2023→2024 カードリーディング

オラクルカードメッセージ

今日は2023年12月31日、朝は雨の大晦日でしたが、昼頃から太陽が顔を出してくれました。旧暦ですと来年2月の立春まではまだ新年ではありませんので、区切りとしては22日の冬至の方が意味があります。とはいっても世間では明日が新年なので、2023年を完了させ、2024年をはじめるには、何を完了させて、どんな行動を取るべきかカードに聴いてみました。使ったカードはThe Avalon Of Oracle Cardsになります。

まず、カード全体を見て思うことは、前回の冬至付近のリーディング内容と似ています。ちなみに去年の年末のリーディングをみると、年末に引いたカードのテーマが一年間を通じて繰り返し出てくるので、多分来年も今日引いたカードのテーマが達成されるまで、同じ内容が繰り返される気がします。今年のテーマは、タロットだと『12 吊るされた男』(画像右側)と『カップの6』(画像左側)でした。

タロットで6という数は、人間関係における優位性、そこから生まれる寛大さを表します。

カップの6は年上の子どもが年下の子どもに花を与えている絵でした。一般的には過去の思い出や子ども時代の幸せな記憶、ノスタルジア、誰かからの贈り物というように読み取ります。

でもこのカードは、『単純に幸福のカードと考えるか、暗い底流が存在するカードと考えるかによって、他のカードよりも多くの要素が混在する』というレイチェル・ポラックの解釈が一番しっくりきます。

左の子供は女の子を上から見下ろすように立っています。そして女の子はとても厚着です。見たところ温かそうな日であるにもかかわらず、彼女の手は大きなミトンで覆われています。このカードを「ソードの8」の縛られた女性ほどあからさまではないにせよ、同じくらい無力な状態の人物、と見る人もいます。

ほとんどの解釈ではこのカードを郷愁、ノスタルジアと捉えます。 幸せな子供時代や、あるいは人間関係の始まりなど、少し前から続いている幸せを振り返っているのです。

また郷愁は、欺瞞的ーつまりは不愉快な歴史を時として隠してしまうこともできる「ファンタジー」にもなりえます 。

人によってはこのカードを否定 /拒否とみます。

2人の人物が来ている衣服、特に左の人物の服はおとぎ話の衣装のようです。

私たちはおとぎ話を甘美なお話と捉えがちですが、しかし、しばしばおとぎ話は「末永く幸せに暮らしましたとさ」に至る前に、暗く恐ろしい場所へと私たちを連れて行きます。

タロットバイブル レイチェル・ポラック著

今年起きた一連の出来事をみると、華やかな世界を演出する組織の暗い部分が噴出した一年でした。今年は癸水(きすい)の卯(うさぎ)年で、きれいな水の年でした。人や土地を潤す水は純粋で、何より汚さを嫌います。汚い生き方やあくどい組織は淘汰される年と占えますが、まだその流れはしばらく続きそうです。

一年を振り返ると、タロットの「12 吊るされた男」は、欺瞞的なファンタジーから抜け出し、「見方を変える」ことを象徴していたようです。「見方を変える」というのは、言葉を変えれば「自分の考えを持つ」とも言えます。

それは「カップの6」の厚着の女の子のように、社会的に強い立場の誰かに世話してもらうような「弱い立場」に置かれても、「吊るされた男」のように身動きがとれなくなっても、「自分には力がない」とあきらめてはいけない、というのがメッセージだったように思います。

今さら2023年を振り返っても明日から2024年ですけど?と思われるかもしれませんが、来年はより強く「自己欺瞞は許さない」流れが来るので、逃げることが一番良くありません。

言葉を変えれば、自分にとって他人から言われると「耳の痛い話」や、深いところではわかっていながら見てみぬフリをしてきた「本当は変えたいとわかっているのに、自分で自分に嘘をついてきたところ(つまり自己欺瞞)」に光を当てて、力に変えることが大切なのだと思います。課題は2023年に見つかっているはずです。

今回引いたカードも、今まで書いたこととほぼ同じです。「KING」のカードは、男性、権威、法、正義を表します。これが来年の表面だとすると、裏面は「The Water Faery 水の妖精」で感情や気持ちを現すカードです。危険なので気をつけることとして、「ゴブリン」が出ています。

まとめると、今年一年の出来事を振り返って、感情が波立つようなことがあったとしたら、それはどんなことでしたか?

それについてあなたの本心は、何を告げていますか?

水の妖精のカードはあなたの感情と向き合うことを恐れないようにと伝えるカードです。

たとえ感情が荒れ狂っていても、感情は水の流れのように変化します。あなたは感情そのものではなく、その感情を味わっている人です。

自分自身の感情を味わい尽くしたら、感情のパワーと、それが及ぼす影響に気をつけることが大切です。感じているのに、感じていないフリをしたりする「負の方向」に向かうと、ゴブリンに捕まります。ゴブリンは、身勝手な行動や依存性的な振る舞いにあなたを導きます。

ここで大切なのは『9 The Eagle ワシ』のカードで、ワシのように人生の上空に舞い上がり、全体像をみること。

人生の些細なことにこだわるのはやめましょう。精神世界こそ本当の世界であり、あなたの現実の人生は夢に等しいのです。

ワシが現れるのは、祈りのサインでもあります。いま、神と意識的に対話をする時です。ワシの姿を借りて現れる精霊のガイダンスに従うとき、あなたは絶えず守られ、神に導かれていることを忘れないでください。

The Avalon Oracle Cards『9 The Eagle』

前回も書きましたが、意識的に自分の内なる神さまと対話するには、静かな時間が必要です。

今回引いたカード展開法は、どんなアクションを取るべきかを教えてくれますが、それについては魔法使いマーリンのカードが出ました。マーリンとは、アーサー王伝説に出てくる最強の魔法使いで預言者です。来年一年を通じて大切になるのがこのカードです。

このカードのキーワードも、正義、バランスで、錬金術という意味もあります。

マーリンは魔術師、高位の神官で、通過儀礼と錬金術の使者です。彼は屈強な魔法の番人で、鉄を黄金に変える力を持っています。マーリンは「あなたは行動を起こすのに必要なものを全て備えている。成功に不可欠な資質が完全に備わっていることを喜びたまえ!」と告げています。

あなたはマーリンの魔力を借り、人生とその目的について、自分の中にある 答えを見つけることができると申し渡されています。

マーリンに出会う時、彼はあらゆる状況で、強行手段を取らずとも、正しいことがなされるだろうと告げています。

まず人生にバランスをもたらすには何をするべきか自分に尋ねてましょう。

もしかして、あなたは仕事のことばかり考えていませんか?

十分な休みを取っていますか?

あなたが探している答えは、目に見えるところにはありません。

今こそ、瞑想や祈りを通して内面を見つめ、 マーリンの魔力が及ぶ精霊界に未来を描くためのしるしや予兆を送ってほしいと頼む時なのです。

マーリンは、あなたが彼の教えや魔力を自分のものにできるまで、その力を貸すと告げています。

彼は常に「あなたは本来、輪廻転生 の旅により成長を続ける無限の魂なのです」とメッセージを伝えています。

マーリンが現れる時、決して自分の外に答えを求めてはいけません。思い出してください。マーリンが送ったしるしや予兆は、すでにあなたの内側にあるものを映し出しているだけなのです。

マーリンは、『ロードオブザリング(指輪物語)』に出てくる魔法使いのガンダルフのような存在です。ガンダルフは、何百年もの間、悟りを拓くには足りないところがある「灰色のガンダルフ」と呼ばれていました。最高の魔法使いは「白の魔法使い」で、ガンダルフが灰色だったときは「自分より賢い人がいる。自分は白の魔法使いにはなれない」と思って、のんびりタバコをプカプカふかしているような魔法使いでした。でも、白の魔法使いもいつの間にか堕落していて頼りにならず『自分しかいない!』と覚悟したら、白になれました。(その前に一回死んでますが)

次回のリーディングは1月6日(小寒)になります。

今年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。

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