8月23日(水曜日)から二十四節気で『処暑』に入ります。暑さが止むという意味から処暑といいます。残暑が続きますが、空を見上げると、夏の入道雲と秋のすじ雲が同じ空に現れる「行合い(ゆきあい)の空」が見えることがあります。夏から秋に移りつつある時期です。同時に、二百十日(9月1日)は台風の襲来を警戒すべき日とされています。
カードをひいても季節と同じように「残暑と嵐」といった感じで、なかなかすっきりしないことが読み取れます。
ウェイト版タロットと、サイキックタロット・ハートオラクルカードは、どちらも4が出ています。特に象徴としてわかりやすいのはウェイト版タロットです。
ペンタクル(金貨)の4が逆位置で出ています。このカードが今期の原因としてあり、いろいろなことが起きるようです。
このカードを見た人は大体この人物に「守銭奴」のイメージを見ます。4という数は、物質的慰めや安定感を表します。このカードを理解するには、次のカードであるペンタクルの5をみると、彼が一体何を怖れて金貨にしがみついているかわかります。
画像右側がペンタクルの5です。見ればわかるようにこのカードが表すのは物質的困難です。左側のペンタクルの4の人物が恐れているのは物質的な財と世俗的権力を失うことで、そのために「保証というギフトにしがみつく」様子が描かれています。
ただ、彼が今のままの生活が続くことを求めて頭の上から足元までペンタクルで固めても、背中をふさぐことはできていません。この事実が意味するのは「どんなに自己中心的に自分自身を守ったとしても、人生に対して完全に弱い部分をなくすことはできない」ということです。
今期のテーマは所有欲や支配欲からの自己中心的な愛を、無条件の愛、思いやりに変容させることです。
そもそも守銭奴とはなんだろうということを考えていくと、「自分はたいしたお金も持ってないから関係ない。金持ちにとって問題となる」というような「他人事」ではすまされない部分があります。
慈悲深くあることの反対の状態が守銭奴と仮定すると、守銭奴とは「自分自身に慈悲深くあることができない」ことです。何かが足りない、或いは足りなくなるんじゃないかという不安のもとにあるのは「見返りがないと愛されない」というような「あるがまま」を否定する気持ちです。そのままの自分では価値がないから不足を補わないといけないという気持ちは終わりがなく、ストレスに追いかけまわされます。
夏至からの流れでいうと、あなたにとっては理不尽に感じる出来事が続き、怒りや悲しみが沸き上がっているか、「納得できない!」ことが続いているのかもしれません。そのためにあなたの影の部分が活性化し、低い自己価値、自虐、必要としているものが足りていないという感覚が優勢になっています。(『5 ゴブリン』のカード)
今大切なのは、「人に見せたくないし、何より自分が見たくないと思っている部分を無理やり影に押し込めても、なくなるわけではない」という事実に気づくことです。
たとえば、お盆休みに親戚などが久しぶりに泊まりにくることになったとします。そのためには現在物置になっている使っていない部屋を片付けないと布団が敷けないので、強制的に片付けなければならなくなったとします。
ただでさえ暑くて疲れているのに片付けなんてやりたくない!と思うと、泊まりにくる客に対して恨みがましい気持ちになります。
でも、そもそもあなた自身が「部屋が物置化して使えない」ことに対して「いつか片付けなきゃ」と思っていたはずです。そうなると、その「いつか」が「今」になっただけです。片付けするしかありません。
大変でも「見たくない」ものに風を通す良いタイミングが来たと発想を変えることもできます。カードにもそれが現れています。
ポジティブでパワフルなエネルギーがあなたを取り巻いています。
今は自分自身の光を輝かせる時です。
あなたは素晴らしい存在です。
これに気づき、信じることが、あなたの潜在能力を解き放つ鍵になります。
他者との関わりに自信を持ちましょう。あなたの才能を使ってポジティブでエネルギーが湧いてくるような人間関係を築きましょう。あなた自身の光を輝かせることが、志を同じくする人や、波長が似た人を引き付ける灯台になります。そしてまたあなた自身が耀くことは、他の人が自分の光を輝かせるための勇気となるでしょう。
あなたの中から輝く素晴らしいエネルギーを役立てましょう。このエネルギーを、幸運の前に立ちはだかる障害を打ち破るために活用してください。
あなたは最善なものを受け取るに値することを忘れないでください。
人々があなたに魅了されるのは、あなたが喜びと情熱、自信にあふれている時なのです。そういった資質を世界に発し、自分がどんなに美しいものを引き寄せるか見てみましょう。
サイキックタロットオラクルカード『19 Shine』
苦しくても、今は過去の問題を手放し、着実に前進するタイミングです。(『6 Healing Bigins』)
癒しのはじまり
より良い時間がもうすぐやってきます。 『手放すこと』には、困難な人間関係やコントロールしたい気持ち、ひとりになる恐れ、そしてストレスや不幸を引き起こすものはどんなものでも含まれます。それらを手放すことにより、あなたの周りにある支援的なエネルギーを受け入れ、自分自身を自由にするのです。そんなエネルギーがあなたを前進させ、癒しを与えてくれることを認めてください。
今期が素晴らしい癒しのタイミングになるかは、出来事をどう捉えるかというあなたの「見方」が鍵となります。
私が驚いたのは、怒っているときの呼吸を瓶にふきこみ、そこに蝿(ハエ)を閉じこめると、5秒以内に死ぬという話です。
ということは、怒ったり憎んだりすることは殺傷能力のあるエネルギーを身体中に巡らすこととなります。それこそ「自分自身に慈悲深くない」ことです。難しいですが、葛藤にエネルギーを注ぐことはやめた方が身のためです。
良い日々になりますように。
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