2月3日から二十四節気『立春』になります。旧暦では節分の翌日、立春を元日としました。今期から新しい年がスタートします。2025年は乙巳(おつぼくのみ/きのとみ)年です。
今から1380年前の645年に起きた大化の改新は、今は学校で乙巳(いっし)の変と習うそうですが、今年と同じ干支『乙巳』に起きました。これは一大クーデターであり、この年、蘇我氏が滅んで天皇中心の国造りが始まりました。(飛鳥時代)
1185年の乙巳年は平安時代末期です。壇ノ浦の合戦で平家が滅び、武家社会が始まります。
時は下って明治時代では、1905年の乙巳年は日露戦争があり、昭和に入った1965年の乙巳年はアメリカの北ベトナムへの軍事介入が始まりました。
このように歴史をみると、乙巳年は歴史が大きく動くことが多いです。立春のカードリーディングは、今年一年の予告の意味もあると考えます。今回のリーディングを見ると、今年はなかなか厳しい年になるだろうと予想されます。冬至を一年のはじまりと考えることもできるので、冬至のリーディングも参考にすると、同じカード『正義』が出ています。
結論から先に書くと、今年大切なのはタロット大アルカナ『11 正義』のカードです。

タロットの大アルカナカードは0番からはじまり、21番で終わります。0は魂を表すと捉えると、0番に描かれている愚者が旅に出て、いろいろな経験をし、死を迎え、死を超えて、21番で完成する壮大な物語が大アルカナが象徴することです。
そのなかで『11 正義』のカードは大アルカナの中間に位置します。カードには天秤が描かれています。これは物語の中間点において、自分の人生を正直に、公平な目で見つめることによって、人生における様々な問題のバランスをとる時期がきたことを表します。
奇しくも、乙巳年は『従来の何もせぬ因循姑息(ぐずぐずしていて決断がつかない)ということにケリをつけて、いかなる抵抗とも闘って、思い切って革新の歩を進めていかなくてはならない』(安岡正篤著『干支の活学』)年であることとも一致します。
ただ気をつけなければならないのは、今期『正義』は逆位置で出ています。同時にソードの5(画像一番下のカード)も逆位置で出ています。この組み合わせは用心しなければなりません。また、注意することとしてワンドの5も出ています。
総合的に判断すると、今期、そして今年一年で大切なことは、目標や意志をはっきり決めることです。でもその目標や目的に「相手をやりこめて優位にたちたい」という気持ちがあれば、優位にたつどころか失敗しそうです。自分にとって大切なことは何かを見つめ直すことが鍵になります。
『乙巳』の年はカッカしたり、イライラしやすい年でもあるので、冷静さが大切です。そして身近な人に不平不満を感じやすくなりがちですが、まずは謙虚に、正直に、自分の言動を検証してみることも必要です。それをしないと判断ミスをしてしまう怖れがあります。
感情的になると読みが甘くなるので、時期を見極める冷静さを忘れないことです。また、あまり人をやりこめたい、失敗を認めさせてやる!と息巻いて自己主張することも危険です。
偏見や誤解のないリベラルな考え方をすることも『正義』のカードが出たときに求められます。内省し、今までのあなたの人生の歩みで身につけた知恵を活かす時です。いろいろなことが起きるとしても、経験から身につけた知恵があれば、これから進む道に潜むワナに気づけます。
立春の今期、そして新しい一年が良い日々になりますように。
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