今日は2月25日です。私は今日、やっとお雛様を出しました。あと一週間でひな祭りですが、飾ってみると桃の節句という気分になりました。
雨水(2023年2月19日~3月5日)のカードリーディングでも、オラクルカードでは『結婚』がテーマとなり、タロットではカップのキングとクイーンの夫婦が正位置で出ました。まさにひな祭りにふさわしいカードです。多分今回のカードリーディングの中心になるのは女性です。そして希望のある内容です。
ただし、『The Map』オラクルカードでは、ゴブリンのカードが出ていることから、「本質的なことを見失い、低い自己価値に捕らわれる」危険も暗示されていました。
今まではタロットもオラクルカードも大体同じ内容、同じ方向性でしたが、最近は真逆な内容が同時に出ます。どういうことか考えてみましたが、自分の中では「これは冲動だ」とひとまず答えを出しました。
冲動(ちゅうどう)とは、算命学の言葉で、十二支を時計のように配置したとき(12時が子で、6時が午)正反対に位置する十二支の組み合わせになります。子(ねずみ)なら午(うま)、丑(うし)なら未(ひつじ)です。
この正反対の組み合わせは、上に行ったら急降下して下に落ち、下に落ちたところで思いがけず引き上げられるような、波が激しく、ガタガタする組み合わせです。平和だと平和を壊す力が生まれ、窮地に立たされると、安定へと向かいます。つまり修羅場になると大きな力を発揮するような動乱に強い運勢です。
そして動乱に強いのは、実は女性です。
全ての女性は、子供を産むことのできる機能を備えている。そのことは、出産という動乱に耐える機能を備えていることである。出産の後に来るものは育児である。子供を育てることは、もうひとつの命を育むことである。その状態はまた大動乱である。(中略)
男は子供が産めない。 子供が産めないことは、出産とその後に来る子育ての機能が備わっていないことである。その意味で、大動乱に耐えることができない。男は、女が出産、育児を体験するための手助けをするだけである。男には女のように大動乱に耐える機能が備わっていない。
男が大動乱に耐える機能を備えていないことは、男は本質的には動乱に弱く平和に強いことである。男は平和を作り維持する本質を備えている。つまり、男は平和好みである。女が大動乱に耐える性質を備えていることは、女は本質的には動乱に強く、平和に弱いことである。女は動乱を作り耐える本質を備えている。つまり、女は動乱好みである。平和が続きすぎると、女は動乱好みの性質が抑圧されたようになって、何とも言いようのない倦怠感に追い込まれる。時には息が詰まりそうになる。そのような状態を男に対して向ける。
女から発散される「気」を受けて、男は動き出す。女に促されるようにして、男は動く。その動きが、男の働きである。男が働くのは、自分のため、家庭のため、会社のため、あるいは国のためと言ってみても、最終的には女のためである。そして子供のためである。女に促されるように男は動き、動乱を作り出す。動乱が小さい場合は、会社における猛烈人間である。女に叱咤されて、働け、稼げと追いまくられる。
女は、働く男を見て環境が動乱になる状況を知って、満足する。動乱が大きい場合は、国と国との戦い、戦争である。男は国のためという大義名分に支えられて、勇ましく戦場へ出かけていく。国元に残った女は男がいなくなって、動乱になった状況にファイトを燃やす。男が銃後に心残りをすることなく戦争に出られるのは、女が男なしで頑張ることができるという性質、動乱に強い性質があるからである。男が戦争を好むように見えるのは、戦争という「場」、精力的に働くという「場」が、男の体質に合っているからであって、男は本質的には戦争が好きなのではない。男は平和を作るために働くのである。平和という場を作るために、戦争に出ていき、働きに出て行く。最終的には、女のために、平和のために戦争し、働きに出る。
女が平和を好むように見えるのは平和という「場」安定という「場」が女の体質に合っているからであって、女は本質的には平和が好きなのではない。女は動乱を作ることが好きなのである。そのため女は動乱という場を作らせるために、男をけしかける。 男は女の意向を受けて、動乱を作る。男は動乱を作りながら、動乱をおさめ、平和にしようとする。男は平和を作ると、女にまたけしかけられ、次の動乱を求めて動き出す。
女は男に動乱を作らせ、それをおさめ、平和を作らせる。この繰り返しに満足を覚えると同時に、生活状態が徐々に上がることを期待する。生活状態が上がらないと、女は男を非難する。
「だらしがない」と。
『算命学の超脳思考』
長々引用しましたが、個人的には、本当にそうだなと思います。この内容は多分「知らないふり」をした方が世間的にはうまくいくかもしれないけれど、この視点で状況を観察すると、本質的なことを見失わないで済みます。そして人の悩みを聴いても、落ち込む自分に対しても「ふふふ」と笑ってしまう(のは私だけか?)ので、読んでも不快に感じない方は、女が動乱好きなことを少し覚えておくといいかもしれません。
そこで前回のカードに戻ると、『結婚』のカードが出ていますし、そのあとには『子ども』のカードまで出ています。
これは何らかの形で新しいはじまりがあり、そのはじまりは完成に向かうことを暗示します。
カップのクイーンが最終結果に出ているので、ロマンチックであれ、家族愛であれ、愛が何らかのビジョンをもたらします。そのビジョンを現実化する力をあなたが手にしていることが読みとれます。
でも、それは同時に動乱をもたらすことでもあります。どこに視点を向けるかで光にもなるし、影にもなります。
運勢がガタガタしているときに安定を求めれば、ストレスが大きくなるだけです。でも、意識していないところで自分のどこかが動乱を求めたとの仮定を受け入れられたら、現状も楽しく乗りきれるはずです。
こういうガタガタする不安定なときにやると良いのは、いらないものを捨てることです。たとえば自分が「嫌だな」と思っている習慣的思考を捨てるのに良い時期です。
今期追加で引いたカードは『33 フォーカス』です。
あなたのエネルギーを内に向けるときがきました 。当分必要のない、余計なことを全て忘れましょう。今はなすべきことに的を絞ってください。どんなに小さな仕事でも、目の前にあることを実行してください。集中力が求められているのです 。
意識的にこの瞬間に留まりましょう。過去を振り返っても、先のことを考えすぎてもいけません。今この瞬間に留まる時だけ、この聖なる旅の道しるべに宿るパワーがみんなのために発揮されるのです。
あなたの道には変革の必要性が刻まれており、自らの目的を思い起こさせます。それに気付いたら、『今』に留まりあなたの真っ正面にあることに取り組んで下さい。一歩一歩、集中して小さな歩みを重ねれば、あなたは目的地にたどり着くでしょう。
壊れるようにガタガタする、あるいは「いらないものは壊される」ような動乱期がしばらく続きそうです。
あなたの期待通りのことは起きないかもしれません。ただ、期待しなくても楽しいことはあるものです。目の前のことに集中することが鍵になるようです。
もし今期、結婚あるいは人間関係で大切なお付き合いがはじまった方は、相手を試すようなことはしないでください。雨水の時期です。関係を育てていきましょう。あなたの期待で可能性を潰してしまうのではなく、未知の可能性を育てていく時期です。
次回のカードリーディングは3月6日『啓蟄』です。
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