『小満』2025年5月21日~6月4日のカードリーディング

オラクルカードメッセージ

二十四節気で8番目の節気「小満(しょうまん)」は、あらゆる生命が、光に満たされることを知り、
そっとその殻を破ろうとする時期です。

木々の葉は緑を深め、風のなかには、目には見えない“成熟の音”が響いています。

今回はこの「小満」という節気を前に、
ウェイト版タロットを用いて全体の“今”を読み解くリーディングを行いました。

スプレッドには、
タロット作家レイチェル・ポラックが伝える「Dr.アポロのなんでもスプレッド」を使用しています。
以下に、カードとその意味をまとめながら、
この季節にどのような意識で過ごせばよいかを、カードたちの言葉としてお伝えします。


【カードの配置とリーディング】

1. ペンタクルのエース(逆位置)

「見えてはいるが、もっとよく見直すべきこと」

はじまりの兆しが、手の中から滑り落ちそうになっています。
何かを始めようとするその前に、
それが「ほんとうに根づく場所」に種を下ろしているか、
もう一度見直してみてください。


2. ソードのクイーン(正位置)

「まだ意識していないが、学ぶべきこと」

いま必要なのは感情の共鳴ではなく、
冷静さと知性の剣
誰かの期待ではなく、
自分の真理に忠実であることを、女王はあなたに告げています。


3. 世界(逆位置)

「特に注意すべきこと」

すべてがうまくいったように見えるときこそ、
ほんとうに終わったかを確認してください。
成就には、“最後の祈り”のような慎重さが必要です。
いまはまだ、終わりではありません。


4. ソードの5(逆位置)

「この状況から得られる力・資源」

勝ち負けにこだわらなくてもいいのです。
手放すこと、譲ること、
そこにこそ、あなたの芯の強さが宿ります。
争わずして、深い静けさの中にいる力。


5. 魔術師(逆位置)

「今、何をすべきか」

あなたには道具が揃っています。
でも、意志がまだ定まっていないようです。
今回のカードリーディングで一番の警告はこのカードかもしれません。

行動する前に「なぜそれをしたいのか」を明確にすること。

急いで形にしようとせず、
自分が何を“願っているか”を静かに見つめる時間が、いま必要です。


【まとめ】

『小満』とは、
陽の気が高まり、自然界のいのちが“満ち始める”とき。
けれどもタロットは、
始まりの予感を受け取っていても、芽吹きには慎重さが必要と告げています。

「根を深くおろして、芽吹きの時を信じなさい」

「他人との比較・証明を手放せると、大地に根が張れます」


そう語るカードたちの声を、
どうぞ受け取ってください。


次回は『小満』の後半に向けた、オラクルカードによるリーディングをお届けします。

良い日々になりますように。

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