今日は4月9日(火曜日)、新月です。二十四節気だと『清明』にあたります。清明は4月4日から18日までの期間です。その間、16日(火曜日)からは土用に入ります。土用とは季節の終わりを表すので、今回は春の終わりです。夏は5月5日『立夏』からはじまるので、二十四節気だと『清明』の終わりから次の『穀雨』いっぱいまでは土用の期間であり、季節の変わり目です。一年を通じて土用は春・夏・秋・冬の4回ありますが、どの季節がまわっていても注意が必要なのが土用です。
前回のカードリーディングでは
・少し離れて現在の状況を見て、計画を変更する必要がないかじっくり考える。
・考えた結果、一度決めたことをやめるという結論が出たら、その決断を受け入れる潔さが必要。コースを変更することは、今はつらくても、後になれば「良かった」と思える。
・期待と不安でこれから先の未来を考えるより、目の前のことや人に気持ちを込める。
ということが大切でした。またイラッとしたり、感情が不安定になりやすいので、しっかり休養を取ることも大切でした。
前回出たカードで今、大切なのは以下のカードです。
使ったカードはジョン・ホランドのサイキックタロット・ハートオラクルカードです。これはタロットが基礎にあるオラクルカードなので、このカードの原型はタロットだと大アルカナ6番のThe Lovers(恋人たち)のカードになります。このカードは名前だけ聴くとロマンチックな甘いカードですが、「選択する」という意味もあるカードです。むしろそちらの意味の方が大切です。
前回のカードを読む限り、今、仕切り直しをすること、良い選択をすることが何より大切です。それには自然のリズムに抵抗せず、リズムに合わせることが助けになります。今日は新月なので、仕切り直しにはぴったりのタイミングです。
それでは何を選択するかについてですが、大きくわけると、どんなときでも選択は二つにひとつしかありません。究極的には、恐れをもとに選択するか、愛をもとに選択するかだけです。
ただ、大抵において、問題はわかりやすい形では見えず、何枚ものオブラートで包まれています。そのため、問題がストレートに示されず、擬似問題になっています。簡単にいえば、どんな人でもなんらかのコンプレックス、欠点、影を持っていますが、それは恥ずべきことではありません。にもかかわらず、あまりに「見ないフリ」をしていると、擬似問題だらけになり、解決しようがなくなります。
欠点は直しようがないから欠点なのであり、欠点があっても長所でカバーするしかないです。でもあまりに欠点から目をそらしていると、問題の解決に向かうより、問題がどんどん大きくなっていくので、逃げないことも大切です。
今回引いたカードも、同じようなことを言っています。
勇敢に前へ進もう
具体的な恐れから勇気へ
恐れは大きくても小さくても、あなたの成長を妨げます。新しい出来事がドアを叩く時、もしネズミのように穴に隠れたくなるのなら、このカードは強くて勇敢な本来のあなた自身に戻れるよう優しく導いてくれます。
歯医者に行くことであれ、誰かに話しかけることであれ、その恐れがただの 幻想であると認めることで、対処法を見つけることができるでしょう。
・「予想できる最悪なことは何か?」 と自問する。
・あなたの恐れについて誰かと話し合い、新しい見解を得る。
・恐れを乗り越えたとき、自分がいかに勇敢であるか認める。
このカードが出たときのアファメーション(自分に対する宣言)
私は 勇敢に 次の一歩を踏み出します
バッチフラワーオラクルカード
先の「6 Love」というカードでも、大切なことは以下です。
人との関係や自分自身との関係について少し時間を取って考えてみてください。
あなたは愛から行動を起こしていますか?
人をジャッジしないことは大切です。そしてその人をあるがまま 愛してください。自分自身との関係にも同じことが言えます。
今あなたの存在を調和的な全体へと展開させるチャンスです。自分の至らない部分を許し、紛れもない あなたのユニークさに喜びを感じましょう。(サイキックタロット・ハートオラクルカード)
前回のリーディングでは、今期は「冷静さ」が大切でした。もしかしたらなんらかの感情に圧倒されて、恐怖にとらわれたり、怒りに襲われたりしているかもしれません。でも、今見えている現実は本当にそうなのか?少し離れて見方を変えるタイミングです。今期引いたもう一枚のカードは、以下です。
このカードが出るとき、あなたは現実に圧倒されており、混乱しています。カードにおいて剣が出るときに大切なのは、「冷静さ」であり、理性です。落ち着きを取り戻すと、目の前に示されている明らかな「しるし」「メッセージ」に気付くことができます。メッセージを見逃さないことが大切です。これからしばらくは、注意深く、どんな「しるし」も見落とさない冷静さが重要です。前回引いたカードでも同じテーマが出ています。
飛ぶべき時と地に足をつけているべき時があります。
今は行き過ぎを避けなければなりません。 翼を手に入れるまでに、まだやらなければならない仕事があります。
辛抱強くなってください。探し求めているものは一生手に入らないわけではありません。
ギリシャ神話のイカロスの物語を思い出してください。 ワックスでできた翼と自信過剰のせいで太陽に近づきすぎましたね?彼は自分の限界に気づかなかったので消えてしまいました。
謙虚さは偉大な力で今こそ実践が必要です。あまりに多く、早急だと、後で準備された美しい飛行を妨げる結果になるでしょう。
The Map Oracle Cards
今日の新月のメッセージは、「勇気」のようです。それはイカロスのように「ワックスでつけた翼でやみくもに太陽に近づく勇気」とは正反対のものです。他人に誇示するものではなく、もっと謙虚なものです。
新しいものがあなたの人生にやってきたら、それは何であれ、神からのメッセージだ。
もしそれを受け入れるならば、あなたは信心深い人だ。もしあなたがそれを拒絶するならば、あなたは信心深くないのだ。
人はもう少しリラックスして、新しいことを受け入れる必要がある。少しだけ心を開いて、新しいものを入れる必要がある。神様があなたの中に入るのを許しなさい。それが祈りと瞑想の意味そのものだ。
―あなたが心を開き、イエスと言い、「どうぞ、お入りなさい」ということだ。
あなたは言う、「私は待ちに待っていました。あなたが来てくださったことに感謝します」 常に新しいものを大きな喜びを持って受け取りなさい。
時には新しいものはあなたを都合の悪い場所に連れて行くが、それでもその価値がある。時にはその新しいことがあなたを溝にはまらせるが、それでもその価値がある。なぜならば、間違いを通してのみ人は学び、困難を通してのみ人は成長するからだ。新しいものは混乱をもたらすだろう。だからこそ あなたは古いものを選ぶーそれは困難をもたらさないからだ。古いものは慰めであり、それは 隠れ家なのだ。
そして、深く、全面的に受け入れた新しいものだけが、あなたを変容させることができる。あなたは新しいものを人生に持ち込むことはできない。新しいものはやってくるのだ。あなたは受け入れるか、拒絶するかのどちらかしかできない。もしあなたがそれを拒絶すれば、あなたは石のままだ。閉じて、死んでいる。もしあなたがそれを受け入れれば、あなたは花となって、あなたは開き始める……その始まりはお祝いだ。
新しいものの到来だけがあなたを変容させることができる。変容には他に方法がない。そして覚えておきなさい、それはあなたとも、あなたの努力とも関係がない。しかし、何も関係ないということは、行動することをやめるということではない。それはあなたの過去からの意思や指示、衝動なしに行動することなのだ。
新しいものを探求することは普通の探求とは違う。なぜならば、それは新しいことを探すことだからだ―どうやってあなたは新しいことを探求できようか? あなたはそれを知らない。あなたはそれに出会ったこともない。新しいものを探求するとは、まさに何が起こるかわからない探求なのだ。彼は何も知らない。彼は知らないという状態から出発しなければならない。そして、彼は子供のように可能性にワクワクしながら無邪気に行動しなければならない―そして可能性は無限なのだ。
新しいことを創造するためにあなたは何一つできない。なぜならば あなたが行うことは何もかもが古いもの、つまり過去のものだからだ。しかし、それは行動をやめなければならないということではない。あなたの過去からの意思や指示や衝動なしに行動しなさい―そしてそれは瞑想的に行動するということだ。
思いのままに自然に行動しなさい。その一瞬に決めさせなさい。自分で決めてはいけない。なぜならば その決定は過去からやってくるのであり、新しいものを壊してしまうからだ。
ただ、子供のように瞬間的に行動しなさい。あなた自身を完全に瞬間に委ねなさい ―すると毎日が新しい開花であり、新しい光であり、新しい気づきであることを発見するだろう。
『Courage 勇気』OSHO
次回のカードリーディングは4月19日『穀雨』になります。
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