立夏(5月5日~19日)のカードリーディング

オラクルカードメッセージ

今日は5月5日、二十四節気だと『立夏』、春分と夏至の中間にあたる頃、暦の上では今日から夏になります。

今回はかなり明確なメッセージが読み取れます。以下のカードが一番わかりやすい今期のメッセージです。

このカードはタロットでワンドの10です。ワンドとはイラストにある木の棒のことです。元素でいうなら「火」が象徴する行動を扱います。今期はワンドが二枚も出ています。ワンドは「内なる火が日常生活の中に現れる様々な状況」を象徴しますが、それは「動き」として具現化します。

勝つか負けるかとは無関係に、ワンドは常に戦います。

実際の問題やゴールへ向けて戦うというよりも、争いを求める性質、持てるすべてのエネルギーを使い切る機会を求める性質によって戦うのです。

ビジネスにおいてワンドは、交易や競争を表します。

愛情面においては、ロマンス、プロポーズ、さらに愛そのものの感情というよりも恋人を勝ち取るための行為を象徴します。

ワンドは行動と熱意を持って人生にアプローチするように人を導いていくのです。

レイチェル・ポラック『タロットの書』

そのワンドのカードが二枚、上下がひっくり返った逆位置で出ているのと、他のカードから読み取れるのは「今のやり方を続けることに限界がきている」ということです。

ワンドの10の人物は重荷を背負っています。ワンドは情熱の火でもあるので、この人の「行動と活動に夢中になりすぎる」性格や、「競い合うことへの密かな喜びが義務や問題を引き寄せた」ため、重荷で押し潰されそうになっている状況がわかります。逆位置は、疲労であれ、過度の責任感であれ、もう限界まできているというメッセージです。

前回からの流れだと、特に仕事に関するメッセージだと思います。

人に任せられない性格、プロジェクトのあらゆる面での過度の責任感を示唆している。

ひとりで全てをこなそうとする意欲を他人に利用されている可能性がある。 今は彼らを現場に立たせて、正当な負担を引き受けてもらう時だ。

同僚が適正な仕事をするとは思えないというのなら、彼らと一緒に働くべきではないのだろう。

「仕事ばかりで遊ばないとつまらぬ人間になる」ということわざの意味を考えてほしい

アンソニー・ルイス『タロット事典』

今は連休中なので、ひとまずブレーキを踏んで、落ち着く方が良さそうです。落ち着いて、自分自身のニーズを最優先すること、自分を大切にすることに意識を向けるタイミングです。

今期のカード展開は、最近読んだ元検察官の言葉がぴったりします。

無理はどこかで歪みを生む。そしてどこかしわ寄せをくらう部分が絶対出てくる。しわ寄せをくらっているほうはずっと怒っている。弱い立場ならそれは言えないけど、きっかけがあったら爆発する。無理は風向きがいい時には問題ないが、風向きが変わると事件になる」とのことでした。

カードで言うなら、背負っている荷物を落としてしまうどころか、バラバラに投げ捨てる結果になってしまう恐れがあります。

今は春から夏に変わるタイミングで、実際風向きは変わります。今までのやり方でずっとうまくいっていた、私なら大丈夫!と思って衝動的に物事を前にプッシュするとまずいことになりそうです。

今、取り組むべきこととして、カップの6も逆位置で出ています。

まもなく、あるいは、「来るとき」という特定できない時間に起こる出来事に言及している可能性がある。

現在の状況と向き合うよりも過去の楽しい記憶に逃れたいという思いを示していることも考えられる。

郷愁は現実逃避にもなりうる。今は何らかの時期で喜びや満足を得るのが難しい時期なのかもしれない 。(『タロット事典』)

同じ場所に『25 変容』のカードも逆位置で出ています。

このカードは、蝶がサナギから自分の羽を手に入れる変化のプロセスを表します。あなたの「今までのやり方」より、もっと素晴らしいものが待っていますが、この変化のプロセスに対し、あなたは不愉快になったり、試練が襲ってきたように感じるかもしれません。でもこれは一時的な不快感にすぎません。

あなたがやるべきことは、今までのやり方に執着するのをやめて、新しいやり方に心をオープンにすることだけです。

このカードは、何もかもあなたが計画し、決定する必要はなく、物事が自然に流れていくのに任せることを勧めています。

・私は何もかも自分でコントロールしなければならないと感じているのだろうか? それは私の役に立つのだろうか?

・もっと自分自身を大切にするにはどうしたらよいのだろうか?

そんな質問を自分自身に投げかけるタイミングです。

人生には自分自身のニーズを他の人たちのニーズや期待より優先すべき時があります。

今日は自分自身を最初においてください。

あなた自身にバラの花を贈り、贅沢なディナー へ招待し、ずっと欲しかったあの特別のギフトを買いましょう。

大切なゲストのように自分自身をもてなしましょう。

今朝、庭に出たら薔薇が咲いていました。季節は初夏、気持ちの良い風が吹いています。良い日々になりますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました