― 立ち止まり、人生を味わう ―
期間:10月29日〜11月6日(秋の土用の中にて)
🌕 秋の終わり、冬の始まりへ
10月23日に「霜降」を迎え、季節は秋の終盤。
木々の葉はゆっくりと色づき、コートが必要になってきました。
そして前回のタロットリーディングを行った10月21日は天秤座の新月。
この時期は、**「整える」「選び直す」**というテーマが自然と浮かび上がるタイミングでした。
🪶 出たカード
- Follow the Leader(正位置) ─ 人を導く、知恵の継承
- Come Together(逆位置) ─ 感情のすれ違い、心の整理
- Stuck in the Mud(逆位置) ─ 動けなさ、焦り、見直しの必要
そしてタロットで対応するアクションは、ソードのクイーン(正位置)。
🌬ソードのクイーンが照らす「守りたいものを選ぶ」生き方
前回のリーディングで取るべき行動の場所に現れたソードのクィーンは、感情で押すのではなく、事実と言葉で境界を引き、最小限の動きで最大の効果を出す象徴です。
彼女は、情に流されずに見極める力を持つ女性。
ただ冷静なのではなく、「真実を守るために、余分を削ぎ落とす」知恵の象徴。
だから今回の流れではこう読めます:
Follow the Leader(自分が体験してきた痛みや喜びを、知恵として他の人と分かち合う時) → Come Together逆(今は感情の整理を) → Stuck in the Mud逆(いったん立ち止まる)
→ 最後に**ソードのクイーン(選択と言語化)**で、自分の道筋を明確にする。
🔹皇帝逆位置が崩した「古い秩序」
霜降のタロットで登場した「皇帝の逆位置」は、
自分のやり方・固定観念を手放すプロセスを示していました。
“形だけの権威”や“こうあるべき”という頑ななルールを崩したことで、
感情(カップ)と情熱(ワンド)がむき出しになり、
今まさに「素の自分」に立ち返る時期を迎えています。
そしてこの霜降後半、そこにソード=思考が入ってくることで、
はじめて整理と再構築が始まります。
🔹「守る」と「切る」は、表裏一体
本当に守りたいものを選ぶためには、
「切る」「離れる」「沈黙する」といった行動も必要になる。
それがソードのクイーンの智慧です。
でも彼女は冷たくはありません。
彼女の線引きは、怒りではなく、愛の形。
「自分と他者の尊厳を守るために、線を引く」。
その線は、愛を守るための見えない結界です。
🌿 タロットのメッセージ
焦って結果を出そうとせず、
「何を手放すか」よりも「何を守りたいか」を意識して過ごしてみましょう。
言葉にすることで曖昧な気持ちが整理され、
霜が降りるように静かに、澄んだ光が戻ってきます。
「本当に守りたいものを選ぶ」──それが、霜降から立冬へ向かうあなたの学びです。
次からは今回のオラクルカードを詳しく見ていきましょう。
🌕 テーマ:導く人としての成熟 ― Follow the Leader
1枚目に現れたのは 40番《Follow the Leader》(正位置)。
このカードは「あなたが歩いてきた道そのものが、誰かの光になる」というメッセージ。
過去の苦しみや喪失、喜びや挑戦──
その一つひとつが知恵のお守りとなり、
あなたを「導く人」へと育ててきました。
あなたが本当に正直に生きること。
それが誰かの道を照らすことになる。
ここでの“リーダー”とは、誰かを支配する存在ではありません。
派手な行動や宣言ではなく、
日々の暮らしの中で静かに誠実に生きる姿そのものが、
他の人の心を照らす時期なのです。
これは、前回のタロットで出た**「皇帝の逆位置」**からの続きでもあります。
権威的なやり方を崩し、
“力で導く”から“共感で導く”へ。
この変化こそが、今あなたが学んでいる魂の成熟です。
💞 今、取り組むべきこと:愛の再調整 ― Come Together(逆位置)
2枚目は 8番《Come Together》(逆位置)。
このカードは、愛のエネルギーがどこかで滞っているサイン。
もしかしたら「こうあるべき」「もっと愛されたい」など、
無意識のうちに“愛をコントロールしようとする”気持ちが出ているのかもしれません。
真実の愛は、努力や犠牲のうえには咲かない。
自然に流れ出すものを、信じて受け取ること。
愛を得ようとするほど、愛は遠ざかる。
この逆説を理解するとき、
本当の意味で「受け取る力」が戻ってきます。
タロットで出た ワンドのエース(情熱) と
ソードのクイーン(知恵) の組み合わせは、
まさにこのことを象徴しています。
情熱だけでも、理性だけでもバランスは保てません。
いま必要なのは、
「自分を信頼して、愛を流れに任せること」。
🌾 結果:立ち止まり、人生を味わう ― Stuck in the Mud(逆位置)
最後に現れたのは 24番《Stuck in the Mud》(逆位置)。
このカードは、「ぬかるみに足を取られている」ような感覚を象徴しています。
けれどもその意味は、単なる停滞ではありません。
「立ち止まって、素晴らしい人生を味わうように招かれています。」
このメッセージこそが、秋の土用(10月20日〜11月6日)のテーマと深く響き合います。
土用は、次の季節へ移るための**“調整時間”**。
つまり、冬の新しい流れを迎える前に、
自分の内側の土台――思考・感情・身体――を落ち着かせる時期です。
🍁「動けない」は、招かれた静けさ
このカードが出ると、多くの人は「停滞」「失敗」と感じがちですが、
実はこれは“宇宙からの一時停止命令”のようなもの。
私たちはつい、「欲しいときに、欲しい方法で、欲しいものを手に入れたい」と願います。
でも、宇宙の流れはそれよりもずっと大きく、
いまは“まだ動く時ではない”というサインを送っているのです。
焦ってもがくほど、泥は深くなる。
けれども、いったん力を抜いて足元を見れば、
そのぬかるみの中に**「今この瞬間しか見えない光」**が潜んでいる。
確かに、「ぬかるみに足を取られている」ような状況を描いたカードです。
でもこのカードの真意はこうです。
動けない時間は、宇宙からの優しい休符。
「もう一度、自分のリズムに戻って」と告げられているのです。
🌙 土用の静けさが教えてくれること
- 「動けない」=「整えるための静止」
- 「愛が流れない」=「自分を大切にする合図」
- 「導く」=「押すことではなく、灯すこと」
前回のタロットでは「皇帝の逆位置」が古い秩序を崩し、
今回、ソードのクイーンが「見極め」と「言葉の整理」をもたらしました。
そこにこの「ぬかるみのカード」が加わると、
行動ではなく静止による知恵が完成します。
動くことで切り拓くのではなく、
立ち止まることで、世界のリズムに戻る。
それが、季節の終わりである土用の「静かな勇気」です。
✨ 霜降後半のメッセージ
いまは焦らず、立ち止まり、人生を味わうとき。
あなたがこれまでに得た経験と知恵は、もうすでに他者を照らしています。
土用の静けさの中で、自分の心と愛を整えましょう。
冬の扉が開くころ、あなたはまた新しい光を携えて歩き出せるでしょう。
次回のカードリーディングは11月7日『立冬』になります。


コメント