『小寒』後半(2024年1月11日~19日)のカードリーディング

オラクルカードメッセージ

二十四節気で『小寒』に入ってから一週間経ちました。前回のリーディングでは以下のメッセージがカードが伝えることでした。

今期は感情的になりやすいので、そのまま突き進まないで冷静になることを意識する時期です。

直観に従うという選択に対しては、あなた自身がまだ元気ではないため、その直観自体が間違っている可能性が高いです。

未来については、今はまだわからないことがたくさんあるので、不注意な冒険に出るタイミングではありません。

人間関係も、適度な距離を保ちながらの交流の方がうまくいきます。

無理な予定を入れず、充電期間にあてること、身体を大切にすることをおすすめします。

『小寒』後半は『The Map Oracle Cards』を使います。全体的には先にあげたタロットのメッセージの通りですが、もう少し詳しくみてみます。

まず、1月17日から『土用』に入ります。土用とは季節の終わりであり、今回は冬の終わりであり、2024年の終わりでもあります。(東洋の占いで新年は立春にはじまります)

土用期間は1月18日から立春前の2月2日までの18日間に当たります。一年を通してカードを引いていると、一年に4回ある土用の期間は大体同じカード『Goblins』がでます。

このカードが出るときは、誰でも持っている『影の部分』が強調されます。相手に問題があるように感じても、自分が相手に影を投影している可能性があります。同時に他人からも影を投影される可能性があるので、人付き合いにも注意が必要です。

対処法としては、土用の18日間は『自分も他人もひどくナーバスに物事を捉えがちな時期。今、感じている負の感情は18日間だけの幻想だから、余計な動きは慎む』とあらかじめ意識しておくことです。意識すれば流されません。

カードの意味は以下になります。

ゴブリン(小妖精・鬼)

怖れは幻想です。今日、愛を選択しましょう。あなた自身と他人を許しましょう。

ゴブリンは、あなたが傷ついたり、体験の中で何か本質的なものを失った時に現れます。

その時点から、あなたは自分の全体性を忘れてしまい、彼らは影の中にいるあなたと共にいるのです。

そこでは、彼らはあなたの声を真似て、あなたは価値がないとか、犠牲者だとか、愛されない存在であると信じ込ませるようなトリックを仕掛けて、何が彼らを生んだのかを思い出させているのです。彼らは低い自己価値、自虐、あなたには必要としているものが不足していると感じさせることで、あなたを囚われの身にしています。

もし ゴブリンが訪ねてきたら、彼らは、あなた自身、もしくは他の誰かの影を表していること、 そして彼らはあなたが反応する可能性のある状況へと導いていることを知ってください。

ゴブリンのカードは成長のチャンスですが、これは自分自身を愛さねばならないことの合図でもあります。

弱点のない人などいません。

ゴブリンのメッセージは、恨みとネガティブな独り言を手放しなさいと言っています。あなたの中には神聖な光の輝きがあるのです。

スピリットに、癒しがもたらされる助けをお願いしてください。奇跡は起こり得るし、必ず起こります。ネガティブさを手放しましょう。

コレット・バロン-リード『The Map Oracle Cards』

オラクルカードを引いていると、よく「許し」という言葉が出てきます。でも、どちらかといえば「なんでも水に流す」傾向のある日本人には、あまり馴染みがない言葉です。

例えば旧約聖書を読むと、登場人物も神さまもとても厳しくて、意志が異常に強いです。こういう思想の人々にとって「許し」とは大変なことなんだろうと想像できます。その厳しさに憧れもしましたが、自分には到底真似できないし、いまいちしっくりきません。

「許し」「手放すこと」という西洋由来のカードによく出てくる概念も、日本向けに修正して考えた方が良いように最近は思っています。

「許し」というと、「心から許す」というような感情的なものと思っていましたが、そうすると難しいこともあります。その場合、理性を使う方がうまくいきます。理性といっても難しいことではなく、『完璧な人間などいない』こと、『どんな人も「どんぐりの背比べ」で背が低い、高いと騒いでいるにすぎない』ということを知っている、くらいの意味です。

そして、感情は自分だけのものではなく集合意識とつながっていて、その影響を無意識に受けているようです。なぜなら占いをやっていると、同じ時期に同じような内容のご相談があり、実は自分もそれが気になっていた…ということがよくあります。

ゴブリンのカードが出る確率が高いのは土用が多く、土用は季節の変わり目で、気持ちが安定しないで体調を崩しやすいということは、ほぼ毎回繰り返されています。

とはいっても、「感じている」ことは確かなので、それをしっかり味わったうえで、「これもやがて過ぎ去る」と時の経過を待つことが役立ちます。人から当たられたり、反対に人に当たり散らしたくなったら「南無妙法蓮華経」でも「ありがとう」でもいいので、感情が過ぎ去るまで気楽に念仏でも唱えるのが、淡白な日本人に合っているように思います。

土用の期間は何か「問題がある」ように感じます。多分、今回も落ち着かない気持ちになる「何か」が起きそうですが、それは意識的に生きるチャンスです。

できれば「今度は自分は何を悩むのだろう。自分の持つ怖れのパターンをみつけだすぞ!」と期待するくらいの気持ちでいると、意外と平穏な日々になります。

他のカードのメッセージも、『安心、安全はあなたの内側にある』『リラックスして、状況をコントロールしようとしている欲求を手放す』という内容です。

『小寒』後半、土用の時期は「どうなるかわからないから不安」でも、不安から焦って行動しないこと、「目の前のやるべきことをやりながら、行動するタイミングを待つ」のが大切なようです。

次回のカードリーディングは二十四節気『大寒』1月20日になります。

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