こんにちは。葉山碧の館です。春分のタロットリーディングを行いました。期間は2026年3月20日から4月4日までになります。
この時期は、魚座の新月(3月19日)を経て、春分という大きな節目を迎えます。
昼と夜の長さが等しくなるこの日は、本来「調和」や「バランス」の象徴でもあります。
けれど、今回のカードは少し意外なメッセージを伝えてきました。
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1枚目 原因・課題:ペンタクルの4(逆位置)
このカードは、何かを手放したいと思いながらも、まだ握りしめている状態を示しています。
時に私たちは、安心や安定を求めるあまり、すでに必要のなくなったものを持ち続けてしまうことがあります。
けれど今は、それを見直す時期に来ているようです。
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2枚目 無意識の領域:ソードの10(逆位置)
本来このカードは「終わり」を意味します。しかし逆位置で現れるとき、それは終わったはずのものが、まだ終わっていない状態を示します。
もう十分に終わっているのに、どこかで引き延ばしている。そんな流れがあるのかもしれません。
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3枚目 注意すべきこと:審判(逆位置)
Judgement 審判のカードは、目覚めや再生のカードです。
しかし逆位置では、その呼びかけに応えられていない状態を示します。
心のどこかで「わかっている」のに、まだ動かない。そのままにしておくと、流れが滞ってしまうかもしれません。
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4枚目 幸運の側面:カップの6(逆位置)
このカードは過去や思い出を象徴します。
けれど逆位置で出るとき、それは過去に戻らないことが幸運であるというメッセージになります。
懐かしさや安心感は美しいものですが、それに留まり続ける必要はありません。
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5枚目 アクション:節制(逆位置)
Temperance 節制のカードは本来、調和やバランスのカードです。
けれど逆位置で出るとき、それは「無理に調和しなくてよい」というサインになります。
これまでバランスを取ろうとしてきたこと、無理に合わせてきたこと、続けようとしてきたこと…それらを一度、見直すタイミングです。
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今回のカードは手放すこと、終わらせること、過去から離れることを強く示していました。
それは決して厳しいだけのものではなく、新しい季節へ入るための準備なのだと思います。
春は、芽吹きの季節です。けれど芽吹きの前には、必ず古いものの終わりがあります。
今回のカードは、終わるべきものを終わらせる勇気を教えてくれました。
その先にある新しい流れを、静かに受け取っていきたいものです。
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コラム:節制逆位置が教えてくれること―そして、なぜ今回はすべて逆位置だったのか―
今回のリーディングで、特に印象的だったのはアクションに出た「節制」の逆位置でした。
節制は本来、調和やバランス、時間をかけて混ざり合うことを意味するカードです。
水と水を静かに行き来させながら、異なるものを一つにしていく。その穏やかなプロセスが、節制の象徴です。
けれど今回、それは逆位置で現れました。
これは単に「バランスが崩れている」ということではありません。むしろ「もう混ぜなくてよいものがある」というサインのように感じられます。
これまで私たちは、関係を保とうとしたり、状況を整えようとしたり、自分を抑えて調和を優先したり…そうやって、さまざまなものを「うまく混ぜよう」としてきたのかもしれません。
けれど、すべてのものが混ざり合うべきとは限りません。本来、別々のままであるべきものもあります。
今回の節制逆位置は、「無理に調和しなくていい」という、とても静かな許可のようにも感じられました。
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そして、もう一つ。
今回のスプレッドは、すべて逆位置で現れました。
タロットにおいて逆位置は、単に「悪い意味」というわけではありません。むしろそれは、内側で起きていること、まだ完全には表に出ていない状態を示すことが多いのです。
今回のカードたちを見ていると、終わっているのに終わっていないこと、手放したいのに手放せないもの、わかっているのに動けない心、そうした「未完了の状態」が強く浮かび上がっていました。
春分は、本来バランスの象徴です。昼と夜が等しくなり、新しい季節へと移り変わる節目。
けれど今回のカードは、その前段階を示しているように思えました。
つまり、整う前の揺らぎ。
目覚める前の違和感。
すべてが逆位置だったのは、外の世界が整う前に、まず内側で起きていることに気づく必要があるからなのかもしれません。
春は、静かに始まります。まだ完全には整っていなくても、何かが確かに動き始めている。
今回のリーディングは、そんな「変化の手前にある時間」を教えてくれているように感じられました。
良い日々になりますように。
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