6月5日(水曜日)から二十四節気で『芒種』に入ります。田植えをはじめる時期であり、梅雨がはじまる頃になります。
今期のカード展開で一番重要なのは、タロットで『16 塔』が出ていることです
2022年から二十四節気に合わせてカードを引いていますが、このカードが出たのは初めてです。個人的には「やっと出てくれた!」という感想です。
これは一般的には出て嬉しいカードではないかもしれませんが、本当は何年間も「土台がしっかりしていなくて、いつでもガタガタな状態、動乱状態」がずっと続いていました。それがやっと表面化し、変容できる前触れのカードです。
この動乱期に大切なことは「価値観を変えること」「見方を変えること」「古いものを壊して新しい生き方にシフトチェンジすること」でした。今回『塔』のカードは上下揃った正位置で出ています。アンソニー・ルイスはこのカードに『Sudden Enlightenment 突然の悟り』というタイトルをつけていますが、表面上はともかく、良い意味で大きく変化するときのようです。
『16 塔』正位置
あなたを閉じ込めたり人生を制限したりしている構造を厳しく評価する必要があることを示している。
自ら行動に出ない場合は、宇宙が何らかの方法で変化を強いてくるだろう。
前進を妨げてきた長年の習慣は放棄しなければならない。
予想外の変化は、最初のうちこそ心に傷を残すかもしれないが、長い目で見れば再生の扉を開いてくれる。
「すべての危機は好機(チャンス)を与える」という古い格言がある。
予期しておらず、時には劇的な変化をもたらす出来事が起こると、人は往々にして、自分の現実と信念体系を深く見つめ直すものだ。その種の出来事としては具体的に、別離、離婚、失業 、落第、財政的な停滞、気が動転するような医療診断などが挙げられる。
アンソニー・ルイス『タロット事典』
オラクルカードもあわせて解釈すると、上記のようなことがすぐ起きてすぐ終わるわけではなさそうです。
変化はこの6月で終わるものではなく、これから一年かけて変化を促し続けるようです。
「変化ってどんなことが起きるの!?」という質問に関しては、まだ答えが明かされる時期ではないようです。「その時期ではありません」のカードが出ています。ただ、最初は不愉快さを感じるかもしれません。
不愉快なニュースはそれを受け入れることを抵抗した時にだけ不愉快になります。
時には、最も望まれていることが、あなたもしくは他の人の最高善のために良くないという理由で、遠ざけられていることがあります。
また時には、運命のパターンがまだ理解されていないために、損失や失望があるかもしれません。例えば悪天候はボートを脅かすように、変化は何かをあなたに押し付けるかもしれません。
シフトの状況に適応し、後になればどれほど空が美しいかを考えてみましょう。
あるがままを受け入れましょう。
そうすればもっと充実した道のりが間もなく現れるでしょう。
もし予期せぬことを期待すれば、 ショックを受けることも何もないことを覚えておきましょう
The Map Oracle Cards
最近のカードが何度も伝えていることは、現時点であなたが思いつく未来の結果にはならないが、それよりもっと素晴らしいことが用意されている。いったん「ゼロ」になって新しい物語が生まれる「余白」を作ってほしいようです。
「ゼロになること」「人生に余白をつくること」とは、具体的にはタロットの「カップの8」の内容になります。
(このカードの人物は) ただ何かを手放して、次に向かう時が来たことを理解しているだけなのです。
このカードは、ある人間関係を終わらせる、あるいは仕事を辞める、引っ越す、その他人生に何らかの変化を起こす必要を理解する時であることを、あなたに伝えている可能性があります。
上の列に並んだカップに隙間があるのに注意してください。彼は人生に欠けているものを見つけに行ったのかもしれません。
このカードはやや穏やかな意味ではありますが、外向きの活動から離れて、孤独と内省に向かう時だということを示している場合もあります。
月がどのように描かれているのか、もう一度よく見てください。 このカードは夜の場面というより、むしろ日蝕を表しているのかもしれません。これは、少なくても当面は月が太陽の性質を引き受けていることを、象徴的に表しています。
外の世界ではなく、自分の内面を見つめてください。問題を解決しようとするよりも、自分の直感の導きに任せてください。
レイチェル・ポラック『タロットバイブル』
このカードが出るとき、自分の気持ちに正直になるのなら、何かから立ち去り、先へ進みたい自分がいることに気付くはずです。嫌なことだから立ち去りたいわけではありません。むしろ良い思い出の方がたくさんあるかもしれません。カードには8個のカップが並んでいます。これは「今いる場所」であなたが努力を続けた結果です。(タロットのペンタクルの8 画像上段 左端)この結果があるからこそ、あなたは立ち去りがたく感じているのです。では何に向かって旅立とうとしているのか、それは個人の人生により異なります。時間をとって内省し、心に聴くときです。
今はまだ完璧なタイミングが来ていないので、すぐには答えはわからないかもしれませんが、楽観的な気持ちで辛抱する時期だそうです。
信頼しなさい
今は、とにかく信頼する時です。 質問に対して「イエス」も「ノー」も存在しないことがあります。時にはどうなるかわからないでいた方が、私たちの目の前で奇跡が起きやすくなるという状況もあるのです。
子供が贈り物の包みをあけるように、人生を魔法に変える要素の一つがサプライズの喜びです! たとえまだ中身を教えられないとしても、天使たちが素晴らしいものを用意してくれていることを信頼しましょう 。
Angel Answers Oracle Cards
むしろ「どうなるかわかっている!」と起こって欲しい結果に執着することを戒めています。
問いかけ の主題には内容が無く、今すぐには何も答えを与えてはくれないでしょう。
蜃気楼のチラチラ光る輝きが、どれほど美しく誘い掛けてきても、それは幻想です。
乾いた砂漠のカードが逆位置に現れる時は、「あなたの願望を達成しようとする考えが催眠術をかけられてしまわないように」という警告です。
この井戸は空なのです。
ですが、ここにあるギフトを考えてみましょう。
あなたがいるこの場所は正しい場所でもなければ、正しい人や 正しい環境も与えられないことを知ってください。
ということは、ここよりももっと良い、もっと充実感があり、生活が成り立っていく場所が訪れるということです。
この警鐘をお祝いして感謝しましょう
The Map Oracle Cards
赤字にした「この警鐘」というのが、タロットでは「塔」です。このカードは私にとっては印象深いカードです。というのも、長い介護時代にずっと出ていたのがこのカードでした。でも当時は意味がわからず、早くこの状況が終わることだけを考えていました。今になってわかるのは、このカードが出るときは価値観に揺さぶりをかけられるということです。塔のカードのタイトルとしてつけられたのは「突然の悟り」です。悟りとはある意味、精神的自殺だと思います。形にとらわれた、本質ではなく見かけばかり気にするようなエゴ(自我)を消滅させるので、不思議に静かな気持ちになります。これを経験すると、静寂という空間に愛がたくさん詰まっているような感覚に気付きはじめます。とはいえ、私は頑固なので抵抗が強く、その心境に到達するのに10年くらいかかりました。そのときは見ず知らずのダウン症らしき女の子から呼び止められて「ここにいて!」と連発されました。神秘家のメルキゼデクという人はダウン症の人の方が一般的地球人より進化していると本に書いていましたが、本当にそうだと思います。あとは、外で猫を抱っこして何も考えないでいると、静寂が空間として存在していることに気付かされました。
それはともかく、当時は「今ここにいる」パワーがわかっていなかったので、無駄な動きが多かったです。でもまた「塔」が出たので、今度は当時と違うやり方「今、ここに存在する」方法で対処したいです。今期は特に後半、何か大きな変化がありそうですが、それは「良いこと」で「すべてうまくいく」と信頼することが大切です。
良い日々になりますように。
コメント