今日は3月24日(日曜日)、昨日は彼岸明けでした。
今回追加で引いたカードにはゴブリン(画像下段 左側)が出ました。
このカードが出るとき、あなたがやろうと計画していることは、失敗に終わるか、つまづくことが予想されます。それなのに、やらずにはいられないような強迫観念に陥りやすい状況が3月いっぱい続くようです。
ゴブリンのカードは『 恐れ、怒り、敵意、独善、傲慢、身勝手、貪欲、暴飲暴食、先延ばし、依存症の邪悪な呪文を囁き、あなたを堕落させようとします』という意味があります。もしかしたら自分では元気いっぱいで、やる気に溢れているように感じているかもしれませんが、少し注意が必要なタイミングです。
オブシディアン(黒曜石)のカード(画像下段 右側 ちなみに、カードの右上にある黒い石が黒曜石です。)も出ているので、「そのやる気」の源泉は不安や心配で、それらの低いエネルギーがあなたの周辺を覆っている可能性があります。
オブシディアンのカードは、不協和音をもたらす怒りや罪の意識、あるいは恨みの感情から自分を守るよう、あなたに求めています。
こうした低いエネルギーがあなたの役に立つことはありません。黒曜石を身近なところに置いておけば、悪しきエネルギーの影響を制限し、あなたを守ってくれます。(中略)
今の状況に希望が全くないと思っていても、もう一度見てみましょう。このカードは落胆すべきではないことをあなたに伝えているからです。自分の周囲には何もないと思えてもそこから何かを作り出す道は必ずあるのです
Angel Dreams Oracle Cards
前回のカードリーディングでは「今は現実的に大きな変化を起こす時ではない」「心配から離れて、遊び心を取り戻す」ことがカードからのアドバイスでした。でもなかなか難しいようです。
前回は『19 Dragon’s Lair』のカードが逆位置で出ていました。
竜の隠れ家 逆位置
赤旗を無視してはいけません。
心を傷つける レッスンにそそのかされてはいけません。
誘惑と陰謀が満ちています。気をつけてください。というのも、あなたはこの特別な挑戦には勝てないからです。
欲望や切望に対するこの優しい忠告を心にとどめておいてください。この警報を無視したら、竜の隠れ家が近くにあるほとりをぐるぐると歩き回ることになるでしょう。
あなたの宝物は他にあるので、別な道を選びましょう 。
The Map Oracle Cards
このカードも、「他の選択肢がある」ことを伝えています。この1ヶ月くらい「役立たないものに終止符を打つ」というメッセージも出ています。それが何を現すのかわからない方も、これからはっきりしてきそうです。タロットでは「正義」のカードが逆位置で出ています。
タロットには大アルカナカードと呼ばれる22枚のカードがあり、正義のカードは11番目、ちょうど真ん中に当たります。
正義のカードには釣り合った天秤が描かれていますが、これは過去と未来を完全に釣り合わせるというメタファーでもあります。ここからどのような意味を見出だせるかというと、「あなたに起きている出来事は、過去の状況と決断から来ている。その出来事が何であれ、あなたは自分にふさわしいものを手にしている。今の現実は、必要なものであり、起こるべくして起こった」ということです。
正義のカードは、釣り合った天秤が示すように、絶対的な公平さを表します。それは現在の状況から学んだレッスンが未来の行動を変えていく可能性を示唆している(レイチェル・ポラック)ので、このカードが出たときに大切なのは、人生の中心となるものを見つけること、他人に対しても、自分に対しても正直になることです。
ただ、今回はカードが逆位置で出ています。これは自分に対しても他人に対しても不正直であることを指します。
具体的には、物事のバランスを欠いている、問題が自分にのしかかっているように感じてしまう、他者への対応が不誠実になる可能性もあります。注意が必要なのは、法的手続き、公私混同してしまうこと、偏見に陥りやすいことなどです。なぜこんなアンバランスなことが起きるのか、それは過去に原因があるようです。
自分に対する責任を受け入れることにより、私たちは過去から自由になれるのです。ブッダが自分の人生の全てを思い出したように、私たちは過去へと意識を向けることで、過去の呪縛から自分を解放できるのです。そうでなければ私たちは絶え間なく過去の振る舞いを繰り返すことになってしまうでしょう。正義が私たちの人生の中心に位置しているのはそのためなのです。 自我はある種の仮面としてのペルソナ(表向きの人格)に過ぎないにも関わらず、私たちは自分自身でそれを作り出しているという事実を認めない限り、逆に仮面が私たちを支配することになってしまうのです。(中略)
責任を負うことには、どんな道徳的な含意もありません。 好もうとも好まざるとも、自分の行いが何であれ、自分の経験が何であれ、責任を負うということは、あなたの人格の成長に素晴らしい影響をもたらすはずです。全ての出来事に対して応答するよう、人生は人へ求めます。これは道徳上の要求ではなく、単に実存に関する事実なのです。
レイチェル・ポラック『タロットの書』正義
春分も過ぎていよいよ2024年も本格的にはじまります。干支では今年は甲辰年です。甲という字は、「よろいをつけた草木の芽がその殻を破って頭を少し出した」という象形文字です。辰は会意文字で「理想に向かって辛抱強く、かつ慎重に、いろいろな妨害や抵抗と闘いながら歩を進めていく」という意味です。
まとめると、この干支の意味するところは、春になり、新芽が古い殻を破って芽を出そうとするとするけれど、まだ余寒が激しくて勢いよくその芽を出すことができない(安岡正篤『干支の活学』)ことになります。これは去年の干支である癸卯から続けて理解する必要があります。
去年は汚れを嫌う綺麗な水の年でした。汚い生き方や組織は淘汰される年であり、綺麗な生き方、正直さや筋道を通すこと、誠実であることを大切にすれば繁栄するという年でした。それはタロットでは今回の正義のカードに似た意味合いでもあります。
でも今回このカードが逆位置で出ているということは、まだ「お掃除」が残っていたようです。今年は、芽が頭を出してしまっているのに、「妨害の気」が強いので伸びるのが苦しい年でもあります。でもそこから逃げないで、何らかのレッスンを学ぶことが大切なようです。
タロットではカップの2が正位置で出ていたので、妨害の中にも希望はあります。駆け引きのない恋愛、あたたかい友情、嫌っていた自分と和解するような癒しの感情がきっかけになって何らかのひらめきももたらされそうです。不愉快さから目をそらさないだけでなく、小さな喜びにも敏感でいることが大切なようです。
前回は逆位置だらけ、今回も困難なことがたくさんあるカード内容でしたが、トンネルの先の光も見えています。
このカードは、今が「あなたの心にわだかまっていた過去の思い出を精算するのに最適なとき」であるとのメッセージをもたらします。
これから3月いっぱいは、過去をしっかり見つめて、同じことを繰り返さないよう意識することが大切です。危険を知らせる赤旗が振られているので、くれぐれも慎重に、まずは心を落ち着かせ、静けさのなかに身を置くことをおすすめします。
次回のカードリーディングは4月4日、二十四節気で『清明』になります。
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