます。不安や恐れがなくなれば時間に余裕ができ、エネルギーが湧いてきて、あなたの人生の目的、使命へと近づけるでしょう。不安と怖れを手放したとき、人は自由になるのです。私の保護は完璧で、どんな時でもあなたは安全です

『Past-Life Healing』過去世の癒し(画像右側)

あなたが置かれている現状は過去世の問題が原因となっています。エネルギーを浄化し、学びを得なければ同じサイクルから逃れることはできないでしょう。

これが解説書そのままです。

「過去世」とありますが、過去のことでも思い出しているのは「今」です。

でも言葉を変えれば「今」は「過去の経験の集合体」でもあります。

ただ、単に国語の問題としてこの二つのカードを読むなら、この場合の「過去世の問題」は最初のカードの「不安と怖れ」であり、それは「低級なエネルギー」なので「あなたの学びを遅らせる」あなたができることは「本当はいつも守られている」ことを今、学ぶことということだと思います。

個人的には「先走ることはやめよう」というのが大寒の気付きでした。

蛇の例えでいうなら「脱皮するなら、うまくいくように切り込みいれなきゃ!」というような余計なことを繰り返している…と気づきました。

私にとっての「過去世のパターン」は「待てずに先走る」ことであり、それが良いところでもあったけれど、全体的にみるならマイナスでしたので、もう捨てようと思います。その方がずっと楽だし、気分も良いです。

たとえば私は調べることが好きだけれど、わざわざ自分から情報を取りに行くのも疲れました。本当に必要な情報は必ず入ってきます。情報だけでなく、お金もすべてエネルギーだから流せば必要な分は入ってくるはずです。

そもそも私は認知症に関心があり、調べを続けた結果、今に至っている面もあります。認知症では「長谷川式スケール」という検査を受けて認知機能をチェックします。それは「今日は何年の何月何日ですか」からはじまるもので、認知症になると答えられなくなるものが増えます。昔は答えられないことに無念さを感じ、「この試験に何の意味があるんだ!」と憤慨したものでした。でも去年この試験を開発した長谷川和夫先生の本を読んだら、とても良い先生で、自分の見方が偏っていたことに気付かされました。

そこで学んだのは、なんでも思い込まない方が良いことと、極端な考えはバランスを欠いてしまうということでした。

『変容』というと大きなことを考えてしまいますが、それは家族や友人や職場など小さい範囲の人間関係と、そこでの自分の振る舞い方などの小さな積み重ねの中でしか起きません。

久しぶりに前述の長谷川和夫『ボクはやっと認知症のことがわかった』を読んだら、変容についての良いメッセージにも思えたので抜粋します。

いま心がけているのは、明日やれることは今日手をつけるということです。 例えば本を書きたいなと思ったら、せめてその一文のようなものを一行でも二行でもいいから今日書いてみる。とにかく手をつける。全部はとても無理だから少しだけでいい。そうすると未来に足を伸ばしたことになります。何もしないでとどまっているよりも未来に希望が持てるし、楽しみも増えます。何よりも自分自身が安心できます。少し足を伸ばした未来はやがて「いま」になります。

いまが一番大切です。過去に起きてしまったことや過去に自分がやったことは変えられないし、どうしようもない。でも実は過去というものは本当はないのです。過去とはいま。なぜなら昔のことを思い出したり話したりしているのはいまなのだから。

「いま」という時間を大切に生きる。生きているうちが花。そう思いながら社会や人さまのお役に立てることを自分が出来る範囲でやっていきたい。

長谷川和夫『ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言』KADOKAWA

『変容』の期間も後半に入ります。自分や自分の近くにいる人を大切にしながら、なるべく明るい気持ちで過ごすことが「脱皮」につながりそうです。

次回のカードリーディングは二十四節気『立春』で2月4日になります。

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