小雪(11月22日~12月6日)のカードリーディング

オラクルカードメッセージ

11月22日(金曜日)から二十四節気の20番目『小雪』に入ります。北風が木の葉を落とし、北国ではそろそろ雪が降り始める頃になります。

今回のカードリーディングで読み取れるのは、人生の方向性に大きな影響を及ぼすような重要な選択についてです。その選択は、今までのあなたが繰り返してきたやり方で選んでしまうと行き詰まりを見せるようです。

また、今まさにあなたが何らかの約束や契約を結ぶところなら、注意が必要です。

Commitment 約束 逆位置

後悔する約束か契約に向かって歩いているかもしれません。今は長期間縛り付ける契約に署名したり、選択するのには良い時期ではありません。

もしも親密な人間関係の中にいるのなら、望む約束を受け取れないかもしれません。悲観的に思わないでください。 なぜなら何かもっと良いものが待っているからです。

今はまた合意が破られる時期でもあります。『拒否は神様の保護』ということを覚えておいてください。今あなたを傷つけていることが、後には知恵になるのです 。

The Map Oracle Cards

上記のカードについてはよく当たることが多いので、何か契約したり、何かを決める機会があるのなら気をつけてください。

タロットでは今期のテーマ、課題、原因となることを現す位置に『恋人たち』のカードが出ています。

これは人生の方向性に大きな影響を及ぼすような重要な選択をすることを現します。現時点での決断が長期に渡って影響します。

ではどんな選択をすれば良いかを他のカードとの関連でみれば、『人からどう思われようと気にしない。自分の心に聴いて決める』『考えすぎても結論は出ない』『今までのやり方では答えは出ず、次に何をすべきかわからないことをまずは認める』ことです。

特に「人にどう思われようと気にしない」というのが大切なようです。

このカードは聖書に出てくる『マグダナのマリア』です。『Unconditional Love 無条件の愛』という副題がついています。マグダナのマリアは「罪深い女」とも、「聖女」とも言われてきた女性です。このカードが出るときは、ある種の混乱があります。

自分に自信がなくなり思い悩んでいるのかもしれないし、弁明せずにはいられない気持ちでいるのかもしれません。このカードには『現実に見える状況がどうであろうと、あなた自身とあなたの周りの人々、そしてすべての状況を愛してください』という言葉が添えられています。

今期に当てはめて解釈すると、明確な意図を持つために過去はあったので、自分も他人も許し、何より自分を癒すために前進することを勧めています。

ブリジット(ケルトの女神)

あきらめない

自分が正しいと思うことを貫きましょう

最初にあなたが意図することを明白にしましょう。

はっきりしない場合には、 困惑があなたの真の力と物事の勢いを弱めてしまいます。

暗闇に灯るキャンドルのように、今の状況に何が一番必要かをはっきりと明確にすることです。

私があなたを見守り導きますから、失敗することはありません。

もしもあなたが自分に自信を持つことができれば、物を見る目が養われ、必要なことや心の奥に住む真実を、声に出して助けを求めることができます。

さあ、今こそ自分の力に気づく時がやってきました。

熱く燃える炎のようにあなたの情熱に火を灯しましょう。そうすれば、これから進む道が無数に広がっていくはずです。

どんなに不安があったとしても、自分の理想や真実を信じることはできます。ためらわずに、今すぐに自信を持ちましょう!

女神のガイダンスオラクルカード

タロットでは『4 皇帝』が逆位置で出ています。

あなたが指導者、オーガナイザー、責任者としての務めをある意味で怠ってきた可能性が示唆されている。

もしかすると煮え切らない態度をとってきたか、あるいはその反対に独裁的に振る舞ってきたのかもしれない。

怖気づくな。そろそろ大人になって、きちんと生きるべきだ。状況を見極め、境界と限度を設け、やるべきことをなすための計画を立てよう。

トルーマン大統領は自分の机に「責任は私がとる!」という言葉を記していた。大統領は決断を下す最終権限を持つが、その結果に対する最終責任も持つということを忘れないためだった。

アンソニー・ルイス『タロット事典』

前回までの流れでは、わかりやすい形では現れていなくても、流れ(時代の流れ、その中に生きている個人の人生の方向性)は良い方向に切り替わったようです。あとは自分の意識をどちらに向けるかが問題です。起こるかもしれない失敗について心配するより、楽しい気分になる未来をイメージする方が力が湧きます。

『皇帝』のカードは『決断を下し、責任をとる』ことを象徴しますが、特に日本では『責任』についてネガティブなイメージがまとわりついています。でも今はそのイメージを変えるときです。

私自身は引き寄せの法則で有名な『エイブラハム』の教えで責任についてのネガティブさがだいぶ消えました。以下に引用します。

質問者: 誰かがこう言ったらどうでしょうか?「エイブラハム、私はもっと楽しみたい。あなたの教えを生かして、もっとたくさんの喜びと幸福と調和を引き寄せるにはどうすればいいですか ?」

エイブラハム : まずその誰かに、すべての中で一番大切な欲求を発見できてよかったねと褒めてあげよう。

喜びを求めるのは一番大切なことだから。喜びを求めて発見すれば、自分の「内なる存在」としっくりかみ合うだけでなく、求めるものの全てと波動が一致する。

自分にとって喜びが本当に大切なものになるなら、心地よい物事にしか焦点を定めなくなる。そして心地よいことだけを考えれば、結果として望むすべてが満ち溢れる、素晴らしい人生を創造することになるだろう。(中略)

自分の思考を意図的に導くこと 、それが楽しい人生の鍵だが、楽しい人生を送りたいと望むことは最高の人生プランだ。

喜びを求めれば、自分が望む素晴らしい人生を引き寄せる思考が見つかるからだ。

質問者: いつも楽しんでいたいなんて、とても利己的な生き方だと、喜びを求めることが悪いみたいな言い方をする人もいるでしょうね 。

エイブラハム: 私たちの教えは自己中心的だとよく非難されるし、 確かに私たちの教えは自己中心的だが、それは自己中心的な人生観以外の人生観はありえないからだよ。

自己中心的というのは「自分自身を意識する」ということ。

どんな自分自身を思い描いているかということだ。

自分に焦点を定めているか、他人に焦点を定めているかに関わりなく、あなたは常に自己中心的な視点で行動するし、あなた自身の感情が「引き寄せの作用点」になるのだ。

だから自分の視点に立って自分が心地よく感じる生き方に焦点を定めていれば、「引き寄せの作用点」はあなたが心地よく感じるものを引き寄せるように働く。

だが自己中心的ではなくて、心地よく感じる生き方ではなく心地よくない生き方に焦点を定めれば「引き寄せの作用点」はあなたが心地よくないと感じるものを引き寄せるように働く。

自己中心的で、自分がどう感じるかを重視し、自分の「内なる存在」と本当に結びついた生き方の方へ思考を方向づけない限り、他人に何かを与えることもできない。

誰でも自己中心的だ。

それ以外の生き方はありえない。

エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス 吉田利子訳『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』

この本を読んで多分10年くらい経ちますが、最近やっと理解できた気がします。「コントロールを手放し、信頼して今を生きる」ことと「引き寄せの法則」が矛盾しているように感じたときもありました。それ以外にもスピリチュアルな教えを知れば知るほど矛盾はたくさんあり、ゼロになることを勧めるハワイの教え「ホ・オポノポノ」を実践しながら「占い」っておかしくないか!?と自分に突っ込みをいれる期間も長かったです。結論としては、経験するなかでわかっていくしかなく、何かや誰かの教えを読んでも、消化して自分のものにするには時間がかかるということです。

自己中心的で自分の「内なる存在」と本当に結び付いた生き方のほうへ思考を方向づけない限り、他人に何かを与えることもできないというエイブラハムの教えは、今期のカードリーディングのテーマでもあります。

何かを決断するときは自分の深い感情に耳を傾けながら自己中心的に決断し、人のせいにはしないことが大切なようです。

良い日々になりますように。

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