立秋(2026年8月7日~8月22日)のタロットリーディング

オラクルカードメッセージ

二十四節気は「立秋」を迎えました。

立秋とは「秋が立つ」と書きます。

とはいえ、実際には一年で最も暑さが厳しい頃。

蝉は力強く鳴き、照りつける太陽もまだ真夏そのものです。

けれど東洋の暦では、この日から秋が始まります。

目の前の景色はまだ夏。

しかし、大きな自然の流れは、静かに次の季節へ向かっています。

私は、この立秋という季節がとても好きです。

「見えているもの」と「本当に動いているもの」は、必ずしも同じではない。

そんな自然の知恵を教えてくれる節目だからです。

そんな立秋に引いた五枚のカードは、とても印象的なものでした。


今回のカード

  • 意識していること ワンドのクイーン(正位置)
  • 意識していないこと ワンドのペイジ(正位置)
  • 危うし ワンドの10(正位置)
  • 幸運よ 塔(正位置)
  • アクション ソードのペイジ(逆位置)

今回のテーマ

「判断する前に、心を整える」

今回まず目を引いたのは、ワンドが三枚とも正位置だったことです。

ワンドは火のエネルギー。

情熱、創造性、生命力、そして行動力を表します。

今年は算命学でも「丙午」の年。

火の勢いが強い一年です。

その年に、これほど美しくワンドが並んだことには、とても意味があるように感じました。

けれど、その情熱の流れを締めくくるように現れたのが、

ソードのペイジ逆位置。

私は、この一枚が今回の鍵だと思いました。


ワンドのクイーン

成熟した情熱

ワンドのクイーンは、自信にあふれ、生命力に満ちたカードです。

レイチェル・ポラックは、このクイーンを**「火のマスター」**と表現しています。

火は、扱い方を間違えれば、自分も周囲も傷つけてしまいます。

けれど経験を重ねた人は、火に振り回されることなく、自分の情熱を自在に扱えるようになります。

だからワンドのクイーンは、成熟した情熱の象徴なのです。

今回、私はもう一つ興味深いことに気づきました。

このリーディングでは、ワンドが三枚も現れています。

そして、その並びには意味があるように感じました。

最初に現れたのは、ワンドのクイーン。

成熟した情熱です。

次に現れたのは、ワンドのペイジ。

ペイジは「未熟」というより、**「まだ学ぶことを知っている存在」**です。

自分の力を過信せず、「もっと学びたい」「もっと知りたい」という謙虚さを持っています。

そして最後が、ワンドの10。

情熱を燃やし続けるあまり、責任を一人で抱え込み、燃え尽きそうになっている姿です。

私は、この三枚を見ながら、

成熟した情熱を持つことと、何でも一人で背負い込むことは違う。

というメッセージを受け取りました。

本当に成熟した人は、自信を持っているだけではありません。

同時に、「まだ学べる」という謙虚さも持っています。

だからこそ、自分一人ですべてを抱え込まず、人の力を信じ、必要な時には助けを受け入れることもできるのです。

今回、意識しているところにワンドのクイーンが現れ、意識していないところにワンドのペイジが現れたのは、

自信と謙虚さ、その両方を大切にしてほしい。

そんなメッセージだったのではないでしょうか。


ワンドのペイジ

新しい火を育てる

ワンドのペイジは、新しい情熱です。

「やってみたい。」

「面白そう。」

そんな素直な好奇心。

私は今回、

ワンドのクイーンとペイジが並んだことに、とても意味を感じました。

成熟した火があり、

これから育つ火もある。

つまり今回は、

自分だけが燃え続けることではなく、その火を育て、分かち合うこと。

そんな新しい段階へ入る時なのかもしれません。


危うし

ワンドの10

このカードは、とても分かりやすいですね。

責任感。

抱え込み。

頑張りすぎ。

「あと少しだから。」

そう言って、自分を後回しにしてしまうこと。

情熱そのものが問題なのではありません。

情熱を抱え込みすぎること。

それが今回の危うしです。


幸運よ

塔は怖いカードだと思われがちです。

でも今回は、

幸運

に出ました。

だから私は、

「壊れることが幸運。」

と読みました。

思い込み。

古い価値観。

「こうあるべき。」

そういう枠組みが壊れるからこそ、新しい世界が始まります。

立秋もまた、

見えないところで季節が切り替わる節目です。

だから今回の塔は、

終わりではなく、

始まりのカード。

なのだと思いました。


アクション

ソードのペイジ逆位置

今回、一番考えさせられたカードでした。

アンソニー・ルイスは、

このカードを

「偏った知性」

「裏工作」

「疑い」

「攻撃性」

という現実的な現象として説明しています。

一方、レイチェル・ポラックは、とても興味深いことを書いています。

彼女は、

「信頼できる人とリラックスすることを学ぶ。あるいは逆に、不安や攻撃性が強まる。」

そして、

「どちらになるかは、他のカードとの関係による。」

と言っています。

私は、この一文が今回のリーディング全体を理解する鍵だと思いました。

前の四枚は、

すべて

「新しい可能性」

「古い価値観からの解放」

を応援しています。

だから今回のソードのペイジ逆位置は、

「今は決めるな。」

という意味ではありません。

私が受け取ったのは、

「心が整っていないまま、結論を急がないこと。」

というメッセージでした。

人は不安になると、

早く答えを出したくなります。

安心したくなるからです。

でも、その焦りが判断を曇らせることがあります。

だから今回は、

判断する前に、

まず心を整える。

信頼できる人と話す。

少し肩の力を抜く。

そうすることで、

本当に自分らしい判断が見えてくるのでしょう。


コラム

正しい選択は、静かな心から生まれる

前回、大暑のリーディングでは、

私はこんな言葉を書きました。

「傷が癒えるとき、人は正しい選択ができる。」

今回の立秋のカードは、

その理由を教えてくれたように思います。

正しい選択ができるのは、

頭が良いからではありません。

たくさん知識があるからでもありません。

心が静かだからです。

焦っている時。

怒っている時。

不安な時。

人はどうしても早く答えを出したくなります。

でも、その答えは、

本来の自分の声ではないことがあります。

だから今回のカードは、

「判断する前に、心を整えましょう。」

と教えてくれているのです。

立秋は、

目に見える季節と、

本当に流れている季節が重ならない時期です。

人生もまた同じなのかもしれません。

今はまだ真夏のように見えても、

内側では次の季節が始まっています。

だから焦らなくても大丈夫。

心が静かになった時、

進むべき方向は、

自然とはっきり見えてくるのでしょう。


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人生には、「どうしたらいいのだろう」と立ち止まる時があります。

そんな時、カードは未来を決めるものではなく、今の自分では気づきにくい視点を映し出してくれます。

葉山碧の館では、お一人おひとりのお話を丁寧に伺いながら、カードを通して今のテーマや、これからの一歩を一緒に読み解いています。

もし心を整理したい時や、大切な選択の前にご自身の気持ちを見つめたい時は、どうぞお気軽にご相談ください。

心が整うと、景色は少しずつ変わり始めます。

その一歩をご一緒できれば幸いです。

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