今日は4月28日(日曜日)です。昨日からゴールデンウィークに入りました。季節は春の終わり、5月5日から暦の上では夏に入ります。現在は二十四節気では『穀雨』、前回のカードリーディングで読み取れるのは、仕事がテーマであり、具体的には以下のことが大切でした。
・「やみくもに目標を達成しようとして、不利な取引をしようとしている」か、「方向性がはっきりしていない」
・あなたにとって大切なこと、あなたが生きるときの軸となる考え方、「信念」と「実際の日常の行動」がずれている、或いは目標設定がずれている、アンバランスである
なぜ、上記のようなズレが生じたかといえば、あなたが安心のためにはこれが必要!と思い込んでいる考え方を変えられないことが原因にあるようです。そのため、より良き道に方向転換するには今までとは違うアプローチをとる必要がありました。
・仕事について方向性を変えることや、仕事の質をあげるには、仕事についてあれこれ考えるより、実は自由時間についての考え方を変えた方が良い
自由時間の使い方について、あなたの個性にあわせた創造的な自由時間の使い方を考えてみるのもひとつのやり方かもしれないと前回は書きました。
今回引いたカードでは『35 Restriction 制約』(画像左側)、このカードにくっつくように飛び出したのが『20 The Cow 牝牛』(画像真ん中)でした。
『35 Restriction 制約』
このカードはあらゆる物事の制約に関するメッセージをもたらします。
あなたは自らが作った牢屋に入っているか、あるいは一時的に 手に負えないものに翻弄されているのです。当分の間、あなたは積極的に前に進めないでしょう。
耐え忍び、次の正しい行動に的を定めれば、思いのほか早く牢の扉がパッと開き、あなたはさらに大きなゴールを目指して再びスタートを切るでしょう。当面、これを機に休養を取り、スタート地点から現在地までの道のりをじっくり振り返ってください。
「なぜここにいるの?」
「見落としているものは何?」
「修復すべきものはどれ?」と自分の胸に聞いてみましょう。
答えが思い浮かぶ瞬間、環境や心の呪縛から解放されるのです。
The Wisdom Of Avalon Oracle Cards
今年に入ってからの流れでみると、「安心のためにはこれが必要!」というのは、豊かさに関すること、具体的には金銭的なことと思われます。「生活するためにはいくら必要だから、これはしなければならないこと」「家族がいるから稼がなきゃいけない」など、そう言われたら「それはそうだね…」と言わざるを得ない状況というのがあります。でも、もしかしたら、その考え方があなたにとっての「牢屋」になっている可能性もあります。
現代で普通に生きていたら、知らず知らずのうちに世界の金融システムという大きな牢屋に入ってしまうので、自分の制限された考え方になかなか気づけないところは多々あります。でも今年はそこに揺さぶりがくると思うので、経済的豊かさについて今までと違う考え方をするタイミングのようです。なぜこんなことを書くかというと、『20 牝牛』のカードのメッセージは、豊かさがテーマだからです。
牝牛はこう言っています。
「私のミルクを持って行きなさい。いつでもあなたを養ってあげますよ。神や女神の牧草をごちそうになる代わりに、あなたに幸運を授けましょう。私があなたの前に現れる時、食べ物が尽きることはありません。土を耕し、牧草を育てることも忘れないでくださいね。豊かさは、宇宙の法則の表れなのです。
あなたの役割を果たしてください。私も率先して、自分の務めを果たします。
求めれば、あなたは私が授ける あらゆる恵みを受け取るでしょう」と。
牝牛はこの世に天の恵みが溢れていることをあなたに伝えています。
限りない豊かさの循環の輪に入りましょう。そうすれば、あなたはまさに自分に必要なものを受け取るのです。
The Wisdom Of Avalon Oracle Cards
牝牛のカードが伝えたいことは、「生きるのに必要なものは与えられるから不安がらなくて大丈夫」ということだと思います。
私もこの数年は、豊かさについての考え方をアップデートし続けていますが、それでもすぐに「安心という幻想を与えてくれる牢屋」に入りたがる自分がいます。
昔、ドランヴァロ・メルキゼデクという、現代の魔法使いのような方が書いた本『フラワーオブライフ』を読んだときから、この問題は続いています。
本のなかで、神秘家のメルキゼデクの前に天使が現れます。天使は、彼が使命を果たすにあたって生活の心配はしなくて良いようにしておくから、研究に励みなさいと言います。それでメルキゼデクは安心して働かずに暮らしていたけれど、天使には「備蓄」「保険」という考え方が皆無らしく、寒い森の中で暮らしていて、あと少しでストーブ用の灯油がなくなりそうになります。彼の妻は心配していたけれど、メルキゼデクは安心しています。いよいよなくなるタイミングで森の中を散歩していると、誰かが忘れていった灯油の缶があった…というエピソードがあり、「天使が面倒をみるといっても、ディズニー映画のようなアメリカ的豊かさで面倒をみるのではなく、ぼろぼろになった灯油缶なんだな」とつい思ってしまう自分がいました。
メルキゼデクの妻もどうしても安心できず、結局森を出ていってしまいます。本を読んでいるときは、数え切れないほど奇跡的な経験をしても、目の前に天使が現れても、メルキゼデクの妻が安心できないのが不思議でした。でも客観的に自分をみれば、私もメルキゼデクの妻と同じで、たくさんのものを与えられていることに気づかず、わざわざ「自分で何とかしないと!」と出ていくようなところがあります。
でも今回のカードを読むと、「限りない豊かさの循環の輪」に入るには、相当考え方を変える必要がありそうです。見かけにこだわって本質を見失うと、いつまでたっても「足りない」と思い続けてしまいます。
カードによれば、その考え方の基礎になっているのは罪悪感だそうです。
Pine (画像右側)
純粋無垢な自分の心を感じる
罪の意識から自己肯定感へ
罪の意識というものは重すぎて、そうたやすく自分で気づけるものではありません。心の底に横たわる罪の意識によって、あなたは喜びや幸せに価値を感じなくなります。
その結果は終わらない争いや慢性の病気となって現れます。パインの花はあなたの純粋さを取り戻してくれます。罪の意識が消えるとき、自分自身を受け止め、受け入れ、許すことができるのです。
・自分を責めない。あなたは何も悪くない。
・どれだけ頻繁に「ごめんなさい」と言っているか気づく
・ 失敗は人生の踏み台だと気づく
アファメーション(自分に対する宣言) 私は私を許します
BACH FLOWER Oracle Cards
これから一週間はなるべく心配から離れて、「自分にとって豊かさって何だろう」という問いかけに、あなたのオリジナルな答えを見つけるための時間をとるのも良さそうです。前回のカードリーディングでは以下が出ていました。
新しい豊かさとわくわくするチャンスが押し寄せてきます。
今あなたのもとへ新しい豊かさの波が押し寄せています。頭に浮かんでくるアイディアに注目してください。
このカードが出るということは、あなたは経済的な心配をしなくて大丈夫なようです。心配があると豊かさの波に乗れなくなります。ただし天使の「豊かさ」は、もしかしたらあなたの目には「ぼろぼろの灯油缶」に見えるかもしれません。
ゴールデンウィークは、休養しながら「本質をとらえられる審美眼を磨く」のに使おうと思います。今日、窓ガラスを掃除したら、曇りがとれて外の緑が綺麗でした。
次回のカードリーディングは5月5日『立夏』になります。
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