霜降期間(10月23日~11月6日)の感想

オラクルカードメッセージ

あと一週間で霜降期間が終わります。この期間のカードによるメッセージは

個人が内面で最大の努力をして壁を壊すこと、それが創造につながる

もし私が、何が重要なメッセージであるかを知っていたら、それは何だろう?という問いかけを自分にしてみる。その答えは祈りを通じて与えられる

という二つが特に大切でした。

皆さまはどのような期間でしたか?

今回は、残りの霜降期間が実り豊かなものとなるよう、個人に与えられたメッセージがわかりやすくなる助けとなるようなメッセージをくださいという祈りのもとで、カードをひきました。

使ったカードは、画像左側がarcangel power tarot cards 右側がmermaids and dolphins oracle cards です。

まず二つのカードをみて思うのは、これは水に関係しているなということです。

ラファエルのキングは、いわゆるタロットのカップのキングであり、カップは水を象徴しています。

カップは水を受け入れて保持することで役割を果たします。東洋的に解釈するなら、陰陽なら陰、積極的と受動的なら、受動的なものを象徴します。

ただ、そのカップと結び付いているのがキングであり、キングが象徴するのは権威であり、大きな責任を負う者。決断を下し、嘆願を聴き、国を導く者です。これは元素に例えるなら、火が象徴されるのがふさわしいものです。

つまりカップのキングは「水の火」を表します。

水と火は真逆で天敵のようなものですが、古代の錬金術師にとっては水と火が結合することで新しいものを産み出すための変容が可能になると考えていました。

東洋的にいうなら、干合(かんごう)です。干合とは結婚の組み合わせです。真逆のものが一緒になって新しいものを産み出す(つまりこどものこと)のが干合なので、新しいものを産み出すときは、何らかの変容が必要なこと、変容のためには真逆な性質をひとつにするという困難さがあるという理解は、東洋でも西洋でも同じようにあったとわかります。

今回は最大の努力をして壁を壊すことが要求される時期でした。

ラファエルのキング、カップのキングは水と火の要素を統合し、全く別の命を産み出す変容のカードと捉えれば、その壁は、今までの無意識の習慣による考え方、感じ方を手放すことによって壊れます。全く新しいものの見方をする時期がきたようです。

新しいものの見方は、画像右側を見ると「worthiness 価値」が出ており「あなたは価値あるものを受け取るにふさわしい人です」とあります。解説書には

『私に届く贈り物に感謝します。そして贈り物を喜んで受け入れます』

と言って、受け取る許可を自分に与えることは愛の実現を願う神の計画を手伝うことになるとあります。

贈り物というと、プレゼント。プレゼントはpresent。presentは現在という意味で、それは『pre-sent』「前に 贈られたもの」

つまり、『今この瞬間が神の計画としてあなたに贈られたものであることに気づきなさい』というメッセージと思われます。

これを理解するのは本当に大変でしたし、今でもすぐ忘れてしまいます。

例えば昔からよく感じていたのは、「これは誰でもできる仕事だから、◯◯にやらせよう」という発想が世界中、上から下まで浸透しているということでした。

そういう意味で、今の日本の政治家は確かに国民の代表だと思います。政治家の劣化は、他人事ではなく、国民が(もちろん自分も含めてます)劣化したということです。この事実を受け止めないと前には進めないと個人的には思います。

なぜここまで劣化したのかを突き詰めると、それは多分資本主義的なことですが、そこからもう一段内省すると、物事には(人にも当てはまる)価値があることとないことがあると勝手にジャッジしたことからはじまったように思います。

例えば私は介護をしているときでも、家事をしているときでも、「それは誰でもできることだから、お金を払って誰かにしてもらえばいいのに、もっと有意義なことをしようよ」的なことを言われると、かなり違和感を覚えながらも、ひそかにプライドが傷ついたりしてました。

また、スピリチュアル関係で生きている自称スピリチュアルな人が「なんでこんなことをしなきゃいけないのよ!」と怒りながらゴミの分別をしているのを目撃したときも、日常を馬鹿にするなら、スピリチュアルって嫌だなと心底思いました。

それからアーティストと呼ばれる人が、凡庸な発想なのにアーティストというラベルを自分に貼るのに固執して「普通」を下に見たり、逆に普通のサラリーマンにしか見えない人がピュアな感性を保っているのを発見すると、肩書きは意味がないとも思いました。

つまり何をしていようと、世間的には「誰でもできる立派じゃないこと」をしていようと「今していること」が「自分がやることになっていることだ」「自分へのプレゼントが今この瞬間だ」と100%受け入れない限り、世界は不愉快なままなんだとわかりました。

私は短気なところがあるので、「早くこれを終わらせて、自分の好きなことをしよう」とすぐ思いますが、他のことを考えながら今やっていることを行うのと、今やっていることが自分の目的なんだと意識して行うのとは質が大きく異なります。そして、それしか未来を変える力はないように思います。

「今この瞬間」が神さまが自分にくれたプレゼントで、「今やっていること」は、全宇宙が協力して私のために用意してくれたことだと受け入れるのは、すべての構造を破壊できるくらいのパワーがあるように思います。

それがラファエルのキング、カップのキングの力のように感じます。

カードのラファエルのキング、つまりカップのキングは、解説書をみると「クリエイティブな情熱に従う」とあります。

また、そもそもカップのキングは、「深い感情や想像力を備えながら、それを隠す傾向を持つ、成功している人物」であるとされています。ただ、今回ひいたオラクルカード版タロットで強調されているのは、「信頼しても安全であること、温かく、もの惜しみしない、理想の父親像」とあるので、今この瞬間を受け入れても安全だし、怖いことにはなりませんというメッセージにも読み取れます。

今回は、自分が感じていることを長々書きました。正解はないので、これからの一週間で、あなたにはあなただけがわかるメッセージが届くことと思います。

次回は二十四節気「立冬」です。11月7日になります。

 

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