穀雨(4月20日~5月5日)のカードリーディング

オラクルカードメッセージ

4月17日(月曜日)から土用に入りました。土用は立夏の前の18日間をいうので、穀雨の期間と重なります。今回の土用は春の土用なので、春の終わりから夏へ季節が変わるときです。

土用は万物が入れ替わる時期とされています。季節には、その季節特有の風が吹くと考えられていて、土用の場合、春の終わりの風の吹き方と、夏のはじめの風という別の季節の風が混じりあいます。そのため風は流れず、渦を巻いてしまいます。

土用の期間に土を動かすことが凶となるのは、渦を巻いた風が土の中のばい菌を舞わせるので、禍の原因となると考えるからです。

土用は、普段は穏やかな「土の気」が激しくうなりをあげる時で、いつもなら大地から穏やかさや根気などのパワーを得ることができるのですが、この時期だけは注意が必要です。具体的に言うと、 この時期はガーデニングや畑作業など土に触れる作業はおすすめできません。ゴタゴタの元になったり体調を崩しやすくなります。

『Dr.コパのまいにち風水』より

ただ、有難いことに、土用とともに穀雨の期間でもあります。穀雨は百穀(あらゆる穀物)を潤す春雨をいいます。この時期に降る雨は、流れない風の代わりに、大地を静めてくれる有難いものとなります。タロットを見ると水を表すカップのカードが二枚も出ているので、おそらく感情(愛と人間関係)、想像力、直感、家族が鍵を握っています。

前回の晴明(4月5日~19日まで)は、カードでいうと「ゴブリン」に代表されるような、影の部分が表面に出てくる時期でした。そのため、あまり快適ではない日々を過ごした方も多かったと思われます。また、月曜日から土用に入ったので、季節の変わり目で疲れも感じやすい頃です。気分が沈むまま今日を迎えた方も多いのではないかと思われます。

カードを読むと、暗い気分のままひとりで過ごすと、ますます孤独感やネガティブ思考へ進むようです。『13 solitude 孤独』逆位置(画像中段、左側) 

もし今、ひとりぼっちに感じていたり、暗い気分で自問自答を繰り返しているのなら、友人と楽しい時間を過ごしてみるのも良さそうです。友人を通して自分が知らなければならないことを耳にする可能性があります

幸いなことに今期はゴールデンウィークに入りますので、友だちと会ったり、人の集まりで喜びをわかち合う機会をもつのに良い時期なようです。(タロット、カップの3 正位置 画像下段左側)

もうひとつ、ゴールデンウィーク期間中にすると良いのは、あなたと物の関係をもう一度見直すことです。

「玉祖命 たまのやのみこと」(画像上段左側)のカードは、あなたの持ち物は、あなた自身を表すことを伝えています。大切にされたものは、いつまでも輝きを失いません。ものを大切にすることは、あなた自身の魂を尊重することにもつながります。疲れていて、部屋が散らかっていたり、自身のケアもする余裕がないと、グラウンディング(地に足をつける、心と身体をしっかりつなげる)が難しくなります。すると、現実から逃げたくなったり、ささいな言葉に傷ついて愚痴っぽくなったりします。身体と魂をつなぐためにも、自分や自分の持ち物の「お手入れ」をしてみるのも良いと思います。

今期に取り組むテーマとしては、今まで放置していた問題や過去の出来事が再び浮上してくる兆しがあります。(『おおやびこの神』画像上段 真ん中)

今まで見たくなくて見てこなかった物事は、あなたが内側を見るチャンスを作ってくれます。ここできちんと自己を見つめ、対処すれば逆に素晴らしい幸運をキャッチできます。

前回の『ゴブリン』というカードで表される影の問題がまだ続いているようです。でも今期は『20 Flying 飛ぶ』(画像中段 真ん中)が正位置で出ているので、より高い見地から物事を見ることができるようです。

外の出来事に対し、自分が反射的にとってしまう行動を観察すること。そこで見つけた自分のパターンに気づけば、古い習慣を手放して自由を手に入れることができます。

タロットのカップの7の逆位置(画像下段 真ん中)が出ていることからも、今までは、ただただ圧倒されて呑み込まれていた古いパターンを手放すチャンスです。

他人にあなたの正しさを証明しようとしたり、完璧主義に陥ることがないように気をつければ、今期は楽しい時間を過ごせそうです

あなたはそのままで完璧で、愛されており、独りぼっちではありません。

良い日々になりますように。

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