5月後半のカードリーディング

オラクルカードメッセージ

小満の期間は5月21日から6月5日ですが、5月後半から6月初めについてカードに追加のメッセージを聴きました。

前回ひいたカードを読むと、今期は家族や家庭、あるいは人生の基礎となる部分のバランスを取り戻すことがテーマでした。また、今期は人生を良い方向へシフトするターニングポイントでもあるようでした。

今回ひいたカードは、左側が『the wisdom of Avalon』オラクルカード、右側が『日本の神様カード』になります。

左側のメッセージは、『39 Disruption 障害』です。右側のメッセージは、『速秋津日子神・速秋津比売神』になります。この神さまは禊(みそぎ)の神さまです。

前回のカードでは、人生の方向を変化させるようなきっかけ、今よりも良いバージョンのあなたをはじめさせるきっかけがもたらされる時期のようでした。ただ、今回ひいたカードによると、それは穏やかなきっかけというよりも、少々激しそうです。『39 障害』のカードは以下の内容になります。

このカードは、活断層の上の軟弱な地盤を示し 、目を覚ますべき時に揺り動かしてもらう必要があることを告げています。つまりこのカードの道しるべは決断を下す時は警戒を怠らないように告げているのです。さらにこの道しるべは、計画や理念の頓挫、苦節の末に築いたもの、 携わってきたもの、夢見たものなどが完全に打ち砕かれる前触れとなるかもしれません。

神と女神に通じる道は、ミステリアスで混沌としています。しかし、混乱が究極の浄化をもたらすことに気づいてください。障害は遅れや 波乱をもたらしますが、その中にこそチャンス の贈り物が潜んでいるのです。

これまで不安定だったものを見直し、改善し、補強する、あるいは心機一転を図るチャンスです。この贈り物がなければ、あなたがのちに最も必要な時に支えが得られないでしょう。

前回のカードでは、マジカルマップシフターという、あなたが持っている人生の青写真の中でも最高のあなたとなれる助けとなる人物、あるいは状況がやってくるとありました。それはあなたへの天からのプレゼントではありますが、その贈り物は、世間一般の価値観ではあまり嬉しくない出来事として感じられることかもしれません。

また、禊の神さまのカードが出ています。

この神様はしがみついているものを手放しなさいと伝えています

体も怪我をするとその場所の周りに筋肉が集中し、固まってしまいます。恐れのために、また安定を得ようとして、逆に無意識にしがみついてしまうのです。心にも同じことが起きています。体を実際に横たえてみましょう 。そして完全に重力に身を任せてみるのです。水に浮かぶように力を抜いて。そうすると体がゆるんできます。いらないものが重力に任せて滑り落ちていく感覚、体が開いていく 感覚を意識してください。体とともに心もゆるみます。

以上が解説書そのままの抜き書きです。

カードを解釈するときは、自分がどう感じているかに注意を払うことが大切なので、答えは自分の中にしかありません。

私の場合、今回のようなカードが出ると、なんとか災いを回避しようと策を巡らすところがありました。(たいした策じゃないですが…)でも最近は、それこそが「してはいけないこと」だったのかもしれないと気づきつつあります。

最後に、自分にとって今回の解釈に役立つと思う「おはなし」を見つけたので、載せておきます。ネイティブアメリカンのスー族に伝わるおはなしです。

少年が自分の力と勇気を試そうとビジョンクエスト(成人になるための通過儀礼。または大きな転機をむかえたときに行われる儀式。自分の使命と出会うことができるとされている)に出かけた。

ひとを驚かせるようなすごいビジョンを得て、メディスンマンになるのだと自信満々だった。

はじめの夜 、一人ぼっちの山で怖くなって少年は泣いた。でも 精霊がやってきたら捕まえてビジョンを得る決意は変わらなかった。ビジョンは現れず、明け方には『お前が騒いだせいで鳥も動物も木も眠れなかった。あっちへ行け!』と声がした。少年は踏ん張り、その場にとどまった。

2日目の夜、山から大きな岩が転がってきて、恐怖におののく少年をかすり 、少年が持ってきた聖なるキセルを潰した。

3日目の夜、空腹と恐れと寒さで失神寸前の少年に『まだいたのか。あっちへ行け』とまた声がした。けれど少年は「命令されるのはごめんだ 」と居座った。それでもビジョンは現れない。

望みをかけた最後の夜、山全体が揺れだし、土砂崩れが襲ってきた。少年は山から逃げ帰った。

何も得られず精霊を怒らせたと泣く少年に、長老はこう諭したのだった。

「お前は野牛を追う 狩人のように ビジョンを追い求め 、精霊を捕まえようとした。自分にはビジョンを得る権利があると思っていた 。しかし、ビジョンは孤独に耐えたり、勇気を示すことや 力ずくで得られるものではないのだ 。ビジョンとは、慎みの心と知恵と忍耐に対して与えられる 『大いなる神秘』からの贈り物なのだ 。ビジョンクエストで何も得られなかったと泣く前に、その経験から学んだことをよく考えてみることだ

エリコ・ロウ『アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉』

体験そのものは変えられないにしても、見方を変えることはできます。転機やターニングポイントという言葉を聴くと、「選択を間違えたくない!」と思い、それが強いしがみつきになったりします。今期はそういう「決めつけ」や「執着」に気づいたら、なるべく力を抜けるよう、内省し、違う見方ができないか想像してみるのも良さそうです。

次回のカードリーディングは、6月6日『芒種』になります。

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