二十四節気は「雨水」。
降る雪が雨に変わり、
氷がゆるみ、
大地が水を取り戻す頃。
まだ寒さは残っていますが、
世界の内側では確実に変化が始まっています。
そんな時期のカードは、
とても象徴的な並びになりました。
◆ 今回のカード
- 教皇(逆位置)
- 恋人たち(正位置)
- ワンドの8(正位置)
- ワンドの10(逆位置)
- ソードの3(正位置)
【知られしものよ】教皇・逆位置
— 自分の足で立つということ —
教皇の逆位置は、
「自分の道を歩む」ことを示します。
けれど同時に、
・思い込みに縛られていないか
・極端な信念に固まっていないか
・誰かの権威や常識に無意識に従っていないか
という問いも投げかけます。
本当にそれは「あなたの選択」でしょうか。
雨水は、氷がほどける季節。
凝り固まった考えも、少し緩める時期です。
【知られざるものよ】恋人たち
— 選択は、関係を変える —
恋人たちは、単なる恋愛ではありません。
「価値観を選ぶ」
「どちらの人生を歩むかを決める」
大きな方向性の選択です。
立春のリーディングでも「始まり」が示されていましたが、
今回はその始まりを“決断として引き受ける”流れ。
春は、心を動かします。
だからこそ、選択は情熱的になりやすい。
でも本当の選択とは、
衝動ではなく、覚悟です。
【危うし】ワンドの8
— 勢いに飲まれないこと —
ワンドの8は「急展開」「スピード」。
物事が一気に動く暗示。
しかし、勢いのままに走ると、
本当に自分が望む場所とは違う方向へ行ってしまうこともある。
雨水は「解ける季節」ですが、
まだ春本番ではありません。
動く前に、ひと呼吸。
【幸運よ】ワンドの10・逆位置
— 背負わなくていいものを降ろす —
この位置に出たワンドの10逆位置は、とても象徴的でした。
ワンドの10は、
「責任を抱え込みすぎる人」。
誰にも頼らず、
全部自分で運ぼうとする。
拒絶を恐れて、
「助けて」と言えない。
けれど逆位置で、しかも幸運の位置に出ています。
これは、
「もう背負わなくていい」
という祝福。
それは逃げではありません。
卒業です。
【アクション!】ソードの3
— 雨を受け入れる —
ソードの3。
よく見ると、
ハートに刺さる三本の剣と、静かな雨。
これは嵐ではありません。
しみる雨です。
雨水の季節に、
雨のカード。
偶然ではないでしょう。
卒業式のような感情。
少しの寂しさ。
少しの痛み。
けれどそれは、
破壊ではなく「通過」。
感じずに進めば未練になる。
感じて進めば卒業になる。
◆ 雨水は「移行」の季節
雪が雨になる。
氷が水になる。
かたちが変わるときは、
少し痛みを伴います。
今回のリーディングは、
- 常識から離れ
- 選択を引き受け
- 背負いすぎをやめ
- 感情をちゃんと味わう
そんな流れを示していました。
春はもうすぐ。
けれど今は、
まだ雨水。
静かな雨を受けながら、
ゆっくりと移ろう時間です。
今回のカードは、
別れのカードではありません。
移行のカード。
雨は、春を連れてきます。
この期間、
自分の感情を否定せず、
静かに受け止めてみてください。
それが、次の季節への準備になります。
良い日々になりますように。

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