白露は二十四節気の第15番目。
草木に白い露が宿り、朝夕の涼しさに秋の訪れを感じる頃です。
ただ日中はまだ暑く、体に残る夏の疲れをどう扱うかが大切になる時期でもあります。
秋の運気が本格的に巡りはじめるのは、実はお彼岸(秋分)から。
それまでの時間は「整え」「休ませる」ことにこそ意味があります。
今回のスプレッドはレイチェル・ポラックの Dr.アポロのなんでもスプレッド を使用しました。
引いたカードはこちらです。
- 知られしものよ:カップの3(逆位置)
- 知られざるものよ:ソードの4(正位置)
- 危うし:ソードの2(逆位置)
- 幸運よ:ソードのナイト(逆位置)
- アクション!:カップのペイジ(逆位置)
カードリーディング
🍷 知られしものよ:カップの3(逆位置)
仲間や交流のなかに、どこか「しっくりこない」感覚があるかもしれません。
無理に合わせることで、本当の自分が置き去りになっていませんか。
「楽しいはずなのに疲れる」──そんな違和感は、あなたの心からのサインです。
🌙 知られざるものよ:ソードの4(正位置)
いま必要なのは休息。
走り続けるのではなく、一度「静止」すること。
この休みの時間が、心と体を整え、次の一歩を軽やかにしてくれます。
⚖ 危うし:ソードの2(逆位置)
「早く決めなければ」と焦って答えを出すことは、かえって危うさにつながります。
迷いがあるのは自然なこと。
今は“結論を急がずにいること”が安全策です。
🕊 幸運よ:ソードのナイト(逆位置)
突進のカードが逆位置に出たことは、「急がないことが守りになる」サイン。
何も決めない、何も戦わない──それが今の幸運の形です。
🌊 アクション!:カップのペイジ(逆位置)
外に表現するより、まず自分の気持ちを“聴く”ことが大切。
すぐに言葉や形にしなくてもかまいません。
揺れる気持ちをそのまま観察することが、やがて新しい芽を育てます。
🌿 全体のメッセージ
白露のカードは、「急いで動くのではなく、いったん静止すること」に力点を置いています。
処暑後半で出ていた「変容」や「分かれ」「飛翔」の流れを受けて、
この白露は“変容の後の小休止”のようなタイミング。
いまは「決める」「進める」ではなく、
「立ち止まり」「整え」「夏の疲れをいやす」ことがテーマ。
秋の運気はお彼岸から巡りはじめます。
だからこそ、この白露の時期は「心と体をやさしくケアする」ことを大切に。
静かな時間を受け入れることで、次に来る流れをより軽やかに迎えられるでしょう。
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