晴明(2023年4月5日~19日)に気をつけること

オラクルカードメッセージ

桜は散り、葉桜になってきています。今は躑躅(つつじ)が満開です。写真は葉山にある花の木公園です。昔はゴールデンウィーク頃に躑躅が咲いていましたが、年々咲くのが早くなり、今が見頃になりました。(ゴールデンウィークなら湘南国際村の躑躅が見頃だと思います)

晴明になり日ごとに春本番になってきました。ただ、体調と心理的には3月のお彼岸の頃と似ています。沖縄では墓参りの行事があるそうなので、お彼岸の頃のようにあの世と近い日々が続いているのかもしれないです。

気を抜くと、いつの間にか哀しくなったり、イライラしたり、不安になったり、或いは喜び過ぎていたり、情緒不安定になります。

「今に在る」の真逆の状態は、いわゆる「エゴ」に捕まっている状態ですが、今期は無意識に捕まってしまいそうになります。

私は「エゴ」を「ペインボディ」と呼ぶエックハルト・トールの解釈が気に入っています。

ネガティブな感情が湧いた時には、きちんと向き合ってその正体を確認しておかないと、その感情が解消されず、後に痛みが残る。(中略)

きちんと向き合い、受け入れ、そして手放すという作業がなされなかったネガティブな感情は痛みを残す。その痛みが積み重なり、体の全細胞で活動するエネルギー場(ば)を作り上げる 。

このエネルギー場を形成するのは子供時代の痛みだけではない。青年期や成人後のつらい感情も付加されていく。その大半はエゴの声が生み出したものだ 。人生のベースに間違った自己意識があると、感情的な痛みという道連れは避けがたい。

ほとんど全ての人が持っている古くからの、しかも今も生き生きと息づいているこの感情のエネルギー場、それがペインボディである。

ペインボディは非個人的な性格もあわせ持っている。延々と続く部族間闘争や奴隷制、略奪、強姦、拷問、その他の暴力に彩られた人類の歴史を通じて、数えきれない人々が体験してきた痛みもそこには含まれている。この痛みが今も人類の集団的心理の中で生きていて、日々積み重ねられていることは、夜のテレビニュースを見れば、あるいは人間関係で繰り広げられているドラマに目をやれば 一目瞭然だ。

まだ明らかになってはいないが、集団的なペインボディはたぶん全ての人間の DNA にコード化されているのだろう。

エックハルト・トール『ニューアース』

ペインボディは人間の中に息づいている半自立的なエネルギー場で、感情から作り上げられた生き物のようなもの。

生き物なので生き残るためには食べ物が必要で、その食べ物はペインボディと同種のエネルギー(同じ周波数で振動しているエネルギー)であり、感情的につらい経験は、なんでもペインボディの糧になります。ペインボディは不幸依存性なので、ネガティブな思考や人間関係の波乱によって肥え太ります。

自分のなかにネガティブな感情と不幸を求める何者かがいると気づいたら、あなたはショックを受けるかもしれない。

これは他人の場合の方が分かりやすく、自分の中にも それがあると気づくためには進んだ意識が必要だ。

一度不幸に支配されると、あなたは不幸を終わらせたくないと思うばかりでなく、周りの人間も同じようにみじめにして、彼らのネガティブな感情的反応という糧を吸収したいと思う。

ほとんどの人の場合 、ペインボディが眠っている時期と活動している時期がある。ペインボディが眠っているときは、自分の中に 重い黒雲が(ぺインボディのエネルギー場の種類によっては休火山が)あるのを簡単に忘れる。休眠期がどれくらい続くかは人によってまちまちだ。数週間というのが一番多いが、数日あるいは数ヶ月かもしれない。何年も冬眠していたのが何かのきっかけで活動し始めることもある。

エックハルト・トール『ニューアース』

ペインボディのことを長々と書きましたが、それは今回ひいたカードが『31 ゴブリン 人間の傷ついたプライド』だったからです。(カードは、コレット・バロン・リード『伝説の王国オラクルカード』)

どうやらペインボディが活性化している時期なようです。

ゴブリン、エゴ、ペインボディはすべて同じもので、自分の中にいながら、集合的無意識で繋がっています。そのため、どこか自分から独立した生き物のようなところもあります。まさに「とりつく」感じです。

今回『ゴブリン』が出たので、改めてゴブリンについて考えてみました。

カードを作ったコレット・バロン・リードの本も読んでみたところ、ゴブリン(心理学者ユングの言う影=シャドウ。認めると不愉快になる自分の一面。受け入れがたく落ち着かないので普段は抑圧している)について、いいエクササイズがありましたので後程紹介します。

どのゴブリンにも誕生日がある。

ゴブリンはあなたが傷ついた日に生まれた。

あなたの苦痛から飛び出したゴブリンは、あなたの骨を一本奪って走り去った。その骨はあなたの無邪気さかもしれないし、人を信じる心かもしれない。自信や自尊心、真実を語る力かもしれない。

その日にあなたが失った、あるいは求めていたものが何であっても、それは壊れた夢の島に隠されている。(壊れた夢の島のカードは前回ひいたカード、画像中段右側、最終結果に出ています。)

ゴブリンが生まれたときにできた傷は、その骨を取り返し、自分の中に再び収めるまでは癒すことができない。ゴブリンは全力で邪魔をしてくるが、精霊(スピリット)が助けてくれる。

前回ひいたカード、サイキックハートタロットでも、今期は『癒しのはじまり』(画像下段 右側)が出ていました。

まとめると、今期はペインボディと呼ばれる、どんな人でも持つ影の部分が活性化するようです。普段は抑圧し、見えない「傷ついたところ」が表面化するので、苦しいかもしれません。でもそれは、今が手放すタイミングだから表面に浮上してきました。他人の問題と認識することで「見ないふり」をする(一言でいうと「悪いのはあいつだ!」と思う)よりも、自分の中にあるものとして受け入れると、癒しがはじまります。

《ゴブリンの生い立ちを発見するエクササイズ》

過去の辛い体験をゴブリン誕生の物語に書き換えて、ノートに綴ってみよう。

・その日に生まれたゴブリンを観察しよう。どんな姿かたちをしているだろうか?

・そのゴブリンの目を見つめたとき、どんな気持ちになるだろう?

・ゴブリンは自分のことをどんなふうに語っているだろうか?

・あなたが見つけたゴブリンが、あなたの過去の傷口から生まれたとしたら、あなたは彼を無垢な存在と見ることができるだろうか?

・ゴブリンに共感する気になるだろうか?

・ゴブリンを気遣って理解してやればあなたが力を得られるとしたら、どうだろう?

コレット・バロンリード『ザ・マップ 直観で読み解く運命』

私もやってみましたが、ペインボディに乗っ取られているときに行うと、「気付き」がありました。感情的にも行動面でも何か「止まれない」状況のときは、「ゴブリン」がいます。

ゴブリンがあなたの前に現れる時、計画が失敗に終わるか、つまずくでしょう 。ゴブリンは恐れ、怒り、敵、独善、傲慢、身勝手、貪欲、暴飲暴食、先延ばし、依存症の邪悪な呪文を囁き、あなたを堕落させようとします。

ゴブリンに出会う時、あなたがしていることをやめ、動機を確認する必要があるでしょう

あなたは身勝手な行動をしていませんか?未解決の過去の問題を引きずり、まだ癒す必要がありますか?今度こそ、自分の姿をじっくりと眺めて自己評価を下し、次の一歩を踏み出すチャンスなのです。ゴブリンは傷ついたプライド とその影響を象徴します。あなたの中に押し込められた心の闇がうずいているか、あなたと他者との力関係について警告を発しているのです 。

何もしないでください。じっとしたまま、自分や周りの人に温かいエネルギーを送り、万物の聖なる つながりに思いを馳せましょう。あなたが愛と公正さに心を向ければ、 ゴブリンはパワーを失い、退散するでしょう。

4月17日(月曜日)からは土用に入ります。この期間は季節の変わり目なので、体調に注意です。ゴブリンから気付きを得るには疲れていないことが大切だと思うので、睡眠をとったり、身体の声を聴くのも、今後大事なことかもしれません。

次回のカードリーディングは4月20日 『穀雨』です。

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