期間:2026年7月30日~8月6日
二十四節気「大暑」も後半に入りました。
七十二候では、ちょうど今は「土潤溽暑(つち うるおうて むしあつし)」。
その名の通り、大地が潤い、一年で最も蒸し暑さが厳しく感じられる頃です。
そして8月2日頃からは七十二候が「大雨時行(たいう ときどき ふる)」へと移り、夕立が増え始めます。
暑さはいよいよ盛りを迎えていますが、暦の上では立秋もすぐそこまで来ています。
自然は静かに、次の季節への準備を始めているのです。
そんな大暑の後半に、三枚のオラクルカードを引きました。
前回の大暑のタロットリーディングでは、
「傷が癒えるとき、人は正しい選択ができる。」
というメッセージを受け取りました。
今回のオラクルカードは、その意味をさらに深く教えてくれているように感じます。
今回のテーマ
「癒え始めるとは、反応が変わり始めること。」
今回引いたカードは、
- 原因・テーマ:Heal the Ouch(逆位置)
- 今取り組むべきこと:Wide Open(正位置)
- 現時点での結果:Stuck in the Mud(逆位置)
という三枚でした。
この組み合わせを見た瞬間、とても印象的だったことがあります。
それは、一枚目と三枚目が逆位置なのに対し、真ん中だけが力強く正位置で現れたことです。
まるでカードが、
「過去の傷よりも、今ここにある可能性を見てください。」
と語りかけているようでした。
原因・テーマ
Heal the Ouch(逆位置)
このカードは「傷を癒しましょう」という意味だけではありません。
解説には、
- 古い痛みを手放すこと
- 深い許し
- 自分自身を愛すること
- 人間の不完全さを受け入れること
が書かれています。
私はこのカードを何度も見ていますが、不思議なくらい繰り返し現れます。
きっと私だけではなく、多くの人が人生の中で同じテーマを何度も経験するのでしょう。
でも今回、私は少し違う見方をしました。
このカードは、
「まだ傷があります。」
と言っているのではなく、
「傷から生まれた反応の癖が残っています。」
と言っているように感じたのです。
今取り組むべきこと
Wide Open(正位置)
今回唯一、正位置で現れたカードです。
解説には、
「夢を実現できる。」
「視野を広げる。」
「あなたのユニークな声を表現する。」
とあります。
私はこのカードを見て、
「もっと頑張りましょう。」
というメッセージではないと思いました。
むしろ、
「もっと広い景色を見てください。」
という優しい呼びかけのように感じます。
傷だけを見つめ続けていると、世界はとても狭く見えます。
けれど少し顔を上げると、
今まで見えなかった道や、新しい選択肢があることに気づきます。
それが、このカードの「Wide Open(大きく開かれた世界)」なのではないでしょうか。
現時点での結果
Stuck in the Mud(逆位置)
このカードも、比較的何度も繰り返し現れるカードです。
泥にはまり、身動きが取れなくなる。
そんな状態を表しています。
でも今回は少し違って見えました。
泥にはまっているのではなく、
「泥にはまる歩き方」が残っている。
そんな印象を受けます。
人生では、同じような出来事が何度も起こります。
けれど、本当に大切なのは出来事ではありません。
その出来事に対して、
自分がどう反応するか。
そこなのだと思います。
エリザベス・キューブラー=ロスが教えてくれたこと
前回の記事でも少し触れましたが、私は精神科医エリザベス・キューブラー=ロスの著書『人生は回る輪のように』がとても好きです。
彼女は終末期医療の現場で多くの患者さんと向き合い、「悲嘆の五段階」という考え方を世界に広めました。
その五段階とは、
- 否認
- 怒り
- 取引
- 抑うつ
- 受容
です。
ここで大切なのは、「受容」とは悲しみが消えることではないということです。
大切な人を失った痛みが、ある日突然なくなるわけではありません。
傷が完全に消えるわけでもありません。
それでも、
「この出来事は私の人生の一部なのだ。」
と静かに受け止められるようになる。
痛みを抱えたままでも、もう一度歩き始められる。
それが受容なのだと、キューブラー=ロスは教えてくれました。
今回のカードも、それと同じことを伝えているように感じました。
癒え始めるとは、反応が変わり始めること
今回のカードを見ながら、一つの言葉が浮かびました。
「癒え始めるとは、反応が変わり始めること。」
傷がなくなることではありません。
同じ出来事が起きても、
「あ、私は今、昔と同じ反応をしようとしている。」
そう気づけるようになることです。
その小さな「気づき」が、新しい選択への入り口になります。
前回のタロットでは、
「傷が癒えるとき、人は正しい選択ができる。」
というメッセージを受け取りました。
そして今回のオラクルカードは、その理由を教えてくれました。
正しい選択ができるようになるのは、
傷が消えたからではありません。
傷だけを見ていた視野が広がるから。
だから今までとは違う道を選べるようになるのです。
おわりに
大暑の後半は、一年で最も暑さが厳しい季節です。
それでも自然は、静かに秋への準備を始めています。
私たちの心も、それとよく似ています。
表面では何も変わっていないように見えても、内側では少しずつ変化が始まっているのかもしれません。
もし今、同じことで悩み、同じような出来事を繰り返しているように感じている方がいらしたら、ご自分を責めないでください。
もしかすると、その変化はまだ小さくて気づきにくいだけなのかもしれません。
傷が癒えるとは、傷が消えることではありません。
同じ出来事が起きても、今までとは違う反応を選べるようになること。
その静かな変化こそが、新しい人生の始まりなのだと、今回の三枚のカードから教えられたように思いました。
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