今日は3月17日(日曜日)、春の彼岸の入り(彼岸のはじめの日)です。20日は春分の日で彼岸の中日、この日、真東から昇った太陽が真西に沈むために昼と夜の長さが同じになります。春分以降は昼がだんだん長くなり、反対に夜が短くなります。春分は20日だけでなく、太陽の黄経が0度に達した日から約15日間のことで今年は4月3日までになります。
今期は卒業式や入学式がある時期です。人生の節目を感じたり、転換期でもあります。未知の世界に飛び込むときは誰でも不安です。そこで何とかして安心したいため、「すべてを知っておきたい」あるいは「何も知らない人、わかってない人と思われたくない」と考えがちですが、それがカードに現れています。
たとえばカップのクイーンの逆位置です。
過度に繊細で感情的に不安定になりやすい。他者との境界線が曖昧になり、否定的な感情にとらわれることが多い。感情的に不安定なせいで100%の信頼と信用は得られない。荒れ狂う心を鎮めるために、ドラッグや アルコールに頼ることがある。
アンソニー・ルイス『タロット事典』カップのクイーン逆位置
1ヶ月くらいずっと境界線の問題が出ています。そして独立心を促しています。
もしカップのクイーンが上下が逆になっていない正位置で出れば、成熟した面倒見の良い人物(愛情豊かな、理想の母親像)を指しますが、逆になっているので、愛情が原因となるトラブルを引き起こしやすい状態であることが読み取れます。
何らかの独占欲や、相手の立場になって理解しようとしていない面もありそうです。それらがもっと強烈になると、カップのクイーン逆位置は「野心的で力強いけれでも、信用が置けない危険な人物」(レイチェル・ポラック)になり、愛を喪失してしまいます。
前回からずっと「別れはあなたにとって幸運となる」というメッセージが出ているので、もし何か執着している人物、組織があるなら、一旦離れてみるのも良いようです。あるいは、誰かに愛されていないと不安になる依存心を捨てて、独立心を持つことを勧めているのかもしれません。
前回から「独立心のすすめ」がカードのメッセージですが、それは「やはり起業か!?」と考えたり、「この人ではなく、別の人が本当の相手かも!?」というようなものというより、「早く安心を得たい!」という考えを手放すだけで良いようです。
『Play 遊ぶ』というカードがでています。タロットではカップの2が正位置で出ているので、たとえ人間関係でトラブルを抱えていても和解のチャンスが訪れそうです。そのために大切なのは、問題を何とかしようとするより、あなたが遊び心を取り戻すことです。
少しの間仕事のことは忘れましょう。
心配する必要はありません。あなたが自分の責任を放り出すようなことにはなりません。
遊び心、陽気さ、そして笑い声によってエネルギーが高められ、リフレッシュした状態で仕事に戻れるでしょう。
あなたには遊びが必要です。その事実を知った天使によってこのカードが送られました。
あなたの最近の生活は仕事と心配だけで満たされていたようです。魂が、楽しみを求める叫び声をあげているのです。
疲労感やイライラ、そして沈みがちな気分、これらは全て遊びを求めるサインです。 自由な時間ができるまで待つ必要はありません。その気になれば、今日1日を遊びのために費やすこともできるのです。
無邪気な楽しみや馬鹿げていると思えること、親しい人々と一緒に大笑いすること、コメディーを見ること、何でも構いません。
時間やお金がたくさんなくても、楽しく過ごすことはできます。遊び心と楽しい気持ちは、子供にも大人にも必要で、健やかな生き方には欠かせません。
陽のエネルギーによって願望の実現も早くなります。 楽しくしていれば、自然にバランスが取れた生き方をすることができるのです。
Daily guidance from your angels oracle cards『play』
現時点で大切なのは、ひとまず心配から離れること、先のことを考えることをやめて、のんびりした時間を持つことです。
私は最近とても眠いので、お昼寝をするのが最高に幸せな時間です。私の遊び心は、寝ることに発揮されています。他には、テーブルでお抹茶と和菓子を頂く機会があったのですが、とても良かったのでやってみようと思っています。茶せんで「しゃかしゃか」すると泡立つのも面白いし、抹茶は茶葉を全て飲むから身体にも良さそうです。春は桜や桃色のかわいい和菓子もたくさんあるので、買いに行くのも楽しそうです。地味に遊び心を発揮します。
昔はカードで『play 遊び心』が出ると、無理やりテンションを上げて「楽しいことをしなきゃ!」と疲れをおして出かけていき、ますます疲れることをしていました。それも一回や二回ではなく、何十回と繰り返した結果、人と会ってもどんどん孤独感が増すのはなぜ?と思っていましたが、今は、「遊び心」のカードは、自分自身とゆっくり対話する時間を持つことと理解しました。
最近読んだ『鬱の本』(点滅社)という本は、病気としての鬱に限らず、84人の方がそれぞれの鬱のかたちについて短いエッセイにしています。自分と似た人がいるものだなあと読んでいて嬉しくなりました。もちろん外に遊びに行くのが好きな人はそうしたら良いと思います。ただ、「とにかく疲れている」という方は、そんな自分をまず自分が受け入れて、調和を取り戻す過ごし方を見つける方が楽です。それは自分で見つけるしかないので、「独立心」というのは、自分を信頼することにもつながります。
自信を持つ
前に進むためには常に自信に満ちていなければならない、ということはありません。神に対する信頼があれば、それで良いのです。神は常にあなたという存在を通じ、あなたとともに御業を行います。信じる気持ちが揺らいだら、私たちのことを思い出してください。私たちを頼って欲しいのです。私たちはあなたの信じる気持ちをしっかりと留めます。
このカードは「あなたならできる」という天使からのメッセージです。あなたには片付けなければならない仕事をこなすために必要な資質が全て備わっています。どのようにして取り組んでいくか、今は分からないかもしれません。しかし最初から最後まで天使が導いてくれます。
大切なのは、しなければならないことを客観視し、自分という存在から切り離して考えるよう努めることです。エゴの声に耳を傾けてはいけません。 あなたは、創造主によって生み出された価値ある存在で、常に天使に囲まれているという事実を忘れないでください。
daily guidance from your angels oracle cards
春分を迎えようとする今は、転換期でもあります。それはまず見えない世界からはじまり、見える世界に現実化するようです。今は自分で「現実的に大きな変化を起こす」時期ではありません。変化のタイミングは自分を越えた存在が決めています。
カードを引くとよく「神」という言葉が出てくるせいか、自分のなかで「神さま」はすでに日常語になっています。神といっても、団体で信仰する神ではなく、自分を越えた存在で、なおかつ自分の中にいる存在と位置付けしています。そうなると良いこととして、「自分の中にいる神さま、賢い部分」に意識が向かうので、他人の目が気にならなくなります。
前回から引き続き、今期も精神的転換期のようなので、なるべく騒音の多い環境を避け、心静かに、楽しく過ごすことをおすすめします。
良い日々になりますように。
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