二十四節気『大雪』(2023年12月7日~21日)のカードリーディング

オラクルカードメッセージ

今日は12月3日(日曜日)ですが、12月7日(木曜日)から二十四節気で21番目『大雪』に入ります。『大雪』は、立冬から約30日後、太陽が黄経255度の点を通過するときになります。いわゆる真冬の訪れで、熊が冬眠に入るのもこの頃だそうです。また、新しい年の準備をはじめる「正月事始め」も『大雪』の時期からです。

今日の葉山はよく晴れていて、歩くのにちょうど良い気温でした。まだ真冬の訪れという感じはしませんが、風は冷たかったです。

今期のカードリーディングも今日の季節感と似ていて、体感とは違うけれど、季節は自然が決めたリズム通りに巡っていき、変化は免れない感じがしました。でもその変化は良い結果を生むようです。

まず、今期起こりそうなこととして、聞きたくない知らせや助言を受けとるかもしれません。それは予期していなかったことのため、あなたは混乱し、葛藤に陥るようです。そしてどちらを選んだら良いのか、どちらに進むべきか迷うようです。

予期しないときに聞きたくないメッセージ(それも辛辣な物言いかもしれない)を受けとると、自分を守ろうとして、咄嗟に無意識のパターンを出してしまいがちです。ただその反応は判断を誤らせる可能性が高いです。

タロットでは『11 正義』が逆位置で出ています。

これはあなたが必要なことに気付いていない時、或いはあなたの現状が不正、不公平、先入観、えこひいきを伴っているときに現れます。いずれにせよ、バランスを欠いています。

この『正義』のカードの原型には、エジプトの女神マアトがいます。マアトは、死者の魂が天国にふさわしいかどうかを決めるため、天秤で魂と羽を比べて重さを量ったとされています。前回のタロットでは『20 審判』が出ていたので、ここでの「正義」の定義は『女神マアトがあなたの魂を羽の重さと比べたら、天国に行くのにふさわしいと判断するだろうか?』と考えても良さそうです。ここで大切なのは「良心に従って考える」こと。判断の基準を「良心」に置くと、考えに一貫性が生まれるので迷いが消えていきます。

あなたが迷いを抱えたのは、あなたが人生のなかで繰り返しているパターンによるので、まずはそのパターンに気付く必要があります。

自分の思いをすべて紙に書き出すと、客観性が戻ってくるようです。『Write about your thoughts and feelings 考えや感情を書き出して整理する』(画像下の列、左側のカード)

心を乱すような状況を感じても、ここで一呼吸置けるかが大切なようです。

なぜなら、タリスマン(お守り)が逆位置で出ているので(画像真ん中の列、左側のカード)、あなたが過去から学んだ知恵を活かせない可能性があります。

このカードは人生の中で繰り返しているパターンに気づかねばならないと警告しています。

時にはとても馴染みのあるように感じられる事柄で、あなたはもう一度それを体験したくないことを気づかせようとしている場合があります。

しかし 重要な選択肢がここにあり、注意深く前に進むか、あなたに新しい方向性を与えてくれる別の道を探すこともできます。

よく考えてみましょう。

もしも今までに数回穴に落ちたのなら、今回は 穴の周りを歩いてみてはいかがでしょう?

どこに穴があるのかを知っていればその知恵をここに刻みましょう 。

宇宙には限界はありませんが、個々の道には何らかの制限があります。今は、全ての通りがあなたのために開いているわけではないことを受け入れるのは強力な気づきです。

ですからあなたは自分の足跡をもう一度たどる必要もありません。

何があろうとも、どのような選択をしようとも、あなたはより大きな知恵を手に入れるためにこの道を歩んでいます。今は、この道を歩んだことのある他の人たちにアドバイスと援助を求める時期です。彼らの知恵はあなた独自の知恵を目覚めさせるでしょう。

The Map オラクルカード 『49 タリスマン』逆位置

今の状況に焦りを感じても、良心に従って考え直すことが大切なようです。そして今期は急いで動くときではないようです。

今期、あなたが「穴に落ちない」ためには、ゴールを知っておくことが大切だと思うので、今期のゴールのカードをあげておきます。とても良いカードで、カップの10です。

カップには「癒しの力」の意味があるので、カップの10は、癒しの最終段階、苦しみからの解放を表します。

絵の中の人物は、自分たちの精神的幸福、祝福の気持ちを表すカップを掲げた虹を見上げており、そのそばで子どもたちが楽しそうに踊っています。これは悩みが解決したり、願い事が叶う兆しのカードです。

なぜこのカードが出るのか、今まで引いたカードの流れと現状を見ると信じられない感覚がありますが、The Mapでも、同じようなカードが出ています。

このカードは『48 願いの井戸』で、願望の井戸に願いというコインを落とし、新しい創造をする時であることを表します。

ソウルメイトか赤ちゃんか、何かのアイディアを生み出そうとしているのでしょう。このカードは新しいことが始まる目に見えない力の存在について、あなたを目覚めさせます。

新しい生命が魔法の力で 共同創造される可能性のフィールドを、神聖なる知性が活性化しています。 あなたも、他の誰もが、どのようにして、また なぜそれが起こるのかを知ることはできません 。ただ、そうなるのです。

そのために成長過程をコントロールすることはできません。むしろ脇に寄って、より高次の力にアクセスする者として、新しい創造がどのようにいつ現れるかについて、あらゆる執着を手放さなければなりません。あなたの意図を形作り、願望の井戸へ コインを落として行動を起こしてください。そしてスピリットを信頼してください。驚かされることを覚悟してください。

The Map オラクルカード『48 願望の井戸』

このカードの流れを見ると、自らの選択について責任を持つこと(それは自らの力を認めることでもある)と、健全な変化を起こす勇気を持つことが大切で、その上で意識をどこにフォーカスさせるかが重要なようです。

そう解釈すると、今年読んだノストラダムスの言葉が思い出されます。私は世代的に、ノストラダムスの予言について子どもの頃から興味があったのですが「これだ!」という解説書には出会ったことがありませんでした。でも今年になってやっと出会い、自分の中ですっきりしました。(それはドロレス・キャノンというアメリカ人の退行催眠療法士の方が書いた本です。彼女は他にエッセネ派についての素晴らしい本があります。ノストラダムスについてはきちんとした日本語訳が出版されていません。)

ここでは詳しく書きませんが、ノストラダムスが言いたかったのは「悲惨な状況を表す予言を書き残したのは、それらが起きないようにするため。また、起こったとしても、その先には素晴らしい未来が用意されているので絶望しないため」だったようです。

「自分達のマインドを使ってこれらの事(予言した悲惨な未来)が起きないようにしてほしい。
人は自分のマインドの力がどんなものか分かっていない。
あなたが何かに注意を向ければ、それが何であっても引き寄せの法則としてあなたが引き寄せる。
そして、私が地獄のごとく恐ろしい事を示すので、あなたはそれが起きないようにその反対を引き寄せなさい。
愛と平和にフォーカスして、それらが起きないようにしてほしい。」

というのが、ノストラダムスの予言で大切なところだったのに、「当たるか当たらないか」という次元で終わってしまったのが残念です。

今期のカードリーディングで読み取れるのは、まずはあなたが無意識のパターンに従っているとき、そこには愛がないということ。判断の基準に「愛がない」ことは、『良心』に従っていないので、判断を間違えてしまう。するとネガティブな状況に留まることになります

もし、今期何か辛い状況に陥ってしまった場合、思い出して欲しいのはこのカードです。

大天使ミカエルは助けを求めるあなたの切なる祈りを聞きました。

彼の答えはこのカードを通してやってきます。

離れなさい!

あなたはあまりにも長い間、有害な状況に耐え、健全な成果をもたらさない時間とエネルギーを費やしてきたのです。この状況は、あなたや他の人のためになりません。

愛する者よ、ネガティブな状況にとどまるべきではありません。罪の意識やためらいを捨てて立ち去りなさい。

できるだけ 円満な別れになるよう天使が助け、大天使ミカエルが盾となってあなたを守るでしょう。あらゆる局面で内なるガイダンスに従えば、物事はスムーズに運びます。

大天使ミカエルオラクルカード

タロットで「正義」のカードは、本質から人生を生きているか、偽りの人生を生きているかを秤にかけているとも言われています。

今期は自分の良心の声を聴くことが何より大切なようです。

良い日々になりますように。

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