今日は8月30日(水曜日)です。明日31日は2023年中、地球から最も近い位置で満月になるそうです。最も近いということは、最も大きく見える満月となります。
一年のうちで最も大きい満月はスーパームーンと呼ばれます。
また、同じ月に2回満月がある場合、2回目の満月をブルームーンと呼ぶそうなので、明日の満月はスーパーブルームーンとなります。多分今夜もいつもより明るめの月が見えるはずです。
その影響もあるのか、前回のカードリーディングでは、月のカードが出ていました。
巨大な月が逆位置で現れています。
このカードが表すのは、心配事について考えすぎる状況、「あれで良かったのだろうか…」と終わったことを悔やむ、あるいは「もっと悪くなる…」という不安にさいなまされる心理です。
今回新たに引いた追加のカードでは、前回と同じく『ゴブリン』という、傷ついたプライドとその影響を表すカードが出ています。
また前回引いたカードではゴブリンの他にカップの6が逆位置で出ていました。
処暑に入って一週間たったので、おそらくカードの内容が具体的に現実に現れる頃です。
「カップの6逆位置」が日常生活で警告を与えるのは以下のことです。
キーワードは過去へのこだわり 、家族間のトラブル 、恩知らずな行為 です。
自分の過去の活躍や栄光にばかりこだわって、現状に目を伏せてしまうことへの警告を示します。
昔からの悪い習慣や癖が出てしまい、失敗の原因になる可能性もあるでしょう。そんなとき、残念ながら家族や身近な人はあまり当てになりそうにありません。自分で何とかしていくのが賢明です。ここぞという時の踏ん張りがあなた自身を強く成長させることを覚えておきましょう。
過去の自分を脱ぎ捨てて、一皮剥けて生まれ変わるようなイメージを持つことです
『タロットの教科書』ルナ・マリア著
ゴブリンが出ていることからも、人間関係、特に身近な人間関係に「影」を投影したり、されたりする可能性が高いです。具体的にはイライラしたり、イライラをぶつけられたりされやすいです。
夏の疲れも出てくる頃です。それなのに依然として猛暑が続くので、普通に生活していてもぐったりきます。
カップの6は郷愁を現すカードでもあるので、疲労で喜びを感じにくい状況だと、「過去の楽しかった喜びよ、もう一度!」という気分になります。その気持ちが沸き上がるのは仕方ないところもありますが、同時にゴブリンのカードが出ているので、極端に走りやすい時期です。
極端に走ってしまうことに注意が必要な時期であることと、前回ひいたタロットの「力」、スーパーブルームーンの影響すべてを組み合わせて考えると、これから一週間は注意が必要です。
前回タロットは、大アルカナ『強さ(Strength)』 が出ました。
イラストのライオンは、怒りや不満、攻撃性などのネガティブな情動を表します。前回も書きましたが、「人に見せたくないし、自分でも見たくない側面」を隠しても、なくなることはありません。怒りや不満を自分が抱えていることも、ある意味「仕方ない」と無条件に受け容れてしまうことによって怒りのエネルギーを変容させることをこのカードは薦めています。
ライオンを手懐ける女性が表すのは、「ねじ伏せてコントロールする力」ではなく、「自分の一部として迎え入れることにより、使えるようになる力」です。
このカードは正位置で出ているので、今から意識すれば、「エゴに反応したためにもっと大変なことになってしまった」という未来は避けられます。
特に今週気を付けると良いのは、
・早く結果を出そうと焦らない
・「今、感じていること」と戦うことで生命力を浪費しないこと。ひとまず状況を観察することで現状を受け入れてみる。
・純粋に無条件に、あるがままを受け入れていくという愛によって、荒々しい動物的欲望や本能、怒りをより良きものに変容できるか、ひとまず試してみる。
今回ひいたカード(画像右側)では、「友だちに助けてもらう」のカードが出ています。
人に助けを求め、その助けを受け入れましょう
カードの流れを見ると、身近な人間関係(特に家族)でトラブルが起きているか、トラブル自体は起きていなくても、あなた自身がずっと無理をし続けている状況なら、人に助けを求めるときです。トラブルがあるなら、第三者か友人にアドバイスなり、何らかの支援を求めても良いようです。
あるいは、恋愛関係、もしくは夫婦関係の場合は、まずは自分の気持ちや希望や夢についてよく内省するタイミングです。カップの6が出ているので、あなたが育った家庭や環境など自分の原点に立ち返ることでこれから進む道が見えてきます。
ストレスでいっぱいの時期で終わるか、新しい「力」を手にして変容できるかの転換期でもあります。素晴らしい自分を信じてあげるとうまくいくと思います。
次回のカードリーディングは、二十四節気『白露』9月8日になります。
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