立冬(11月7日~21日)のカードリーディング

オラクルカードメッセージ

11月7日(木曜日)から二十四節気で19番目『立冬』に入ります。暦の上では冬に入り、朝夕に冷え込むようになってきます。

今日は11月4日なので、まだ秋の土用の最中ですが、今回の土用期間は特に何かが切り替わるタイミングだったようです。まだ明確に意識できなくても、10月中に何かが終わり、これからは心の声に耳を傾けることにより、新しい生き方をはじめる時期に入りました。カードでは、注意深くなれば、あなたの理解を助けるたくさんのサイン「しるし」をあなたは受けとっているはずと知らせています。

このカードは、心からの願望を実現させるための導きであるしるしに従うことを勧めています。このカード(Daily Guidance From Your Angels Oracle Cards 画像一番下の段)のカード展開をみると、一貫してポジティブであること、心からの望みを叶えるときに恐れの気持ちを持たないことをアドバイスしています。最後に『Child こども』のカードが出ているのは、現状がどうであろうとも、未来の可能性に焦点をあてることを伝えていると思います。

今回のカード展開は、内面重視の流れです。外側ではいろいろあったとしても、気づきを保つように促しています。

『3 気づきの魔法使い』

魂が一番よく知っています。 静かに観察しましょう 。

周囲の世界で起こっていることをよく観察し、中立を保つように気をつけてください。

このことは内側の環境にも当てはまります。もし、あなたの内側に苦しみがあるなら、観察者の位置に立てば、どのような不快感や過度な興奮でも中立化させる新しい強力な見方を与えてくれるでしょう。

あなたには今、意見や願望に邪魔されない、明確に物事を見る能力があります。

緩やかな上着のように世界を身にまとうには、起こったことは何も自分だけに向けられたものではないという感覚を取り入れる必要があります。人は現れては消えていきます。あなたがどれほど同じ状況でとどまって欲しいと望んでも、物事はある状況から別の状況へとシフトをし続けながら進化していきます。

気づきの魔法使いは、今体験していることを無理に定義したり、 制限することを諦めるようにお願いしています。

万事うまくいっています。

あるがままにしておき、自分の側から何も直接的に影響力を行使しないで、奇跡が開くのを見つめましょう。

The Map Oracle Cards

今期からの「心からの願望」というのは、赤字にした部分「はっきり物事を見る」ために邪魔になるような願望とは質が違うようです。

「自分と自分に関わる身近な人が一生お金に困りませんように!」とか、「自分と同じ考え方、感じ方の人以外とは付き合いたくない」「この仕事でみんなよりも私が優れていると評価されますように!」というような、あまりに人間的といえば人間的だけれど、行き過ぎると「真実を見る目を曇らせることにもなる願望」についてではありません。世間の声に邪魔されないで、静かに自分の中に入っていくことでわかる願望です。

あなたは心がおもむくままに、 自分の人生の脚本を書くことができます。

自分がしたいこと、望むものが何なのかをはっきり自覚し、それを受け容れる気持ちが生まれれば、まるで魔法のように望むものすべてがもたらされるでしょう。

あなたは次に何をすべきかを示してくれるしるしを待っていたようです。それが このカードを引いた理由です。天使は答えが外側からではなく、あなたの内側からもたらされる事実を知らせています。

変化を起こすためには、まず自ら欲するものを自ら決めなくてはなりません。 瞑想のための時間を作り、心に宿る真の願望を見極めましょう。あなたには、他のすべての人と同様に、最高のものを得る資格があるのです

今期も穏やかに過ごすためには常に「今にいる」ことができるよう、冷静さを保つことが大切なようです。身体が疲れているとイライラしがちなので、スケジュールを組むときも可能な限り余白を増やし、体調を整えておくことが今期を無事に乗り切るために大切です。

とはいえ、前回と今回のリーディングの大きな差は、今回はタロットの中でも最高に良いカードである『19 太陽』のカードが出ていることです。前回は『13 死』が出て、古いものが死に、新しいものが生まれる暗示でした。今回のカードをみると、古いものは終わり、新しい流れがはじまる「切り替え」はうまくいったようです。

ただ、ここまで大きな切り替えは、普段の生活では多分意識できません。暦の上で季節が移り変わるのも、体感とはズレています。「気」の世界(見えない世界)では新しい季節となったとしても、私たちが身をもって実感するのはだいぶ後で、すでに最盛期を過ぎた頃であるのと似ています。

タロットは人生で大きな意味を持つ大アルカナカードと、日常の出来事を表す小アルカナカードに分かれます。流れを決定づけるような人生の大きな出来事は大アルカナが表します。

今回は大アルカナでは幸せを表す『太陽』のカードが正しい位置で出ていますが、日常レベルの出来事としては、それとは反対の意味を持つようなカードが出ています。こういう場合、出来事がわかりやすい形で起きないので、気付かないうちに周囲にふりまわされたり、自分の感情にふりまわされて、あとで後悔するようなことを起こしがちです。

変化はまず見えない世界で起きて、誰でもわかるレベルまで現象化するまでには時差があります。今回も時差があるため、『新しく希望に満ちた太陽の光』を感じるより、終わっていくことの方が目立つでしょう。

具体的には、今まで押さえていた感情が噴出して、激しく混乱したり、ブロックを外そうとする課程でフラストレーションを感じすぎて激流に飲み込まれるような感覚もありそうです。

このカードは「カップのキング」の逆位置になります。今期は感情の均衡を保つことが難しいようです。このカードだけでなく、他のカードを見ても、状況を感傷的に考えすぎることに注意を促しています。不注意にドラマに巻き込まれたり、冒険するのは危険です。大切なのは自分の内側が平和であること、物事の捉え方が明晰であることです。自分が平和な気持ちではないまま外側をなんとかしようとすると、危険な状況に陥ります。具体的には以下のカードです。逆位置で出ていますが、見にくいので正しい位置で載せます。

このカードに描かれた嵐の雲は困難を暗示しています。波乱含みの状況、争い、口論を表します。先ほどから「あなたの心からの願望」と書いていますが、このカードが現すのはそうではなく「~が欲しい!」というような「欲望」です。そしてこのカードの意味のひとつに「あなたが欲しいと思っていたものは、今では何の役にも立たない」というのがあります。

このカードが現れるとき、大切なのは内省することです。そうしないと状況が深刻化します。このカードの良い活用法としては、自分自身に対して、或いは身近な誰かに対して、思いやりや気配りができるくらい、自分の器を大きくすることです。欺いたり、報復を考えたりすると、ネガティブなエネルギーを自分の中に取り込むことになります。

今期大切なのは、人生で起こるすべての出来事が学びと成長のチャンスであること、大きな流れとしては「太陽」のカードが現す非常に明るい輝きの時期に入っているので、心配しすぎないことです。

「太陽」の占い上の意味は、絵に描かれている輝かしい子供のような純粋さや率直さです。

このカードは喜び、幸せ、そして生きることの美しさを強く感じることを意味しています。

最も深い意味においてこのカードは、全く新しいやり方で世界を眺めること、すべての命が喜びと光に統合されていることへの理解を示しています。とりわけこのカードが示しているのは楽観、エネルギー 、驚きなのです。

レイチェル・ポラック『タロットの書』

今期ははっきりものを見る明晰さと、子どもの持つような明るさを忘れないことが大切なようです。

「あんな小さな燈火(ともしび)がこんな遠くまで光を放つとは!
きっとあのようにいい行為は悪い世の中を照らすのね」
シェイクスピア『ヴェニスの商人』小田島雄志訳

良い日々になりますように。

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